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ライアーゲーム


私たちは 日常 人と関わって生きている。いや 一人で生きている人が、3千万人程いる。
家にずっといるならば それでいい。が 買い物に行ったりすれば 人に出会う。知らない人ならホットするかもしれないが。知っている人だと あいさつしなきゃな~と思ったりして。他者のための自分がいることに気がつく。同時に 自分も他人を見ているのだから。

「ライアーゲーム」人は騙しあうしかない≒人は信じあうもの をテーマにしたドラマで 本当かうそなのか微妙な心情の動きが見える。自分が生き残るためには 人にどうぞ と言える人はなかなかいないと思う。

この「神崎 直」はそれを貫き通すことで成長していく。
また「秋山 深一」心理学を専攻。マルチ商法に騙され借金を背負わされ自殺した母の報復をするためにライアーゲームに参戦。直と運命的な出会いをする。母は、印象的な言葉を口癖にしていた。「人は正直なのが一番」。ゲームは、最初、騙しあっていたが、真から信頼を取り戻し、事務局に勝利する。

このゲームのポイントはいくつかある(ファイナルステージ)
1 協力してもいい条件で勝つことはできない。ならば、騙される前に騙してゲームに一人勝ちする事。
2 仲間とうまくやりながら 勝つことを模索する。やはり自分が一番になること。
3 このゲームの主催者である事務局に勝つことをテーマとし 仲間と協力してゲームに勝つ事。

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人は、本質的には束縛されたくない。しかし、対等の立場以外では どちらかが妥協しなければならない場面が出てくる。仕事の上司と部下、お客様と自分、父母と自分、父親と母親、親と子等、それぞれ立場があり尊重されるが、中にはそれをハラスメントでぎりぎりまで追い詰める悪い人間がいる。「いい人」と「悪い人」に分けられるが「どちらでもない人」が時には必要かもしれない。ズルい人ではない。悪い人には 悪いことをたくらんでいれば嵌るようになっていくし、いい人にはいいことを考えていれば相乗効果になるから それはそれで間違ってはいない。

「悪い人」は毒を持っている。いい毒を 3 悪い毒を 7 ならその人の人間性は 大方 勝手気ままな人ということになるが。時にはスパイスのきいたように いい毒を7 悪い毒を 3なら 許されるだろう。

また「いい人」は 明確にしないところが 7 はっきりしているところが 3 だから理解されなかったり打ち解けてなかったりするかもしれないが。意見を持っているのに、その場で言わなかったりして・・・でも それがよい結果になっていることもあるから。

対立や妥協はどう対応するのか。たくらんでいる 本気度 6の人が いい人を締め付けてくる。
利用され苦しめられたとしたら その時に いい人は 悪い人が考える同じ態度をとることは考えにくい。
悪い人からすれば 考えられない態度に出られても 気づかないのだ。そのうちにじわじわ 押されて 最終的には 自分の思い通りにさせようとするのが間違っていたことになる。自分で自分に怒り、当然 人にも怒りをぶつけるが それに応えてはいけない。その愚痴は 仕返しなので 悪いエネルギー 決して同調してはならぬ。
鎮まるのを待つ。時間が必要。

最近のドラマは 登場人物も似たりよったりで ストーリーがわかるというより 大げさに演出するのが まるわかりで 面白くない。そこまで しつこく演出して 見る人はわかっているのに。ドラマやお笑いの影響か、普段 地でも 嘘を言ったり 人をひっかきまわしたり 多少迷惑をかけても大丈夫なら 大騒ぎしたり それで何とも思っていない人がいる。それはそれで 周りが一緒に楽しめればいいのだが。他の人に強制だけしなければよいのでは。

ライアーゲームは 変に誇張せず 基本に立ち戻っている。それには 強烈なキャラクターの存在がある。
それらが 悪役をすることにより いい人がはまっていく。いい人の世界観 夢を一緒に見て それが現実になる それがライアーゲームの本質なのだと思う。

エンディング「オレたちは何のために闘ってきたのか。」
「いいえ あなたたちは勝ったのではありませんか。自分に。」
・・・
「おまえはばか正直を卒業したのだから、もう俺は必要ない。」
悲しい顔をする 直。「私のばか正直が治るまではせめて・・・。」
「そうやってすぐ人を信じる だから だまされるんだよ。」
「お前のばか正直が治るわけないだろう。」
嬉しい顔になる 直。

最後は 秋山と 直 一緒に歩いていく・・・ 信じることの大切さをさりげなく教えてくれる。

「うそは嫌いか?」
「人を幸せにするうそならいいと思います・・・」

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このドラマの音楽は、中田ヤスタカが手がけている。