1月20日 イタリアの大指揮者 クラウディオ アバド氏が 80歳の生涯を閉じた。
http://nishikunn.net/nishikunn_wp/?p=4830
1月29日 ジョジョクラシック 23時 でとりあげます。
ぜひお聴きくださいませ。
私のなかのアバドは カラヤンがベルリンフィルを辞したとき
最も 活躍しそうな若手指揮者だった。
ミラノスカラ座だけでなく ドイツ音楽を積極的に演奏してきたから。
ブラームス 交響曲第3番は雰囲気がよい。3楽章は バーグマンの映画で有名だが。
アバドの演奏は名演だ。
ベルリンフィルのチャンネルはこちら・・・
http://www.digitalconcerthall.com/ja/concert/74
最近は スイス ルツェルン音楽祭にも登場。
マーラーの交響曲は好評。体調を崩したのは胃がんを克服してでの 指揮活動。
印象に残っているのは 交響曲第二番「復活」5楽章の最後 合唱の最強音のとき アバドも一緒にうたいながら指揮をしているのが印象的である。
カラヤンの後任にアバドが就任するとき 有力候補のロリンマゼールはショックだった。
マゼールはフランス音楽など 色彩豊かであった。が、ベルリンフィルはフランスものなどをあまりやらない。
個性が強すぎるカラヤンは団員などいろいろ問題が起きていた。オーケストラが指揮者を選ぶといえる。
アバドは くせがなく 万人受けする・・・ベルリンフィルには アバドが合っていた。サイモンラトルがベルリンフィルを指揮するベートーヴェン アバドと比べようがなかった。安定感で やはり アバドは評価が高い。「精緻で内なる情熱」・・・
若々しいスタイルで 親しみやすい音楽を聴けたこと。カラヤンとベルリンフィル ベルリンフィルは ドイツものが中心で フランスものやイタリアものをあまり取り上げることが少なめであったが アバドになってから イタリアものやオペラ などレパートリーが広がった。偉大な指揮者のライブを聴けないのがさびしい・・・