風の宮「龍田」


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風の神に お願いに行く。風に感謝するとともに 風の恵みを多く受けられるように願って。

思えば、令和元年5月 伊勢神宮を参拝したが 外宮 風宮 内宮 風日祈宮 風に因んだ神がふたつある。
垂仁記によれば「神風(かむかぜ)の伊勢の国は常世の波の敷浪の帰する国なり。この国に居らむと思ふ」

龍田川は 万葉集に出てくる 秋に風情のあるところ。上流を生駒川(いこまがわ)、中流を平群川(へぐりがわ)で大和川に合流する。
三室山は紅葉の美しさから、歌枕として古来より多くの和歌に詠まれ百人一首では二首撰ばれている。

そこで一句「ちはやぶる神世も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」(古今和歌集 在原業平)

私たちは、風に恵みを得てきた国。文永・弘安の役での二度にわたる元寇では神風が吹き、撤退させた。
大東亜戦争のときは、神宮の神域に被害がなかった。また、伊勢湾台風でも神宮には被害がなかったという。

祭神「龍田風神」 天御柱大神 国御柱大神 別名、志那都比古神(しなつひこのかみ)と志那都比売神(しなつひめのかみ)で 伊勢神宮の 内宮 風日祈宮 外宮 風宮がそう。

創建 約2100年前の第十代、崇神(すじん)天皇の時代。全国で疫病が流行り凶作が続いて国が騒然としていたときに、天皇の夢に神があらわれ
「わたしを朝日の日向かう処、夕日の日隠る処の龍田の立野の小野に祀って欲しい」というお告げがあり
夕日の日隠る処「西」つまり龍田に、社を祀った。すると、疫病が鎮まり、豊作に転じたという。

龍田大社の祈祷参集殿は五行の色で作られている。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ