北八ヶ岳の主峰「天狗岳」2646m
八ヶ岳は「たくさんの山々」の意味。富士山より高い時期があったとされる。ダイダラボッチの伝説で今に伝わる。8つの峰とは、編笠山、西岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳、硫黄岳、天狗岳を指す。南北25kmにわたり、20以上の峰が連なる火山帯。一般に八ヶ岳といえば、赤岳(2899m)の事だが、広域を指す。八ヶ岳は、北部と南部では様子が違う。北部は、穏やかな山容で、南部は、険しく岩場が多い。その境界が夏沢峠(2430m)。北に天狗岳方面、南に硫黄岳方面へ登れる。
北部は、蓼科山(2580m)、北横岳(2480m)、丸山(2330m)、高見石(2225m)、にゅう(2352m)、中山(2496m)、東天狗岳(2646m)、西天狗岳(2606m)、根石岳(2603m)、箕冠山(2580m)。あと、縞枯山(2403m)、双子山(2223m)。
南部は、峰ノ松目(2568m)、御小屋山(2137m)、硫黄岳(2760m)、横岳(2830m)、阿弥陀岳(2805m)、中岳(2700m)、赤岳(2899m)、権現岳(2715m)、編笠山(2524m)、三ツ頭(2580m)。あと、西岳(2398m)
北八ヶ岳は広い。蓼科山は、単独で2500mを超える山で登りやすいが、山頂は岩ゴロ。北横岳は、スキー場で賑わっている。丸山は、白駒池から高見石とにゅうがセットで。中山は、東天狗から天狗の奥庭をおりてたどり着く。西天狗は、唐沢鉱泉から。東天狗は、根石岳からの縦走もできる。
北八ヶ岳の主峰「天狗岳」標高2646m 展望コース:
桜平(中)駐車場(1840m) 8:45
桜平(上)登山口(1900m)8:55
夏沢鉱泉(2060m) 9:20
オーレン小屋(2330m) 10:17
箕冠山(2580m) 11:23
根石岳(2603m) 11:53
根石岳 12:17
箕冠山 12:39
オーレン小屋 13:27
夏沢鉱泉 14:15
桜平(上)登山口 14:42
桜平(中)駐車場 14:52
午後2時すぎに雨が降る予報。終了後は、とにかくダート道を脱出する事。車が泥だらけになるのは、チョット。三井の森まで来てほっとした。
湖畔にある重要文化財「片倉館」の千人風呂で、体のハリを治した。
コースタイム
何度かみているが、この絶景。根石岳と西天狗岳と東天狗岳。北八ヶ岳の主峰を望む。
ここに登れば、南八ヶ岳の赤岳、阿弥陀岳、硫黄岳なども望める。南八ヶ岳の絶景は「赤岩の頭」か、硫黄岳に登るとよい。
南側、八ヶ岳の主峰、赤岳(左中)と阿弥陀岳(中)。手前左は、硫黄岳の「爆裂火口」。
北側 東天狗岳と西天狗岳
根石岳(2603m)山頂 岩場がゴツゴツしているが、山容はおだやか。
根石岳の鞍部からは一直線。見た目よりはキツくなく、時間も短い。左側に根石岳山荘がある。
三井の森を抜けて唐沢鉱泉分岐から約4kmのダート道は厳しかった。路面に岩盤がむきだしになっているところがある。対向車が来るとヒヤリ。一部、舗装路もあり。段々、坂が急になり、不安になる。桜平(中)で駐車。トイレもある。
登山口。桜平(上)が近くにある。
夏沢鉱泉 ここまでは車が通れる道幅で木の階段もない。宿泊の人対象に、茅野駅~桜平登山口で送迎が行われている。日帰り温泉がある。
オーレン小屋 標高2330m ここまで90分。なかなかの坂道だが、登山道らしくない道。硫黄岳や峰の松目がみえる。
沢、この時期は、雪解け、それに大雨が降った後なので流れが早い。
本格的な登山道。箕冠山(2580m)まで標高差250m 約1時間で到達。
箕冠山(みかぶりやま)登りの最高点、ここまでくれば下りで根石岳・天狗岳の展望がある。
コケモモ
イワカガミ
山の神に手をあわせる。