太融寺「大銀杏」樹齢300年


FavoriteLoadingお気に入りに追加

太融寺と「大銀杏」樹齢300年 木霊(こだま)が宿り大切に祀られてきた。枝が力強く高さのある一本の木に圧倒される。手を合わせる人の姿。

太融寺の歴史 弘仁12年(821年)に弘法大師が嵯峨天皇の勅願により創建。本尊は、千手観世音菩薩。嵯峨天皇の念持仏を下賜され、皇子河原左大臣源融公がこの地に八町四面の「七堂伽藍」を建立された。その境内は広く太融寺町、堂山町、神山町等におよぶ。元和元年(1615年)大阪城落城のとき兵火で全焼した。
元禄年間に本堂、南大門など25棟が復興。昭和20年(1945年)6月、空襲で全焼するが、千手観世音菩薩は難をまぬがれた。
戦後、本堂、大師堂、一願堂、護摩堂、宝塔、客殿、本坊、庫裡、鐘楼等が再建、今日に至る。淀君の墓所がある事でも知られている。

道路にはりだしている大銀杏は「龍王大神」(雄神)太融寺の境外社で、境内社「白龍大神」(雌神)と対照とされる。
空襲時、太融寺や隣にある野崎町の東梅田教会が全焼したが、火がこの木の前でとまったという。

戦後、再開発の一環で道路拡張のためこの木を切ることになったが災難がふりかかった。街を守った大木を切る事は、その報いを受けることになる。
見えないけど 大切なことがある・・・

根元には緑の稚木が生えていた。思わず手を合わせた。

プロフィール

Avatar photo
nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ