瀧「高賀六社」


FavoriteLoadingお気に入りに追加

瀧神社「高賀六社」高賀山 こうかさん (1224m)の麓 標高420m

山は神聖なもの、清浄であり、神がすむ。穢れは、高いところから川に流れ、海に注ぎ、海底で飲み込まれ浄化される。「大祓詞」にある瀬織津姫の存在。瀬織津姫は水の神。
自然の事象は、星の動きから学び、魔物が起こすとされていた。また、天狗や鬼が棲むとも言われている。仏教では天狗道があり、堕落したものが落ちる世界だとされた。天狗が神格化したのは、江戸時代からである。牛や馬のかたちをした鬼伝説もある。それが牛頭天王。蛇は弁天。狐は稲荷。木曽地方では白い雨が降る「蛇抜け」。俚諺として語り継がれ沢を蛇が抜けていくとされている。おそれられる=神、崇められるとなったのでしょう。さらに「さるとらへび」の魔物伝説が高賀山(こうかさん)にある。

奈良時代、元正天皇の頃(養老元年717年)に創建された高賀神社。平安時代の村上天皇の頃、「さるとらへび」の魔物が棲んで洪水や干魃を引き起こしているとの事。藤原高光が追討した。藤原高光は、三十六歌仙の一人。従五位上。高賀六社を建て、鎮めた。滝神社は滝大明神ともいう。御神体は、弓矢と剣。御祭神は、一.水園象女之尊(みなさめのみこと)二.瀬織津比咩尊(せおりつひめのみこと)三.八百万神(やおよろずのかみ)。十一面観音、不動明王、虚空蔵菩薩 これら三体が納められている。古い神明帳には「赤瀧明神」と記されている。拝殿の近くに「権現滝」がある。滝が村の人によって守られている。

さて、道中、さまざまなものを見つける。例えば「美人多し」それから鳥居前に「熊出没」。これは流石に腰を引いた。先日、別の場所で体長100cmほどの小グマをみたから。石段220段。女坂で細い道を車であがることはできるが。見上げると、大木が天を囲っているように。苔むしてるので霧が出ればさらに神秘的になるだろう。登りきったところに神殿と御神木がある。それが一番ビビッときた。まさか、こんなところに来る人はそうそういないと思ったのだが、私の前に一人、そして参詣終わり頃、一人(女性)が。なんというか、体感の余韻が残る凄いところだと思う。

岐阜県は山岳が多く、ぎふ百山(120)や続ぎふ百山(130)がある。奥穂高岳や槍ヶ岳は、高山市と長野県の境界にある。また、7つの県と隣接し、県境の山が多い。山が多ければ、もちろん滝も多いはずである。

 

 

 

プロフィール

Avatar photo
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ