ヴァイオリンコンサート&公開講座「高みにある音」武蔵野音楽大学
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ヴァイオリンコンサート&公開講座「高みにある音」2023.10.10
武蔵野音楽大学ブラームスホール 崔 文洙(ちぇ むんす)氏
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
パガニーニ:「うつろな心」による序奏と変奏曲 Op. 38
出演者
崔 文洙(ヴァイオリン)Munsu CHOI
水野ゆみ(ピアノ)
公開講座
サン=サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番
ショーソン 詩曲
武蔵野音楽大学 「のだめカンタービレ」 – 原作の桃ケ丘音楽大学のモデル 1929年創立、1949年、新制大学発足での日本ではじめて音楽大学を認可された大学。江古田新キャンパス2017年竣工。ベートーヴェンの塑像が。ブラームスホールは永田音響設計による席数400のホール。オンラインチケットが便利だと感じた。
崔 文洙(ちぇ むんす)氏は海外での活躍はもとより、帰国後、小沢征爾氏に認められ新日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスター、また大阪フィルハーモニー交響楽団の首席客演コンサートマスターをつとめ、今年度から武蔵野音楽大学の客員教授。ヴァイオリンの音は格別。「高みにある音」名器「アマティ」が、色彩豊かに響く。バッハの無伴奏は、ヴァイオリン一台での色彩溢れる世界。ヴァイオリンは2つの音を長い時間同時に鳴らすのが難しい。また、開放弦の音とそうでない音の音価が違ってくる。強弱と、声部の謳わせ方。バッハの不協和音的な音も絶妙で心情を投影する。一つ一つの音を大切に。フランクはオルガンの重厚な世界を表現した。傑作のこの曲はヴァイオリンを支えるピアノの役割が大きく、時にはヴァイオリンとピアノが同じ音価でたたかわせる場面もあり、技巧的にも最高を要する作品。ヴァイオリンの音が あんなにコントロールできたら。ボーイングが肝。アコーディオンなら蛇腹。そのコントロールは大変なことであり音を作る事から。ピアノは指を押せば音が出てしまうので音の流れを考える方だが。
レクチャで コンサートのプログラムとしてもコンクールの課題曲としても有用な曲
サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番:ヴァイオリンとピアノ伴奏版による 先生の要求する音を出そうと頑張っていた。その場で音が変わったのがはっきりとわかるのに驚き。
技巧的に難しい曲だが、単調にならないように。低音の出し方、弓の体重ののせかた、イメージの膨らませ方など。早いパッセージを丁寧に弾くように。
ショーソンの詩曲:詩情あふれる傑作。フレーズの最初をどう弾くか考える。上行、下行の音の向きと強弱のバランス。また、質問が出て弾く時の体幹としてのバランスの事。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ
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