ジョン・エリオット・ガーディナー(1943.4.20 – )


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ジョン・エリオット・ガーディナー(1943.4.20 – )

ガーディナーというと、古楽演奏と速い軽い音楽で賛否がわかれる。それが、ガーディナーの音楽。こんな事言うと、怒られるかもしれないが、Z世代は、YOUTUBEなど、1.5倍速でみているそうだ。音楽は時間なので、1.5倍速く終わることになるのだが。その余韻は? ガーディナーの第九は、当時、59分。最速だった。2分の2拍子的な音楽も悪くない。ベートーヴェンが重いという人は、これらの演奏を聴いてみるとよいだろう。最近は、65分前後の演奏が多い。CD1枚の収録時間の74分のエピソードとして「カラヤンの第九」が1枚におさまるようにフィリップスとソニーが協議されたから。ただ速いのでなく、メリハリをきかせている。

1990年代、ガーディナーが来日した92年頃、東京公演で聴いたことがある。たしかチケットは35000円だった。プログラムはベートーヴェンのシンフォニーだった。他には、バッハのクリスマス・オラトリオの録音が秀逸。バッハ没後250年記念の2000年にモンテヴェルディ合唱団、イングリッシュ・バロック・ソロイスツを率い、ヨーロッパやアメリカ各地で週一回のコンサートを1年かけバッハの全教会カンタータを演奏するというとんでもない企画を遂行した。200曲近くある。その録音はアルヒーフからカンタータ全集として発売されるはずだったが中断され、ガーディナーは新レーベル「Soli Deo Gloria」を設立し発売できた。56枚CDの全集は金字塔。

 

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ