浅間山(標高2568m)は 有史以来 たびたび噴火を繰り返してきた。天明3年(1783年)4月~7月初旬(旧暦)まで断続的に活動を続けていたが、7月8日(旧暦)に大噴火を起こした。このとき発生した火砕流で嬬恋村(旧鎌原村)の一村152戸 483名が死亡したほか、群馬県下で1,400名余りの犠牲者を出した。噴煙は西風にあおられ東の空を覆い気候不良をもたらし利根川は水害が発生、結果「天明の大飢饉」を引き起こしたとされている。
2015年(平成27年)6月11日15時30分、<浅間山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表>火口から概ね2キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性 <噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引上げ>6月16日、6月19日にも観測されました。
対象市町村等 火口周辺警報 群馬県嬬恋村 長野県小諸市 長野県軽井沢町 長野県御代田町
防災上の警戒事項等 火口から概ね2キロメートルの範囲では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。登山者等は地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
また風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
【気象庁のHPより】http://www.tenki.jp/bousai/volcano/information-37341.html
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/306.html#kaisetsu
浅間山の噴火警戒レベルは、平成27年6月11日から「レベル2」(火口周辺規制)となっています。入山できる登山コースの範囲は、上記の表のとおりです。6月16日と19日に、山頂火口でごく小規模な噴火が発生しましたが、噴火警戒レベルは「レベル2」(火口周辺規制)を継続しています。賽の河原分岐点から前掛山山頂までの登山道は立入禁止ですが、それ以外の登山道は立ち入ることができます。
*黒斑山山頂に「監視カメラ(高感度カメラと赤外線カメラ)」と「スピーカー」が設置してあり、「監視カメラ」と「スピーカー」との併用により遠隔操作で登山者の皆様の状況を確認したり、避難誘導などを行うことができるようになっています。【小諸市のHPより】
2017年に入り、噴煙をあげている画像が。1月26日 3月17日 4月24日 5月4日 貴重な情報が投稿されている。噴火でなく水蒸気の可能性がある。火山性微動も 波があるが 時々観測されている。
浅間山は、黒斑山 蛇骨岳 牙山 鋸岳 仙人岳 前掛山 剣ヶ峰 石尊山 小浅間山 など多くの峰を構成している。そのなかで 黒斑山(くろふやま)2404mは、浅間山の第一外輪山の高峰として登山され 親しまれている。※登山届(下山届)必須。
コース 車坂峠(スタート)1973m 車坂山 2055m 避難小屋(シェルター) 槍ヶ鞘(やりがさや)2129m トーミの頭 2320m 黒斑山頂上 2404m(2.9km)
今回、地蔵峠から入った。地蔵峠から車坂峠までは林道 通行規制(7時~18時)途中、湯の丸湿原からはダート道。高峰温泉に入る、ビジターセンターがあり駐車場がある。車坂峠がスタート地点。登りは、2時間20分(撮影したり休憩をするので 実際は2時間)下りは2時間(上りがないかぎり休憩はしない主義なので)だった。ただし、この山はアップダウンが多いので 余力をのこす事。斜度はきつくない。
山の神に手を合わせてからスタート。標高2000mで高山植物が咲いていて散策気分だが、車坂山を過ぎたあたりからクマザサ林を下りていくところがある。蒸し暑く単調になる。再び、登りで多数の高山植物が飽きさせないが、この辺りが長く感じる。木道がはじまり、しばらく行くとシェルターがあった(緊急時には避難できる。)そこからしばらくすると槍ヶ鞘に着く。そして、トーミの頭がみえてきた。ここからは、浅間山がみえる。稜線づたいに下りて再び登っていく。避雷針や防災放送スピーカーがある。そして、平面的に進めると 黒斑山頂上(2404m)だ。
地蔵峠より 高峰温泉口までは 林道(7時~18時)が近道。湯の丸湿原からは ダート道になる。
黒斑山から トーミの頭をのぞむ