バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2023 3/21-31開催


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バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2023 3/21-31開催

バッハ(1685-1750)は、音楽の父、G線上のアリア、主よ人の望みの喜びよ、小フーガト短調など クラシック音楽界に燦然と輝ける作曲家です。
1000曲に及ぶ曲に無駄はなく、彼自身のポリフォニーを基本とする音楽の世界は、コラールの世界を中心とし、マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、クリスマスオラトリオ、200曲に及ぶカンタータ、オルガン曲として、シュープラーコラール、トッカータとフーガ、ヴァイオリン、チェロなどの器楽曲 無伴奏ヴァイオリンパルティータ「シャコンヌ」、無伴奏チェロ組曲、フルートソナタは世俗曲で、また平均律クラヴィア曲集など教育音楽など多種に亘っています。
後世の作曲家、現代の音楽家へ大きな影響を与えました。いわゆるインフルエンサーなのです。

2010年3月21日、バッハの生誕日に、アメリカニューヨークの地下鉄の駅で一人のチェリストが無伴奏チェロ組曲を弾きました。彼は、チップを受け取らなかった。翌年は、二人で無伴奏チェロ組曲を弾きました。このムーブメントは、アメリカCNNで取り上げられ、アメリカから広がっていきました。
彼は、創始者デール・ヘンダーソン。アメリカでは、ライブ、演奏会に行く若者が減っています。このままだと、クラシック音楽を聴く人が減ってしまう。この日だけは、世界中でバッハの音楽が聴ける世界で一番垣根の低い音楽会を開きたい。生の音楽の感動のライブにぜひ行こう。クラシック音楽を再興し、未来の音楽に種をまこう。彼はそう考えたのでした。実際、これは、世界中で24時間バッハリレーが繰り広げられるバッハアースデイとなったのだ。

私が考えるに、事実、音楽ホールやライブ会場も減っています。文化施設にはメンテナンスや維持費が必要で、支えないと淘汰されてしまうでしょう。日本では、クラシック音楽の演奏会に行く年代は平均70代とも言われる。あと10年もしたら、コンサートを維持できるか難しくなるのではないか。種を撒こう、私はデールと同じ意見である。

参画条件は、3つ。
A バッハの曲を演奏する事。それは、口笛でもかまいません。
B すべての参画者は無償で演奏する事、聴衆からお金を徴収してはいけません。
C バッハのポストカード(フライヤー)を配布し、このムーブメントの趣旨を広める事。

※有償での演奏はNOです。また、参加者から「参加料」を徴収するのはやめましょう。
これはアメリカの発想ですが、日本でもやり方を変えながらいろいろとできます。

日本への接点は、2014年8月頃、日本のRさんがサイトを発見し、創始者のデールに問うたところ、来年、日本で開催されますかという事になった。
Rさんは、ヴァイオリンを嗜む愛好家で、バッハの愛好者だ。ご自身が「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ」を経験し、神奈川県を中心とするムーブメントを計画し、実行していった。2015年1月にはいり、Rさんは、SNSを通じて、このムーブメントを広げようとつとめていた。私は、2015年の2月に情報を知り、Rさんに問うてみたら、あなたの地域でも「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ」ができるでしょう。少しながらお手伝いできます。とおっしゃっていただいた。あの、2015年2月16日、お会いできたのは奇跡だったと思う。ほんの15分くらいしか時間はなかった。
というのも、日本ではじめての東京の会場の下見をしていたからだ。計画は、情報解禁になる前に入念な準備が必要だ。プロジェクトリーダーのKさんと会った。帰りの電車の中で、Rさんにメールをする。私の中に、何かが芽生えた。日本で初めての「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ」自分の地域でもできるだろうか。
3月21日までには、1か月と少しだ。私は、この話を自分でストーリーにまとめていた。そして、あるところから話をしていく。28日には奈良のライブでこの話をした。すぐに反応がありイタリアンレストランと斑鳩ホールホワイエの2か所が決まる勢いに私自身が驚いた。大阪でも開催したい。アコーディオンの先生に聞いて、ある会場の交渉ができ話がすすんでいた。3月6日、地元でもできないか考えていたところ、ある事に気づいた。真言宗の開祖、空海のご入定日が3月21日だったのだ。私は、高野山金剛峯寺にこの話をさせていただいた。仏教や神道でバッハの音楽・・・奥之院には、景教(キリスト教)のお墓がある事を智慧として授かった。丁度、高野山では、弘法大師開創1200年の年で行事が目白押しだったが、ご厚意を得て、霊宝館の迎賓館をお借りし庭園コンサートを実施するに至った。この霊宝館は、高野山の秘仏を安置する重要な地にあり、周辺は「じゃばら道」といい母なる胎動を意する。私は邁進した。先に、奈良2か所がお昼前と午後遅めで決まり、大阪が午後で決まり、残るは午前中。朝早くのコンサートができる。

日付変更線の最初にあるのが日本。結果、「バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2015」世界で一番最初に幕開けで開催したのが、高野山霊宝館での庭園コンサートで、注目された。これは「WEBぶらあぼ」等で取り上げていただいている。http://ebravo.jp/archives/17192
また、バースデイハットを被り演奏する様子は、創始者 デールヘンダーソン(ニューヨーク本部)が日本のアーカイブページにして紹介してくれました。https://www.facebook.com/BachInTheSubways/photos/a.10150614279752493.390461.298706467492/10152621808167493

Rさんは、実行委員会をたちあげ事務局としていろいろと相談にのっていただきプロジェクトが進行した。東京会場「表参道ヒルズ」での岡本誠司氏や丹野めぐみ氏の演奏やフラッシュモブで会場は溢れんばかりの大成功となった。他の白寿ホールなど、全国で25ヶ所300人以上が参画し、動員数は800名と聞く。実行委員長は樋口先生が引き受けてくださり、私はその中で動いた。2015年3月21日は、バッハの音楽が世界中で最も聴かれた日。世界40か国140都市が参画する世界的なムーブメントとなったのである。

翌年、事情があり、Rさんは退任され、Sさんが広報を担当される。Sさんは、国際的な仕事をされており、創始者デールともコンタクトをとりやすくバッハ・イン・ザ・サブウェイズを推進するためによい。実行委員会と事務局との関係で私は是々非々で考え動いてきた。ここに書けない事が多くあり、いつかはアーカイブすることができると思うが、今はまだ早いのかもしれない。それはバッハを探求すると奇跡がおこるから。

滋賀会場のけいおんの聖地「旧豊郷小学校講堂」は、ラ・フォル・ジュルネびわ湖の縁でできたものである。2015年、4月にNさんと出逢った。そこから2016~2018「ヴォーリズ建築」で開催された。

山梨会場の八ヶ岳リードオルガン美術館は、バッハをオルガンで体験できる会場として、2018~2020に参画。私もオルガンを弾かせていただいた。これは、登山が縁だと思う。

静岡会場の静岡バッハハウスは、バッハを愛好する和田氏の個人的なホール。使用方法が検討され、一般にも使われるようになり、私はそのご縁に感謝しています。25年の歳月を経る。静岡バッハ合唱団のメンバーが再会したりで地元に愛されてきた。

このムーブメントについては、バッハへのアプローチが似ているか同じであれば、袖が揃うのである。共感点も多いと思うので、それぞれのバッハをどこかで結びたいなと思う。アメリカのデールからは定期的にコンタクトがとれており、私のラジオ番組にも定期的にもメッセージを提供くださる。いつか日本に来たいとも。今は、コロナ禍で難しいかもしれないが、きっとその時期は来ると信じている。

2015年3月21日、1日4会場 奈良2か所、大阪、和歌山会場
2016年3月 2日5会場 大阪 摂津響Saal様、滋賀 旧豊郷小学校が加わる。
奈良2か所、滋賀、大阪、和歌山

2017年 3日6会場  奈良2か所、大阪、滋賀、兵庫、和歌山
2018年 4日間7会場 奈良2か所、大阪、滋賀、兵庫、京都、和歌山
2019年からは 多方面へのプロモーションで 八ヶ岳リードオルガン美術館が加わる。
奈良2か所、大阪、兵庫、和歌山、山梨

2020年からは 静岡バッハハウスが加わる。コロナ禍によりキャンセル会場2か所
奈良2か所、大阪、和歌山、山梨、静岡

2021年は、コロナ禍によりキャンセル会場2か所で減ったが
奈良2か所、大阪、和歌山、静岡
2022年は、コロナ禍により
奈良2か所、大阪2か所、和歌山、静岡

そして、2023年には、ありがたい事に会場が増えそうです。

こちらのムーブメントに関心のある方、参画される方は、メールか私にご相談ください。
ストーリーなどは、こちらをご覧ください。

情報、グローバルサイト(英語):https://bachinthesubways.org/
フェイスブックページ(日本語):https://www.facebook.com/BachInTheSubwaysJapan/
実行委員会サイト:http://www.tone-cove.org/
個人ブログ:http://www.nishikunn.net/nishikunn_wp/
連絡先:info@e-pcpel.net  090-2100-3258(西辻)

 

 

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☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

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