典雅な響き チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調


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ヘルマン・ポールが「クラヴィチェンバルム」(clavicembalum)という楽器を発明したのが1400年前後 撥弦楽器 弦をつまびく機能を有した。一方mリュートという楽器も撥弦楽器のひとつである。ここから ギターやチェンバロ ピアノに派生していったと思われる。他には、実際に リュートチェンバロという楽器も発明された。リュートは、音量が小さい事や、次々に交代する和音の連続に対応できない事から リュートギターという楽器が発明されたが あまり使われなかった。

1700年前後 イタリアの クリストフォリが ピアノフォルテを発明した。54鍵盤(C-F)チェンバロと同じ数。バッハの時代 (52鍵盤 A-DES)から54鍵盤が主流となった。

フォルテピアノ等の 打弦楽器が主流にとってかわる事になった。音量が大きく 新しい器楽表現であり 独奏楽器としても発達する。これは 楽器製作者の功績を讃えるべきであろう。

打弦楽器 ハンマーが弦を打つ 強弱が つけられるよう ハンマーが改良されていった。最初は、柔らかいハンマーだから木のフレームでも 弦が切れる事がなかった。そして 運搬できた。スクエアピアノという。モーツァルト ハイドンの時代である。63鍵盤だった。

ベートーヴェンは エラール(69鍵盤 F-C )や ブロードウッド(73鍵盤 C-C ) グラーフ(78鍵盤 C-F )から 楽器を使った。 おして 最高音が拡大されFになっていた。再低音は Eから下 Cまで拡大された。ハンマークラヴィアソナタ 32番ソナタ等 CーF
ベートーヴェンとリストは コンサートには ピアノが3台位運ばれていた。
強い音を弾くと 弦がきれてしまう 響板に鋼鉄のような強度はなかったが、改良されていった。

ショパンは プレイエル(82鍵盤 C-A )幻想曲ヘ短調等 B♭ー F
リストは ベヒシュタイン(85鍵盤 A-A )
ベーゼンドルファー(88鍵盤 A-C)等 メーカーにこだわらず演奏した。ピアノソナタロ短調等 H-F♯

ここではじめて 88鍵盤が登場する。ベーゼンドルファーは インペリアル という
さらに 96鍵盤の鍵盤のモデルが考案され 設計された。

パイプオルガンが 最低音が ピアノより 多いので それに模したかたち。
しかし 実際 演奏で使われることはまれで それらの弦があることで 共鳴しやすく 音の響きがゆたかになるような効果がある。

さて、先日 バッハのチェンバロ協奏曲の フルート用の編曲について 談義した。
2台のピアノのための協奏曲に編曲されてもいる。フルートなので 単音なのだろう。
リトルネロ形式の協奏曲で 名曲のひとつである。演奏できたらいいなと思う。

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プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ