渋温泉「九湯巡り」


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渋温泉 信州平穏(ひらお)温泉とよばれる。1300年前に行基が発見したとされる。戦国時代には武田信玄の隠し湯のひとつであった。武田信玄の寄進によって温泉寺が開かれ、川中島の戦いの折には傷ついた兵士を療養させた。江戸時代には、佐久間象山、小林一茶、葛飾北斎らの文化人が訪れた。

地元の人は、毎日利用する外湯(共同浴場)が九つ。 昔から大切に守られてきた外湯を宿泊するお客様にも解放し、渋の湯の恵みを楽しんでいただけるのが「九湯めぐり(厄除巡浴外湯めぐり)」。祈願手ぬぐいにスタンプを押しながらめぐる。最後に温泉街を見下ろす「渋薬師庵」へ参詣して印受すれば満願成就。九(苦)労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるとされている。http://www.shibuonsen.net/index.php

渋温泉の旅館35軒と 外湯9ヵ所 一番湯・初湯、二番湯・笹の湯、三番湯・綿の湯、四番湯・竹の湯、五番湯・松の湯、六番湯・目洗い湯、七番湯・七操の湯、八番湯・神明滝の湯、九番湯・大湯とあり、それぞれ泉質・効能が異なる。温泉街はまとまっている。一番先には 温泉寺があり その左側には 石段をのぼって「蔵王堂」(横湯薬師)その中ほどには「渋高薬師」がある。

志賀高原 散策の折 立ち寄ってみる。草津温泉もあるが、ここ「渋温泉」に寄ってみたかったのだ。湯あたりしないと聞くが本当にそうだった。熱いお湯だが、さっぱりとしていて丁度よい。

もうひとつ いい話を。温泉街 真ん中あたりの「えびす神社」を参拝した後 散策していると、住職とおぼしき瀬戸内寂聴似の尼さんが声をかけてこられた。御歳86歳、つややかで美しく矍鑠としている。60年もここ平隠にいるそうだ。何分くらいかな、お話をいただく。しっくりくると言うか 心をとらえる話ぶりに驚いた。このきつい石段を登り下りしていた。お話をいただきありがたい。

温泉で体の疲れを癒しに来たのだけど 心の洗濯も一緒に行われたような気がする。

歴史の宿「金具屋」がある。登録有形文化財 昭和11年建築。

http://www.kanaguya.com/

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ