Bach in the Subways 2024 “10th Time in JAPAN” 3.21-31
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Bach in the Subways 2024 “10th Time in JAPAN” 3.21-31
バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2024について
「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ」音楽の父「バッハ」の生誕をバッハの音楽で祝う、世界的なムーブメント。創始者はチェロ奏者のデール・ヘンダーソン。彼は、2010年3月21日、バッハの生誕日にニューヨークの地下鉄の駅でバッハの無伴奏チェロ組曲を弾いた。チップは受け取らなかった。ただ、音楽を聴いていただくだけです。と書いたポストカードを渡した。翌年、2011年3月21日、バッハの生誕日に今度はチェロ奏者二人で演奏。これがアメリカCNNテレビで取り上げられ広がっていく。彼のポリシーは「クラシック音楽の再興」のためにプロアマ有志がバッハの音楽を無料演奏する事。世界一、垣根の低い音楽コンサートを行う。生の音楽のパッションから感動を得る機会をつくる。
2014年夏、バッハ・イン・ザ・サブウェイズが話題を呼び、日本初上陸する企画がすすめられた。それは、とても壮大で素敵な企画。2015年1月、私はこの事を知った。2月中旬、東京会場の下見し、私の中に何かが煌めいた。「音楽を通して、バッハで何かできるかな」そこから、私は奔走した。周囲にバッハ・イン・ザ・サブウェイズの意義を伝え、企画書をつくり、主催可能な会場に出向いた。今までにない企画は、実現可能だとわかった。日にちは迫っている。チラシも制作し、告知もしなくては。そんな中、2月末に1会場が決まり、3月初旬に2つ目、3つ目の会場の時間帯を決めようとしたその時、真言密教の祖、空海【弘法大師】お大師様とつながったあの時の衝撃は一生忘れない。御大師様の御入定日。奇しくもその年は、空海が高野山を開創した816年から1200年の記念する年であった。
高野山は、正式名は高野山真言宗 総本山金剛峯寺。空海は、嵯峨天皇から京都の東寺(教王護国寺)を下賜され真言密教の根本道場とし開くとともに、修禅の道場として高野山を開創したのである。人里離れた奥地で八方蓮華の平原の高野山を選ぶ事と高野明神の導きの話。この一帯は丹生明神の神領であった。壇上伽藍を開創する際に、まず丹生明神や高野明神を祀る御社(みやしろ)と金堂を造営した。前人未到の壮大な曼荼羅の世界。それは昨年、空海ご生誕1250年を迎えられた年、盛大に祝された。昨年のバッハ・イン・ザ・サブウェイズは、アメリカニューヨークから創始者デール・ヘンダーソンが来日し、世界遺産「丹生都比賣神社」と高野山真言宗 総本山金剛峯寺の「壇上伽藍 中門」にて開催された。
実際、2017年のニューヨークからのスカイプでの会話、そして2023年、彼が来日しホストをしたのだが、直接お会いして、彼の思いが目に浮かぶ。今年も、バッハ・イン・ザ・サブウェイズは、バッハの曲を無償演奏し、生の音楽の感動を再興し、世界中でムーブメントを展開します。エントリー方法は、ポリシーに承諾し、こちらのサイト(英語)から演奏登録します。
登録作業など不明な点がありましたら、私が対応にあたります。※尚、演奏登録にはアカウントの登録が必要です。
私にとって、10回目に何が残せるか。それは、バッハの音楽への敬愛と普遍性を伝える事とともに、生演奏の醍醐味を伝える事。プロアマ分け隔てなく音楽を楽しむ事です。
2024年(令和6年)が明け、何だか心がざわつく災害や事件に声が出ず、なすすべがありません。被災された方にお見舞い申し上げます。
2024年は、3月21日~31日、全世界で開催されます。つまり、終わりは3月31日23時59分【アメリカニューヨーク時間GMT-5、日本との時差は-14】まで。2015年初上陸し10回目のバッハ・イン・ザ・サブウェイズジャパンにおいて、特別な気持ちを抱いています。10回目で変わらず開催できる喜びをかみしめながら。思えば、新型コロナの緊急事態宣言が発出され開催が中止になったところが多く出て危ぶまれた時がありました。2021年、2022年。室内会場は予定していたところが全滅。国内で開催できないのかと心配しましたが、半屋外での会場で、定員の半分以下で開催しました。また、無観客ライブをした事もあります。お客様を入場させずに、出演者とスタッフのみがマスクしながら、距離をとって、後日ライブ配信した事があります。さまざまな会場での一つ一つの企画、それは聴いてくださる皆様に感謝する事。とりもなおさず、バッハの音楽との出逢いにわくわくしています。
私のオーガナイズした会場は、2月下旬にWEB公開し、順次チラシ配布予定です。
高野山真言宗 総本山金剛峯寺様、毎日新聞記者の藤原様、産経新聞記者の山田様、誠にありがとうございました。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ