2015.10.25(日)14時 ジョジョクラシック ブラームス 「秋のソナタ」vol.109


FavoriteLoadingお気に入りに追加

ジョジョクラシックは、クラシック音楽でリラックスできる60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホ タブレットは専用アプリ(TuneIn Radio)。 設定方法 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】ブラームス クラリネット五重奏曲ロ短調作品115
クラリネットソナタ 作品120-2 変ホ長調 より 第2楽章

【トピック】秋のブラームス 織りなす風景に重ねてしまう。
クラリネットの音色は、オーボエなどのように音域によって均一の音色とは違い シングルリードで、音域が約3オクターブ半と広い。表現力が豊かなので、オーケストラにおいては重要な役割を持っています。また、吹奏楽においては中心的な地位を占めています。深い地を這うような野太い音から、よく通る鋭い高音までが特徴。
シャリュモー(野太い音) ブリッジ(喉の音) クラリオン(明るく開放的) アルティッシモ(鋭い音) 音域に分かれている。パーツは、吹口の側からマウスピース、バレル、管体、ベルに分かれている。マウスピースには、リードがリガチャーによって固定されている。

ブラームスは クラリネット曲をつくるが それは モーツァルトが奇しくも クラリネット曲をつくってから100年経ったときであった。クラリネット五重奏曲は 動機を丹念に織りなしていく ブラームス晩年にみられる。
簡単な動機のみで曲をつくるのは、後のシェーンべベルクの「12音技法」先駆的な技法を提示していたのだ。
後期の作品の例えば、ヴァイオリンソナタ3番 1楽章などは 動機を活かした技法なので 一度聴いただけでは 印象に残りにくいかもしれない。さて、クラリネット五重奏曲は見事に完結している。情緒を盛り込む。この曲の聴きどころは クラリネットの低音から高音へのはね上げるようなパッセージ。
そして 渋い低音。特に第2楽章の中間部、カデンツァ風にすすむところが美しい 弦楽はトレモロなど引き立て役にまわっているが 次の変容をみせていて クラリネットの魅力をひきだしている。ゆっくり聴こう。

??????????

クラリネット五重奏曲ロ短調

クラリネットソナタ 変ホ長調 作品120-2

プロフィール

Avatar photo
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ