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【曲予定】スクリャービン 幻想曲ロ短調作品28 ピアノ協奏曲嬰ヘ短調作品20 練習曲嬰ハ短調作品42-5 ポロネーズ変ロ短調作品21 交響曲第5番「プロメテウス」~「色光ピアノ(クラヴィエ・ア・リュミエール)」による~
ショパンを敬愛し ピアノの達人となった。作曲もはじめ モスクワ音楽院に入学する。同級生はラフマニノフで しのぎを削った。作曲の特徴は前期と後期に分かれる。
練習曲には 傑作がある。作品42-5 これは ショパン風にいえば 「木枯らしのエチュード」のように思える。ただ アルペジオでなく 重音で綴る ピアニスティックな作品。エフギニーキーシンがよく演奏している。
ピアノソナタ第4番までは前期 これ以降 神秘和音等 詩的な音楽が主になる。もともと スクリャービンは 長大な作品をつくるよりも 少しのモチーフを展開していく作品が多い。時代的にも ピアノソナタが量産される時代は終わっており 単一楽章のソナタや 性格的小品の中に価値を見出していた。ショパンでいえば マズルカが 生涯作曲し続けたが スクリャービンにとっては 前奏曲が 彼の宝石のような世界。
ラフマニノフとは対照的に 華やかな作曲家というよりは、ピアノの真髄を探求する教師であった。スクリャービンもまた 音の色 和声 ピアノに対する美学で独自の世界を築き上げた。こちらは、ベヒシュタインのピアノ。
幻想曲ロ短調作品28 ロマン的であり ロシア的な重厚な響き 「焔は燃えている」 初期の代表的作品。
ポロネーズ変ロ短調 作品21 ショパンのポロネーズ 第5番嬰ヘ短調 や ラフマニノフ 前奏曲ト短調 作品23-5 alla marcia に似た雰囲気を持つ。
練習曲 作品42-5
ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 作品20 唯一のピアノ協奏曲 美しい音楽 左手の超絶技巧が効果的。
交響曲第5番 「プロメテウス」 調性が無い 独創的な作品。楽器編成に 「色光ピアノ(クラヴィエ・ア・リュミエール)」 混声四部合唱 ハルモニウム 打楽器等 増4度音程の重なりの神秘和音が使われている。
ハ調 赤
ト調 オレンジがかったバラ色
ニ調 黄色
イ調 緑色
ホ調 青色、白みがかった
ロ調 ホ調に似ている
嬰ヘ調 青、鮮やかな
変ニ調 スミレ色
変イ調 紫がかったスミレ色
変ホ調 メタリックな光沢を持った金属的な色
変ロ調 ヘ調赤、黒ずんだ