ショパン/即興曲第3番変ト長調作品51


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ショパン/即興曲第3番変ト長調作品51

1842年作曲 8分の12拍子(3連音符×4)舟歌風の詩曲。

5241の重音で ソプラノを美しく奏で しかも軽さ 重さのニュアンスを備え 丁寧に弾くこと。

中間部の 変ホ短調が 哀愁を帯びている。特に左手のバスが チェロのように 雄弁に語る。それを右手で包むように。
八分音符の間に右手の3連音符が絡むところが複雑だが 聴かせどころになる。ハーモニーを感じて。

即興曲の世界。シューベルトで知られているが ショパンの即興曲も 独特のものがあり じっくりと聴いてみたい。
仲道郁代のCDがある。

第2番は嬰へ長調作品36で対照させたのではないかな。

Charles Richard-Hamelin – F. Chopin “Impromptu in G flat major, Op. 51”

序奏は 柔らかく 詩的。一見なんでもないようなフレーズがショパンならでは。穏やかな日差しが包むように。

左手は跳躍があるが 黒鍵を使うことで負担が和らげあられている。

中間部は 主題部と対照的に 寂寥感があり 低音部のバスを響かせること。右手は 左手の旋律を濁らせてはならない。穏やかながら 感情をこめて。

コーダ 最後の3小節。左手のバスをよく聴いて。物語の終わりを考えて。
弾き終わった後 手元に感情が残っているかのような余韻が。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ