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メモリアルイヤー2015 「スクリャービン」


メモリアルは 100年 50年 25年 10年などがある。外国では 4分の1も 区切りの一つと考えるから。スクリャービン(1872 – 1915)が没後100年にあたる今年。 なぜ スクリャービンを聴くのか。

ショパンのようにロマンティシズムを持っていること。激情の迸る作品は、ピアニストを駆り立てる。

ノヴォデヴィチ女子修道院 は「世界遺産」。1524年 モスクワ大公・ヴァシーリー3世の命によって建てられた。その隣にある ノヴォデヴィチ墓地に 多くの著名人が眠っている。アメリカに渡ったラフマニノフは ここに入ることを希望していたが 戦中であり希望がかなわず アメリカに墓地がある。

スクリャービン ショスタコーヴィッチ ツルゲーネフ プロコフィエフ エリツィン大統領 ・・・

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「神秘和音」 スクリャービンの造語である。自分の言葉で 音楽に語りかけている。

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交響曲を5曲作っているが、「法悦の詩」(英語  The Poem of Ecstasy)無調音楽に近づいている。享楽の世界へ 昂揚する音楽。ここで 神秘和音が使われている。

「左手のコサック」として ピアノ演奏技術を達観したスクリャービン。左手のための夜想曲 ノクターンOp.9-2は 安らかでかつ情熱的で 月光のようだ。

舘野泉 Scriabin Nocturne for left hand

ショパンの練習曲(エチュード)を超えるような作品を ライバル ラフマニノフ とともに凌ぎを削った。作品8-12 これを14歳のときに書いたという。ホロヴィッツが好んで弾いた作品。

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後期は神秘的 スクリャービンの考える「色」などが 音に。詩= 「ポエム」が よく登場する。

ポエム ノクターン 作品61 Scriabin – Poème-Nocturne op 61