年別: 2019年

ショパン/練習曲ロ短調作品25-10「オクターヴ」


ショパン/練習曲ロ短調作品25-10「オクターヴ」

ショパンは、オクターヴについては、拘って使用しているわけではなかった。むしろ3度、6度の連続重音や、上昇、下降アルペジオなどの
扱いが多い。その中で、この曲は「徹底したオクターヴ奏法と強打」や対極にある叙情的な表現を織り交ぜた練習曲でありながら、芸術品に仕上がっている。

ピアノ協奏曲第2番では、10度の跳躍がある。1番では、オクターヴの連続を柔軟に奏する場面がある。
一方、バラード、スケルツォでは、オクターヴの奏法と強打が盛り込まれていて、例えばバラード2番へ長調のコーダ(アジタート)の異例ともとれる激しい表現など。
効果を発揮している。

オクターヴには、隣の鍵盤への動きに関して、4種類がある。その他、跳躍移動もある。
A 白鍵から白鍵へ 横へのスライド(手首低め) B 白鍵から黒鍵へ 下から上へのスライド(手首の前から後)
C 黒鍵から白鍵へ 上から下へのスライド(手首の後から前) D 黒鍵から黒鍵へ 横へのスライド(手首高め)

ポーランドの音楽教師 レオポルド・ゴドフスキーは、ショパンの練習曲27曲をさらに難しくした54曲を書いた。
練習曲ロ短調作品25-10は、左手のみで演奏するようになっていて、手首の親指からの転回(ひねり)15 2 15 2 を活用している・・・


 




アニメ「ピアノの森」ショパンコンクールに挑む。一ノ瀬海 雨宮修平 阿字野壮介 丸山誉子 などの登場人物・・・


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」H.J.Lim


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106

ベートーヴェンの表題には「ハンマークラヴィーアのための大ソナタ」(Große Sonate für das Hammerklavier)と書かれていた。が、この曲が
交響的な4楽章形式で規模が大きく「ハンマークラヴィーア」Hammerklavierという名前を与えられた。
(もちろん、第7番二長調など4楽章形式作品は他にあるが、それは初期のもの。)

まだ、フォルテピアノも使われていたし、ピアノフォルテがピアノメーカーにこぞって造られた時代で
「ピアノで弾かれるべき作品」ということができる。ピアノソナタ32曲の「頂点として君臨」し現代のピアニストをうならせている作品なのである。
ただの4楽章でなくシンフォニックで作曲の技術を余すところなく不断に盛り込まれ、ベートーヴェンが心血を注いでつくられた。
当時は、弾けるものがいなかった。「50年も経てば、弾けるピアニストがいるだろう」と語ったベートーヴェン。

例えば「悲愴」「月光」は フォルテピアノのために書かれた作品で3楽章形式。初期の代表的な作品。弱音器などの記号が付されている。
「ワルトシュタイン」「熱情」「テンペスト」は、ピアノフォルテへの過渡期で中期の代表的な作品。
「告別」31番、32番は後期のソナタで哲学的であり、よりベートーヴェンを理解し弾く事が望まれる。


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106 より第4楽章「フーガ」

H.J.Lim (リム・ヒョンジョン)ピアニストとして、誰でもなれる事を証明してくれた。もちろん師匠は大事で、本人の技術の鍛練や努力が必要だが、
演奏は自分だけができるものであり、自分そのものであるから自由な思いで表現したい。彼女が、この作品と闘いわかった事が表現され、
ベートーヴェンが好きでこの曲を弾いているのがわかるような気がする。



ベートーヴェン ピアノソナタ全集をリリース


アコーディオン「KSENIJA SIDOROVA」シドロワのバッハ


KSENIJA SIDOROVA_クセーニャ・シドロワのバッハ。

オフィシャルサイト:http://www.ksenijasidorova.com/

1988年生まれ、ロシア系クラシック・アコーディオン奏者。ラトビア出身。クラシックだけでなく、ピアソラや東欧諸国の音楽を得意としている。
バッハ/パルティータ第6番ロ短調「フランス風序曲」の華麗な演奏。バッハの時代にはアコーディオンはなかった。アコーディオンは1820年代に発明された
民族楽器である(ストラデスベースシステム)。これが改良され クラシックアコーディオン(フリーベース)になり可能性を最大としている。
私もアコーディオンを弾いている(エキセルシャー マニアンテモデル【生産終了品】)ピアノではできない表現ができるところが素晴らしい。
シドロワの楽器は、PIGINI(最低音Eがあるモデル)フリーベース。重さは15kgを超える。
繊細なコントロールで好評を得ている。一流の演奏陣が参画する「ルツェルン音楽祭」にも出演した。日本にも来日している。

 




このアルバムを所有。コンセプトが面白い。例えば、ドップラー効果のような音に遠近感を出している。
ピアノでは表現できない、アコーディオンならではの響きと音色。


アコーディオンメーカー PIGINI(ピジーニ)の制作工程。


「リラ・クラシック」190216(土)7:00 「シューベルト」


リラ・クラシック」第3・第5土曜 AM7:00~8:00 パーソナリティ マコルネがお届けします。

ネットラジオ(PC)http://csra.fm/asx/hasimoto.asx  設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】シューベルト
交響曲第7番ロ短調「未完成」D759 第1楽章
アヴェ・マリア(リスト編曲)
即興曲作品142-4へ短調 D935
Ständchen「セレナーデ」Der Doppelgänger「影法師」歌曲集 Schwanengesang「白鳥の歌」よりD957より

【コラム】シューベルト(1797-1828)は「歌曲の王」だが、さまざまな分野の曲を約1000曲、作曲。3つの歌曲集「美しき水車小屋の娘」(Die Schöne Müllerin )(20曲) D795, op.25 (1823)「冬の旅」(Winterreise )(24曲) D911, op.89 (1827) 「白鳥の歌」(Schwanengesang )(14曲) D957,965A (1828)を最高峰とする、真の「ドイツリートの王」である。ベートーヴェン(1770-1827)に多大な影響を受けた。他に、モーツァルト、ハイドン、ウェーバーなどからの影響を受けた。音楽教師をしながら作曲に没頭。眼鏡は 寝ていてメロディーが浮かんだ時、すぐに書きとめられるように。交響曲は ベートーヴェンが10曲に対してシューベルトは14曲 楽譜に遺していた。ミサ曲では、ベートーヴェンは2曲だが、シューベルトは6曲つくっている。(他方、ベートーヴェンはカンタータなどの宗教合唱曲を遺している。)作曲法は、ベートーヴェン、ブラームスらの推敲を重ねるものと違い、モーツァルト、シューベルトは速筆で即興的で、書き直しが少ない。一方、断片も存在している。

「未完成交響曲」は、グラーツ音楽協会の(名誉ディプロマ)への返礼に、交響曲を献呈したのだが、それが2楽章までだった。
第3楽章 ロ短調でスケルツォを書いたが途中で終わっている・・・

シューベルトは、次の交響曲にとりかかった。それが、ハ長調交響曲「ザ・グレイト」である【完成作品】。



交響曲第7番ロ短調D759 「未完成」楽譜


シューベルト=リスト編曲 「アヴェ・マリア」 ヴァレンティーナの演奏。ファンタジーに満ちている。

 

即興曲第4番へ短調作品142-4 シューベルトは、即興曲を8曲つくっていて、前半は作品90の4曲。ピアノの発表会で聴く事が多い。
後半作品142の4曲は 調性などから ピアノソナタ1曲の楽章にあてはまると評されたが、もちろん単独でも演奏される。
シューベルトのへ短調は劇的である。音域は、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」と同じ最低音Fから最高音Fとしている。
コーダについて、ベートーヴェンは左手最低音Fと右手Fからの下降となるが、即興曲では、狂詩曲(ラプソディ)的で右手最高音Fから一気に最低音F(左手)まで駆け降りている・・・


Franz Schubert – Impromptu, D 935 – No. 4 in F Minor, Andras Schiff, piano

 



ウィーン中央墓地にある シューベルトの墓 ベートーヴェンの隣に建てられた。


190124(木)13時~「おきがるタイム」FM816


マコルネのおきがるタイム@FMhashimoto  第2・第4木曜日 13時からの2時間番組
パーソナリティー マコルネがシャンソン・タンゴ・昭和歌謡などの音楽をお届けします。

インターネット放送(サイマルラジオ)に対応。PCの方はこちら http://816.fm/816hp.asx
スマホの方は、アプリ設定等こちら http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】あいたくて ヨイトマケの唄 ふるさとの空の下で 帰ってきたツバメ 青色のジャヴァ ロミオとジュリエット オーソレミオ 星の界 雪の降る街を 願い星叶い星 星は何でも知っている 冬のリヴィエラ

【コラム】昼間は暖かい日がありますが、朝晩は12月より冷え込みますね。暖かくしてお過ごしください。
少しずつ始動していきます。
1月27日 ボランティア体験フェア 2月2日 目の不自由な方の交流会 2月9日 奈良県立美術館 ミュージアムコンサート
2月17日 西新宿 淀橋会館 日本アコーディオン協会&弾き初め大会 2月24日 デイサービス演奏・・・と続きます。

 







 


羽根音・・・ホオジロ


羽根音・・・ホオジロ

我が家の玄関ポーチと東南部屋の屋根下の間にちょっとしたスペースがありまして。40cm四方かな。
風除けなのか、鳥がやどりに来る。体長は20cmくらい。羽根が長い。
チュンチュンではないから。ホオジロだと思う。
聞きなしとして「一筆啓上仕候いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」。

巣をつくったりはしていない。巣はどこにあるのかな。前は、隣の家のガレージのスペースに巣を作った事があったが。
近くには、桜の大木がある。また、5分くらい歩いたところに河川敷があり白鷺が見られる。

夜、帰ってきて玄関の扉を開けると飛び立った。しかし、いつの間にか戻ってきているみたい・・・
雨の日には、必ずといってここに宿っている。朝方、バタバタ音がして、飛び立つ。





春の暖かくなる日までしばらくいるようだ。


白砂青松「沼津御用邸」


沼津、かつてここに「沼津御用邸」があった。現在は、沼津御用邸記念公園で国の名勝に指定。駿河湾の景観。

明治26年(1893年)大正天皇の御静養先として建設。その後、御学問所として東附属邸が建設され、昭和天皇のお住まいとして、
西附属邸が建設された。昭和20年(1945年)7月沼津大空襲により焼失、まぬかれた東西附属邸は昭和44年(1969年)まで御用邸として使用。
昭和45年から沼津市の管理となり、沼津御用邸記念公園として整備された。

白砂青松の地、牛臥海岸や牛臥山公園がみえる。潮風に吹かれながら のんびりと。



曲線をつかった庭園。両側には花壇が。往時を偲び、ゆっくり散策したい。



 



立派な千本の松原 海がもうそばに



牛臥海岸 牛臥山(標高 70m)に少しずつ近づくと富士がみえてくる。



岩礁にとんびが群生している



プライベートビーチにしたいな・・・静かな波・・・


190310第9回「震災復興チャリティコンサート」


190310第9回震災復興チャリティコンサート

2019年3月10日(日)開場 13:30 開演 14:00 会場 カフェ「野の花」堺市西区鳳中町2-50-2
参加費 詳細は後日。

歌う会(歌で元気になって~いのち)アコーディオン伴奏 (歌唱指導コーナー)演奏。
被災者からのお話をきくコーナー。
災害当時のこと、そしてその後の現状をふりかえります。

毎回、チケットお買上 + カンパ - 経費(会場費+印刷費用等)=100,000円を 仙台市うたごえ協議会に寄付しています。

平成30年12月29日現在の避難者数(復興庁調査)全国で54000人。このうち福島県は10064人 岩手県は4154人 東京都が4705人・・・ 福島の現状を訴える・・・

何かできることは・・・歌う会に参加することでチャリティになる。また、いけなくても チケットを購入することで支援の力となる。一人ひとりの 少しでも小さな善意。これを有効にいかすのが このチャリティコンサートの意義です。









 

これは 前回のチラシ 今回のが出たら更新します。


フォーレ/ラシーヌ雅歌 ハルモニウム


フォーレ/ラシーヌ雅歌(がか)Cantique de Jean Racine 作品11

讃歌とも呼ばれているがそれはどうか。
雅歌とはカトリックにおける恋愛と男女の賛美を謳う。
イタリアの古代詩人アンブロジウス(339-397)の聖歌の詩を、フランスのラシーヌ(1639-99)が訳詞した。

フォーレが20歳の時、パリ ニデルメイエール音楽学校の卒業作品として教会音楽を作曲した。
エレジーとともに 青年期の傑作と評判が高い。ハルモニウム(リードオルガン)と混声四部合唱のための合唱曲。

Verbe, egal au Tres-Haut, notre unique esperance  いと高いところに神の栄光・・・

何と 安らかな響きなんだろう。C’est très touchant!

 


Fauré : “Cantique de Jean Racine” sous la direction de Sofi Jeannin

 


 

オルガンのみによる Hauptwerk

訳詞

Verbe égal au Très-Haut, notre unique espérance,
Jour éternel de la terre et des cieux,
De la paisible nuit nous rompons le silence:
Divin sauveur, jette sur nous les yeux.
Répands sur nous le feu de ta grâce puissante;
Que tout l’enfer fuie au son de ta voix;
Dissipe le sommeil d’une âme languissante
Qui la conduit à l’oubli de tes lois!
O Christ! sois favorable à ce peuple fidèle,
Pour te bénir maintenant rassemblé;
Reçois les chants qu’il offre à ta gloire immortelle,
Et de tes dons qu’il retourne comblé.


高野山壇上伽藍(標高800m)


高野山壇上伽藍(標高800m)

高野山金剛峯寺。東西4km南北3kmの台地が広がっていてここに約3000人が住んでいる。
多くの文化財を備える。

午後5時で 0度8分。無風。この日は、最低気温 氷点下6度。
もっと下がる時があり 氷点下10度を下回る事もある。
それは 1000mの山に囲まれている事。

厳しい寒さ。しばらく動いていると、それが暖かさに変わるのが不思議。

八方蓮華の西口から大門、ここから夕陽がのぞめる。ライトアップされている。中門、根本大塔、金堂など・・・
雪がかかる高野山壇上伽藍。