愛の讃歌


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(Édith Piaf)。Hymne à l’amour(イムヌ・ア・ラムール)。詞エディット・ピアフ、曲マルグリット・モノー。詞は1949年に書いた。妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つ為に。1950年に発表。

日本に入ってきたとき 越路吹雪がうたえなかったとのこと。そこで マネージャーの 岩谷時子が 訳詞をやりはじめた。
公演がせまっていたという。越路が安心して歌えるようにと、あのような訳詞に。
他に永田文夫氏の訳詞 美輪明宏の訳詞もあります。原語により近いのは 永田氏の方です。

私は思います。シャンソンを歌うときは、まずイメージすることです。何を? 曲をイメージする。
外国のメロディーを。原語で聴いて 曲の雰囲気を知ることです。そのあと どの訳詞を使うか 比較検討してみることです。
歌がかわってしまいますので。それくらい 訳詞は重要です。

Le ciel bleu sur nous peut s’effondrer
青い空が私達の上に崩れ落ちてくるかも

Et la terre peut bien s’ecrouler
そして、地球が本当に壊われるかも
Peu m’importe si tu m’aimes
でも、あなたが私を愛してくれれば、そんなこと、私にはどうでもいい。
Je me fous du monde entier
世の中のことなんて、関係ないわ。
Tant que l’amour inondra mes matins
愛が私の朝を満たしてくれるから、
Tant que mon corps fremira sous tes mains
あなたの手の下で私が身を震わせるから、
Peu m’importe les problemes
世間のことなんて、私にはどうでもいいの。
Mon amour puisque tu m’aimes
だって、あなたが私を愛してるから。

J’irais jusqu’au bout du monde,
私は、世界の果てまで行くよ。
Je me ferais teindre en blonde
私は、髪を金に染めるわよ。
Si tu me le demandais
もし、あなたがそれを望むならば、
J’irais decrocher la lune
私は、月を取りに行くよ。
J’irais voler la fortune
私は、金を盗みに行くよ。
Si tu me le demandais
もし、あなたがそれを望むならば、
Je renierais ma patrie
私は、祖国を捨てるわよ。
Je renierais mes amis
私は、友を捨てる覚悟よ。
Si tu me le demandais
もし、あなたがそれを望むならば、
On peut bien rire de moi,
私のことを笑ってもいいわ。
Je ferais n’importe quoi,
私は、どんなことでもやるつもりだから。
Si tu me le demandais
もし、あなたがそれを望むならば、

Si un jour la vie t’arrache a moi
もしもある日、人生が私からあなたを奪っても、
Si tu meurs, que tu sois loin de moi,
もしもあなたが死んでも、あなたが私から遠く離れても、
Peu m’importe si tu m’aimes
私には、大したことでないわ。あなたが私を愛しているのなら、
Car moi je mourai aussi
だって、私も一緒に死んでしまうわ。
Nous aurons pour nous l’eternite
私達は、私達のための永遠を得ること。
Dans le bleu de toute l’immensite
大きな青空、
Dans le ciel plus de problemes
何もくもりのない空で、
Mon amour crois-tu qu’on s’aime
いとしい人よ、私達は愛し合っているのよ。

Dieu reunit ceux qui s’aiment
神様が、愛し合う二人を結び付けてくださるわ。

(岩谷時子 訳詞)

あなたの燃える手で
あたしを抱きしめて
ただ二人だけで 生きていたいの
ただ命のある限り あたしは愛したい
命の限りに あなたを愛するの

頬と頬よせ
燃えるくちづけ
交すよろこび
あなたと二人で
暮らせるものなら

なんにもいらない
なんにもいらない
あなたと二人
生きて行くのよ
あたしの願いは
ただそれだけよ
あなたと二人

固く抱き合い 燃える指に髪を
からませながら いとしみながら
くちづけを交わすの
愛こそ燃える火よ
あたしを燃やす火
心とかす恋よ

20070918_220874

(永田文夫 訳詩)

空がくずれ落ちて 大地がこわれても
恐れはしないわ どんなことでも
愛が続く限り かたく抱きしめてね
何もいらないわ あなたのほかには

世界のはてまで わたしは行くわ
おのぞみならば
かがやく宝ぬすんで来るわ
おのぞみならば
祖国や友をうらぎりましょう
おのぞみならば
あなたのために何でもするわ
おのぞみならば

もしも いつの日にか あなたが死んだとて
なげきはしないわ わたしもともに
とわのあの世へ行き 空の星の上で
ただふたりだけで 愛を語りましょう

愛を語りましょう

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

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