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バッハ「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639


.「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639

バッハ(1685~1750)はワイマール時代と呼ばれる時期(1708~1717、23~32歳)に、ザクセン=ワイマール公国の宮廷オルガニスト、後に宮廷楽団楽師長に就任し、若きオルガニスト・ヴィルトーゾとして活躍し、有名な「トッカータとフーガニ短調BWV565」などを残している。
この時期のオルガン小曲集BWV599-644として、ルター派讃美歌の前奏曲として45曲(46曲?)のコラール・プレリュードを作った。

讃美歌というと「主よ人の望みの喜びよ」が 代表的だが この他にも たくさんある。
アンヌ・ケフェレックはフランスのピアニスト。浜松国際ピアノコンクールの審査員をつとめ 「ラ・フォル・ジュルネ2017」 びわ湖 東京 にも出演し 巨匠としての風格を備える。

コラール前奏曲「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」
“Ich ruf zu dir,Herr Jesu Christ.” BWV639


もともとの讃美歌

わたしはあなたに呼びかけます、主 イエス・キリストよ、
わたしは願います、わたしの嘆きをお聞きください
この日々の間、私に恵みをお与えください、
わたしをどうか怯えさせないでください。
真の道(信仰)を、主よ、わたしは思います、
あなたはわたしにそれを与えることを望んでいると、
あなたの為に生き、
わたしの隣人に役立ち、
あなたの言葉をそのまま守る為に。

タルコフスキー監督の「惑星ソラリス」(1972年、ソ連)で テーマ曲だった電子音楽編曲でこの曲があった。タルコフスキーの映画は原作以上に「人間とは何か」という哲学的とも宗教的ともとれる「問い」を突きつけている。

そこに流れるバッハのコラール・プレュードBWV639が 素朴な美しさを湛えていて、胸に響く。