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那智の滝(世界遺産)被害の爪痕


最近 「那智の滝」が 某ニュース番組に登場することがあります。
明確な理由が・・・支援が必要なのです。復興していないのです。

現地に行ってきました。140km 山越えの道 3時間くらいかかります。
紀伊山地の山道、崩落は免れない。
迂回路、あるいはトンネルを敷設し、国道168号線(奈良県五條市~和歌山県新宮市)が通りやすくなっていたのは驚きです。

新宮から20km足らず 国道42号線から5kmくらい山に入っていくと 突如 大きな滝つぼが眼前にあらわれ 驚いた。そして音も聞こえる。高さ133m これほどの落差の滝は そうない。

素晴らしい光景でした。カメラにおさまりません。このパノラマ・・・
しかし 下に目をやると、滝の一部が損壊しております。かなり広い範囲です。
2011年9月の豪雨災害の爪痕です。
(当時、橋本は 紀ノ川が氾濫し 南海高野線の橋梁が破損し高野山へ直通できなくなり不通となった。4ヶ月以上かかった)
那智の滝から支流の那智川が氾濫し 現在は工事の最中で 復興が進んでいません。
クレーン車などが小さく見えるのは それだけ 那智の滝のスケールが大きいのです。
本当に痛々しいです。何か支援できることはないかと思います・・・

希望があります。滝は滝のままでいる。滝壺が枯れることがなく、水の音がやむことはない。
水の音うるさいと思わないで そのうち雑念もほぐれていきます。
いつからか 自然が作り出したものです。
ここに「熊野詣」があり 代々天皇が熊野神社を信奉してきたことがうかがえる。

道中、トルコ(ターキッシュ)からフォトグラファーが来ていて 英語で少し話しましたが 彼は熊野古道を歩くといってました。時間があるなら人が自然の中で過ごすのが一番でしょう。

滝に数百メートル離れていますが 水しぶきがきます。飛瀧神社のご神体がある。

マイナスイオンが ふりそそぐ 15分もいれば 体が軽くなっている・・・

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瀧の下から 川道の復旧をのぞみます

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