Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

リラ・クラシック 2025.11.15(土)7:00 「チャイコフスキー」vol.154


2025.11.15(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」 「くるみ割り人形」 スラブ行進曲 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 交響曲第4番ヘ短調

【コラム】チャイコフスキーはウクライナ・コサックの家系。1876年6月、オスマン帝国軍によってセルビアのスラヴ人キリスト教徒が多数殺害された事件に際して多くのロシア人は殺害されたスラヴ人たちに同胞としての同情を感じ、セルビアへは義勇兵が援軍として赴いた。チャイコフスキーの親しい友人であったニコライ・ルビンシテインは、チャイコフスキーに追悼演奏会のための作品を依頼。葬送行進曲宜しく、セルビア民謡『太陽は明るく輝かず』の哀愁漂う雰囲気から始まる。中間部は、セルビア民謡の『懐かしいセルビアの戸口』の快活な旋律、続いてセルビア民謡の『セルビア人は敵の銃を恐れない』の勇壮なメロディが繰り出される。その後、帝政ロシア国歌『神よ、皇帝を護りたまえ』が力強く歌い上げられ、祝祭的な響きに包まれながら曲が締めくくられる。


2025.11.13(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.302


2025.11.13(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネ【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】My favorite things 風のささやき サンフランシスコの6枚の枯葉 3001年へのプレリュード アヴェ・マリア 落葉松 情熱大陸 かやの木山 紅葉 街のサンドイッチマン 樹高千丈落葉帰根 いい湯だな

【コラム】11月に入り、朝晩が冷えてきました。上着を着こむ時もあります。一気に紅葉がすすんできました。ものの何週間です。高い山は、10月に紅葉を迎えましたが、平地はこれからです。暖かくしてお過ごしください。


岡山アコーディオンクラブ演奏会出演2025.11.8


岡山アコーディオンクラブ定期演奏会出演2025.11.8

岡山市で活躍されている「岡山アコーディオンクラブ」代表 桧山武雄さん 創立は1968年
演奏活動、普及活動をされています。

今回、縁があり、岡山アコーディオンクラブ定期演奏会に出演します。
会場のみなさん、もちろん岡山アコーディオンクラブの方ともよろしくお願いいたします。

開催概要

第56回岡山アコーディオンクラブ定期演奏会

2025年11月8日(土)13時30分 開演 岡山市 西川アイプラザ ホール (岡山市北区幸町10番16号)岡山駅から徒歩15分/天満屋岡山店から徒歩15分

【入場料 1000円】問:FAX 086-277-0805


AAA交流会2025.10.26


AAAアコーディオン交流会2025.10.26

先日ですが、AAAアコーディオン交流会が開催されました。

参加者のみなさん ありがとうございました。

次回は、AAA新年会 2026年1月18日(日)13時 レインボー難波なんさん通り店 開催予定です。


みなさん、楽しみましょう。

 


ラジオ公開放送2025.11.29


ラジオ公開放送2025.11.29

私の番組「はしもとティーブレイクマコルネのおきがるたいむ」(第2・4木曜13時からの2時間番組)【収録】の公開放送が決まりました。
11月29日(土)15時から16時で開催します。コロナ禍で5年ぶりです。
うたごえ喫茶をしますので、楽しみにしてくださいね。【定員15名】

曲は15曲準備しています。その他、リクエストにも対応したいと思います。みなさん楽しみましょう。

この模様は、12月11日(木)13時~ の番組内でご紹介します。

会場はFMはしもとホール【事務所右】開場は14時50分 サウンドチェックが完了次第、はじめたいと思います。

 


紅葉登山「那須岳」茶臼岳(1915m)


那須岳は、栃木県北部の那須連山で茶臼岳(1915m)の事。特に茶臼岳や朝日岳、三本槍岳を「那須三山」ともいう。日本百名山。
那須岳ロープウェイの山頂駅から50分で山頂へ到達できる。ロープウェイは100人乗りでしかも静音。さすが那須だと思う。那須には御用邸がある。今年みた紅葉の中ではトップクラスによい。山頂駅は気温9.5℃。

ハイキングのように見られているが、それは時間が短いだけであって、直登の岩登りの道はかなり厳しい。私は直登を避け、牛ヶ首から姥ヶ平方面のひょうたん池を俯瞰し、茶臼岳の周囲を時計回り。峰の茶屋手前から、火口に近づきお鉢巡りで山頂へのルート。
牛ヶ首で猛烈な風。日の出平方面から眼下の姥ヶ平とひょうたん池の紅葉が素晴らしい。それと那須岳の堂々たる山容がどこまでも。そして、牛ヶ首から周回。噴煙をあげているところは、無間地獄。その後、峰の茶屋へ。朝日岳と三本槍岳の雄々しい峰に感動。さらに、右の山の紅葉がきれい。1678m地点までいったが、戻る。鉱山跡から山頂を目指す。溶岩ドームへは、なかなかの急坂のガレ場。火口は荒々しくなく砂礫。山頂は、鳥居と祠があり、標柱や三角点もある。眺望が見事だった。山頂から山頂駅までは急な下り。大岩あたりがポイント。

山麓駅 10時50分 山頂駅(1684m)10時54分 分岐 11時1分 牛ヶ首(1735m)11時26分 日の出平(1783m)11時46分 牛ヶ首 12時3分 無間地獄 12時12分 硫黄鉱山跡 12時27分 峰の茶屋(1678m) 12時30分 お鉢巡り 13時39分 茶臼岳山頂(神社の祠) 13時46分  大岩 14時14分 分岐 14時36分 山頂駅 14時43分 山麓駅 14時54分

この山はなんだろう。紅葉の絨毯。

一方、朝日岳、剣が峰、三本槍岳方面の雄々しい姿。

茶臼岳の山頂へ 溶岩ドームの核心部に近づく


那須ステンドグラス美術館


那須ステンドグラス美術館

イギリス・コッツウォルズ地方の貴族の館【マナーハウス】をモチーフに建てられた。イングリッシュガーデン。ライムストーンの印象的な美術館、1800年代のアンティークステンドグラス。これもまた、1800年代、教会で使用されていた“アンティークパイプオルガン”の貴重な音。オルゴールの音色。那須高原を構成する代表的な建築物。魅了される。

パイプオルガンの演奏があり、荘厳だった。

セント・ラファエル教会とセント・ガブリエル教会

那須高原セント・ミッシェル教会

 

 


一切経山(1949m) 強風の試練


一切経山(1949m)いっさいきょうざん 強風の試練

安倍貞任が仏教教典の「一切経」を山に埋めたという伝説による(弘法大師だとする説も)。「大蔵経」釈迦の教えである「経」と、教団の規則をまとめた「律」、後世の仏教徒による教義の解釈である「論」の「三蔵」を基礎として、それに解釈、史録などが加えられたもので5300巻にのぼる。現在、写経といえば256文字の般若心経だが、なんと「一筆一切経」を成し遂げた偉人は二名だけである。世尊寺五世藤原定信(1088-1158)は一切経5048巻を仁平元年(1151年)から23年間かけ書写。春日大社でこれを供養し、多武峰で出家、法名を生光とした。また、筑前・宗像社の社僧・色定法師良祐(1159-1242)が、文治3年(1187)から嘉禄3年(1227)まで41年かけ書写。興聖寺と宗像大社に現存する4342巻は、国の重要文化財に指定されている。

その一切経山は浄土平(標高1600m)にある。荒涼とした火山荒原で噴煙を上げている。地獄と浄土、信仰から命名されたものだと思う。1893年(明治26年)の大噴火では2名が亡くなった。近年では1977年(昭和52年)と、2008年(平成20年)に噴気があった。また、2014年、噴火警戒レベルが2に引き上げられ、周辺の立ち入りが禁止されたが、2016年、レベル1に改められた。なお、火口への立ち入りは禁止されている。

アクセスは「磐梯吾妻スカイライン」で1959年、開通。当初は有料道路。2013年に無料開放された。霜降付近は絶景。火山の白い砂礫と紅葉の対称が素晴らしい。しかし、有毒ガス注意で車の窓を開けないようにと標示板がある。喘息もちの人は特に。
それから、摺鉢山(1707m)があり、富士山の山容にみえる事から「吾妻小富士」と呼ばれ、春の田植え時の雪形「吾妻の雪うさぎ」として親しまれている。ここまできれいな摺鉢山はそうそうない。御鉢回りは50分ほどで。
そして、五色沼(通称:魔女の瞳)は、同名で福島県の磐梯高原にもあるがそれは「五色沼湖沼群」。ここは、単独の湖沼。一切経山の山頂から眼下にみえるブルーの絶景はここだけ。「魔女の瞳」は八幡平が有名。しかし、この五色沼は美しい。

コース:往き 90分 帰り 80分 合計 170分 鎖場・岩場なし ロープなし ガレ場あり 強風注意

浄土平ビジターセンター(1600m) 40分 酸ガ平・鎌沼分岐 50分 酸ヶ平避難小屋 一切経山(1949m)
一切経山 35分 酢ヶ平避難小屋 【休憩】 45分 浄土平ビジターセンター

天気予報は「曇り」浄土平は、風は弱かったが、気温は7℃。空気が澄んでいる事から、浄土台天文台があり、天体観測の名所として知られている。スタートはここから。噴煙あがる山をみながら緩やかな散策路を歩く。酸ガ平の手前にくると、吾妻小富士の遠望がきれい。避難小屋のガレ場をすぎ、一切経山の稜線上に出た途端、爆風。おだやかな山容だが、明治時代から度々噴火し灌木が生えるのみで厳しさを見せつける。あと20分。ここまで来たのだから。でも手はかじかむし、顔も冷えて来て表情が出せない。唇も青くなる。そこまで想定してなかった。しかし、同時に吾妻小富士の絶景が励ましてくれた。標高は1900m。山頂に着く頃、手がしびれてきた。山頂にはケルンがあった。一切経が埋まっているのか。「空気大感謝塔」「万邦平和生存感謝」の標柱があった。五色沼はどこに見えるか。少し奥にいったところ崖下手前の眼下にみえる「魔女の瞳」。ほんの少しだったが、神秘的なブルー。おりてきて避難小屋があり、そこで休んだ。こういう時、ホットコーヒーかお湯とカップ麺があれば体力が回復できる。午後3時を過ぎれば、気温は3℃しかない。安達太良山よりも磐梯山よりも高いのだから。しっかりとした防寒対策が必要。

 

少し高度があがると吾妻小富士がよく見える。紅葉がきれいだ。

鎌沼方面は、緑豊かな湿原が広がる。

 

 

灌木しか育たない。爆風が吹き荒れる。

砂礫のみの岩山。鳥も鳴かない。厳しい自然。

山頂は広い。


宝の山「会津磐梯山(1816m)」霧氷


宝の山「会津磐梯山(1816m)」霧氷

磐梯山は会津富士や会津磐梯山とも親しまれている百名山。山域は、主峰の大磐梯(1816m)、小磐梯(大噴火で山体崩壊)赤埴山(1430m)と櫛ヶ峰(1636m)。磐梯高原を含め磐梯朝日国立公園に属している。
民謡「会津磐梯山」に登場。正しくは、正調会津磐梯山「玄如節」が盆踊り節として転用されたもので歌詞が162番まであるとか。1953年、美空ひばりでリリースされたが、もっと古いのは、蓄音機時代の1934年(昭和9年)に小唄勝太郎が歌ったもの。
歌詞に出てくる「宝の山」笹に黄金が成り下がるとある。ある年、飢饉にみまわれたが、笹の実が咲いた事で、飢えをしのいだ。笹の実は数十年に一度しか咲かない奇跡の花。また、大塩裏磐梯温泉は弘法大師の祈祷により岩泉が割れ、塩がとれた。これを山塩といい、地域の重要な産物でもある。

磐梯山は、表磐梯の猪苗代湖からみると、きれいなかたちをしていて双耳峰にも見えるが、実は山体崩壊し、カルデラができたのだ。古くは「いわはしやま」で「天に掛かる岩の梯子」の意味である。1888年(明治21年)7月15日、磐梯山の大噴火で大小300ほどの湖沼が形成された。檜原湖、秋元湖、五色沼などが風光明媚をつくりだした。そして、東北の紅葉は短い。10日ほどか2週間足らず。落葉松の森も一部あるが、主にブナの森である。

八方台登山口(1194m)山頂(1816m) 標高差 622m 距離3.5km×2=7㎞ 往き 標準 2時間15分 1時間57分 帰り 標準 90分 1時間46分

八方台 10時13分 中の湯 10時36分 弘法清水(1630m) 11時44分 岡部小屋 12時9分 山頂 12時10分
岡部小屋 12時20分 弘法清水 12時46分 中の湯 13時44分 八方台 14時6分

登山口の八方台の見事な紅葉。磐梯山の山頂が冠雪した。積雪かどうかは「霧氷」。自然からの贈り物にありがとうを。天気は寒気が下りて来て、曇りで晴れる事はなかった。
登山道の整備に感謝。1か所、鎖場、ロープあり。比較的新しい。最初はブナの森を歩く。中の湯分岐は、温泉の跡地。冷泉らしく、足湯くらいならできるかもしれない。そこから、本格的な登山道になったが危険な箇所はない。登り切ったあたりに遠望できる檜原湖の絶景。その後、尾根沿いの道を下る。鎖場あたりから何となく再び登りに。弘法清水には立派な小屋が。周回でき、火口壁もみられる。山頂へは30分ほど。北西の風のあたる斜面の木々の枝に氷がついている。幻想的な絶景。そのうちに、岡部小屋に着いた。あっけない。すぐ上が山頂。祠があり、手をあわせた。無事に来られた事。

クマ情報について:八方台登山口はゴールドラインを通るが、周辺でクマ目撃情報があった。特に、車と衝突したというが、それが午後1時頃。日中でも出没する。少しドキドキしながら、早い目に通り過ぎる事。

 

 

 

 

 

 


2025.10.23(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.301


2025.10.23(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネ【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】オレンジのハッピーハロウィン je t’aime encore   Broken Vow 最後のコーヒー 真珠採りのタンゴ ラブ・イズ・オール まつり 野菊 秋の子 四季の歌 思秋期 柿の木坂の家

【コラム】日中は暑くて半袖。夜も蒸し暑さが残り、エアコンが欠かせない。ようやく日中もしのぎやすくなったと思ったら。北の方は雪です。紅葉は遅いらしく、秋は短い。


ショパン/前奏曲嬰ハ短調作品45


ショパン/前奏曲嬰ハ短調作品45

1841年作曲とみられる。チェルニシェフ公爵夫人に献呈。完成直後にウィーンの出版社から、「ベートーヴェン記念アルバム」に掲載する作品を依頼され、最初ショパンはポロネーズ第5番作品44を提案したが、曲が長すぎるとの事で、この前奏曲に決まった。しかしながら、メンデルスゾーンが「厳格な変奏曲」を提示している。その他の原因もあったか。1841年、ショパンはピアノ・デュオ・コンサートでリストに協力した。そして、ピアノ協奏曲第3番の創作に向かっていた頃。作品46は、演奏会用アレグロである。

ソステヌート、2分の2拍子。前奏曲というタイトルがついてるが、「幻想曲風」である。リズムらしい強拍が見られない。極めて現代音楽を予兆する雰囲気。ドビュッシーは影響を受けた。転調が素晴らしい。Gis E Dis Cis E Fis Gis 和声の構成音と旋律が絶妙。

この音楽は、PPからFまでだが、弱音志向が強いので柔軟かつ、音の粒を揃えてかつ瞑想的に。透明感溢れ、倍音をよく聴き、ペダルの効用が左右する。
幻想的なカデンツァ。協奏曲第2番2楽章に出てくるものが美しいのだが。このカデンツァは、ショパンの崇高さを示す。解決方法として、練習曲作品10-3の中間部や25-6などの重音のスケールや表現が参考になる。

このレベルの音楽になると、目をつぶって耳を澄ませて聴きたい。動画は便利だがちょっと違う。言い換えると、音の奏でているイメージで音楽を想像する。
調性というかカラーを感じながら。嬰へ短調は、嫉妬深く暗く、変ト長調は、柔らかく明るい、変イ長調は、強さもある。

演奏が終わる頃には、一握りの落葉が(涙)。ショパンの嬰ハ短調は慰めである。

 

ショパンの難しさの究極にあるカデンツァ 協奏曲第2番2楽章に出てくるものが美しいのだが。他に練習曲作品10-3や25-6などの音楽や表現が参考になる。

ショパンの銅像のあるワジェンキ公園


第19回ショパン国際ピアノコンクール 4/23-5/4 – 10/2-10/20


安積 4/23-5/4 – 10/2-10/20

5年に一度の国際的に権威のあるショパンコンクール 戦前から社会主義国も資本主義国も参加する音楽・ショパンの共通言語を世界ではかるコンテスト。
予備審査が4月23日から行われ、世界28カ国から162名が予備予選に参加し、一次予選に66名が選出された。ここに、他の指定されたコンクールで2位以上を獲得した19名のシードが追加され、85名からのスタートとなる。
ショパンコンクールに出場するのは、夢を叶えるために、ピアニストになるために、人生を称賛できるものである。誰しも、生活があり、人となりがあり、それがあっての出場。遺憾なく発揮することを願うばかり。リスペクトします。
日本人は13名。Kaito Kobayashi Shiori Kuwahara Shushi Kyomasu Yumeka Nakagawa Yulia Nakashima Yuya Nishimoto Arisa Onoda Jun Shimada Miyu Shindo Mana Shoji Tomoharu Ushida Miki Yamagata Ryota Yamazaki

第1次予選 10月3日〜10月7日
第2次予選 10月9日〜10月12日
第3次予選 10月14日〜10月16日
本選 10月18日〜10月20日

予選がはじまり、熱い演奏が繰り広げられている。

第2次予選へは。40名が選出された。日本人は5名。Shiori Kuwahara Yumeka Nakagawa, Miyu Shindo Tomoharu Ushida Miki Yamagata,

第3次予選へは、20名が通過、日本人は3名。福島県出身の牛田智大さん(25)、東京都出身の桑原志織さん(30)、愛知県出身の進藤実優さん(23)。

3次予選ライブを聴いていた。凄く重要な局面であるので、聴きどころ。集中力のとぎれない「ショパニスト」の音楽は感動だった。ショパンの絶妙なテクスト。ソナタ2番、3番どちらを選ぶか。難しい選択だけれども。私的には、2番が好きだが。2番は全体の雰囲気が醸成されているかだ。第1楽章の中間部のバスの狂気じみた表現はショパンとてなかなかない表現。第2楽章の唐突なぶつかる音を弾き切る。第3楽章は「葬送行進曲」第4楽章の無窮動「愚弄するスフィンクス」をどうするのかにかかっている。
3番には音のキレが要求される。第3楽章のノクターンがなぜここに持って来られているか、意味を感じながらなど。

本選への11名の選出が決まった。日本人は2名。東京都出身の桑原志織さん、愛知県出身の進藤実優さん。

1. Piotr Alexewicz (Poland)
2. Kevin Chen (Canada)
3. David Khrikuli (Georgia)
4. Shiori Kuwahara (Japan)
5. Tianyou Li (China)
6. Eric Lu (USA)
7. Tianyao Lyu (China)
8. Vincent Ong (Malaysia)
9. Miyu Shindo (Japan)
10. Zitong Wang (China)
11. William Yang (USA)

本選が終了、厳選な審査の結果、入賞者が決定。

1位 Eric Lu

2位 Kevin Chen

3位 Zitong Wang

4位 Shiori Kuwahara

4位 Tianyao Lyu

5位 Piotr Alexewicz

5位 Vincent Ong

6位 William Yang

入選
David KHRIKUL
Tianyou LI
Miyu Shindo

特別賞
コンチェルト賞 Tianyao LYU
マズルカ賞 Yehuda PROKOPOWICZ
ポロネーズ賞 Tianyou LI
ソナタ賞 Zitong WANG
バラード賞 Adam KALDUNSKI

素敵なエントリーをありがとう!今後のご活躍を願います。

昔の演奏家に習いなさいというと、もちろんだがすべてではない。感性は、時代とともに変わっていく。コンテスタントが感じるショパンのリズムに対して講評があったようだ。
コンテスタントは、ネットやデジタル音楽を聴く機会に恵まれすぎているなかで。今の若者が軍楽隊の音やポーランド民謡を聴いて何を感じるだろうか。
ショパンのポロネーズやマズルカの秀逸な演奏は、普遍性を追求した結果である。マズルカ賞は、特別賞のごとく、ショパンコンクールでは重要視されている。
また、本選でのピアノ協奏曲では、マズルカやクラコヴィアクがあり、それをどう弾くかがカギになる。さらに、今回から初導入された「幻想ポロネーズ」の演奏。ポロネーズの名前こそあるが「幻想曲」の作品。不協和的な和声で、明るい作品とは言い難いが、複雑であるからこその展開や再起で際立たせるが、コーダの決然たるポロネーズのリズムとオクターブの多用は祖国ポーランドの誇り。ショパンはチェロソナタ作品65の頃、創作力は少なくなってきた。以降、大規模な作品を書いていない。
晩年の作風でもあり、若年時の協奏曲と晩年の幻想ポロネーズの演奏は、いかに感動の余韻を残してくれるでしょう。
ショパンの性格的小品などの考え方として、バラード、スケルツォ、ソナタはある程度、一般的な解釈で弾いた方が無難だが、ファンタジーの部分をどうイメージし表現するかによっても広がりや響きが変わるだろうと。
バラードでは、時にドラマティークに感じるが、節度を持って弾く。スケルツォでは、おしゃべりの如くクレッシェンドやデクレッシェンドをコントロールし、中間部の瞑想をどうするか。ソナタは、雰囲気の異なる主題、動機の印象付けや内声の浮き出しで印象が変わるはず。
他方、個性がかまわないと弾き切るコンテスタントだとポゴレリッチまではいかないけど。これは「ショパンでない」と言われてしまうかもしれない。ここは、ショパンコンクールの場であるから。