「ルーベンス展~バロックの誕生~」国立西洋美術館


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「ルーベンス展~バロックの誕生~」国立西洋美術館で鑑賞。

朝から不忍池周辺を散歩。蓮池の冬景色と鳥。上野恩賜公園をへて東京文化会館に着く。ここからはランドマークの東京スカイツリーが見える。

70点の作品展示(ルーベンスと関連の絵画も展示)を鑑賞。今回、晩年の大作「聖アンデレの殉教」がみものだ。それから、宗教画のなかでも普段みられない作品が何点か展示。
男女のタブーとされている作品。人間の肉体美を賛美する一方、恐ろしいまでのリアルな表現。それがルーベンスの絵。
カタストロフィーの奈落の底に突き落とされるような殺戮や磔の絵画。ルーベンスの真実の吐露を見逃してはならない。

私の注目は「キリストの降架」「キリストの昇架」。ベルギーのアントワープ聖母大聖堂に所蔵されている。いつか見たいなと思う。

アニメ「フランダースの犬」のラストシーンを思い出す。少年ネロは画家をめざしていたが絵が売れず貧しい生活をしていた。いつも憧れは、ルーベンスのキリストの4枚の絵。
そのうち2枚の絵はどうしても見ることができなかった。最後は力尽きて、祭壇の前で眠るように息をひきとる。愛犬パトラッシュの表情が何とも言えない。
天使とパトラッシュがネロをマリアさまのところへ昇り連れてゆく。あのアニメーションと絵本で号泣した。
何が悲しかったのかというと、ネロがお金を払えず見られなかった絵のこと。「神様は、どうして私にあの絵を見せてくださらないのですか?」
それが「キリストの降架」「キリストの昇架」・・・いつか見たいな。

ショップで「フランダースの犬」のファイルを購入、とても嬉しい。この青が好き。
何か自分にも遺せたかな。

神話とファンタジーと現実。混沌としたなかに私たちは生きている。
生きているから 悲しいんだ。苦しいんだ。楽しいんだ。そして、喜びがある・・・

やっぱり凄い ルーベンスの絵に感動。

やっぱり アントワープ 大聖堂で あの2枚の絵が公開になる時 実際に見てみたい。そして、大聖堂に響くオルガンの音色。きっと 忘れられないものになるんだろうな。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

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