別所温泉「幸村の隠し湯」


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上田市は、真田三代《真田昌幸・信之・信繁(幸村)》の郷である。別所温泉は標高約570mにある信州最古の温泉地で、景行天皇の御代、日本武尊が7か所に温泉を開かれた「七苦離の温泉」。近くに安楽寺、常楽寺、北向観音の北条氏ゆかりの古刹があり「信州の鎌倉」といわれる。平安時代に清少納言が随筆『枕草子』(能因本)で「湯は七久里、有馬の湯(兵庫県)、玉造の湯(島根県)」(三名泉)と賞賛している。平安時代末期には木曾義仲が入湯した。鎌倉時代には塩田平を本拠とした塩田北条氏建立による国宝八角三重塔を有する安楽寺や北向観音が創建された。戦国時代には上田城主・真田氏とその家臣団が入湯していた。「御湯坪」は近代に共同浴場「大湯」となり現在に至っている。共同浴場(外湯)を中心に「大湯」「大師湯」「石湯」がある。大湯は木曾義仲、大師湯は円仁(慈覚大師)、石湯は真田幸村ゆかりの湯として知られている。2004年7月には足湯「ななくり」、2012年2月には足湯「大湯薬師の湯」が設置された。

松本市の隣で長野市や軽井沢町に近い。南部は美ヶ原がある。北部に菅平があり、中央に別所温泉がある。別所温泉は、電車でアクセスでき、こじんまりとした温泉街。よいところは、外湯が朝6時から入れること。真田幸村ゆかりの「石湯」に浸かった。池波正太郎は小説『真田太平記』で「真田幸村が「石湯」に入湯していたと著している。弱アルカリ性の単純硫黄泉。どちらかというと「岩湯」の雰囲気。内湯と露天があり、熱すぎず長湯できる。体を癒やしながら、歴史ある北向観音、安楽寺、常楽寺、別所神社などを観覧できた。静かで落ち着きのある街、いいと思う。

「岳の幟」「北向観音」については、こちらの記事で。(ただいま、まとめ中)

別所温泉の顔「大湯」

大師湯

石湯 「真田太平記」池波正太郎の標石

写真撮影禁止なので、サイトさんから拝借しました。石湯は、内湯と露天がある。内湯は岩の湯のよう。真田幸村の隠し湯。熱すぎず、長湯できた。露天もある。

足湯「ななくり」

 

「七草の湯」旅館・ホテルがある。お湯を楽しみながらおもてなしの食を。ここから「安楽寺」エリアへ。散策で満喫できた。まさに「信州の鎌倉」。

涼を感じる。秋冬はわびざびも。

信州最古の禅寺 鎌倉仏教の曹洞宗「安楽寺」座禅体験はいかが。国宝「八角三重塔」が拝観できる。


高野槙の巨樹

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ