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スクリャービン/ピアノソナタ第3番嬰ヘ短調「心理状態」


スクリャービン/ピアノソナタ第3番嬰ヘ短調「心理状態」 ピアニズムが結晶した。動機のはっきりした作品 構成も明確で わかりやすい。

ピアノソナタは全部で11曲あるが 1、2、3、5、7・・・高い評価をされている。私がいいと思うのは、3番だ。1番もよい。

左手のコサックだけに 難易度が高い。2番は 女性ピアニストがよく演奏している。私は この曲を ホロヴィッツで聴いた。
ホロヴィッツは ロマン的でありながらも 癇癪持ちで 破壊的な音色も出せるパワーピアニスト。

さて、3番の第1楽章 情熱がこもった Drammatico をいう指示 そして「心理状態」
気ままで荒々しい魂が、苦悶や闘争の渦中に投げ込まれるさまを表す。確かに 様々な感情。

すべての感情が「+ - で+になる」と。

「心理状態」難しい言葉のように思えるが 感情の表現の手段を示している。
「知・情・意」のバランスをとるかのように 無意識に私たちは選択している。
例えば、心理状態により色を選択している・・・

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もうひとつ「思考」の部分。思考は 3次元要素。ベクトルは3方向にあり その交差する値に依っている。
立体思考をおすすめしたい。R(現実)、I(情報)、F(直感)を組み合わせた考え。
これについては 精神科医 香山リカさんの著作本をご参考に。http://www.caravan.to/

 

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第1楽章 対照的にもとれる バランス