Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

第57回「全同志社メサイア」2024.12.25 ~メサイア日本初演100周年~


第57回「全同志社メサイア」2024.12.25 ~メサイア日本初演100周年~

ヘンデルのオラトリオ「メサイア」は、ベートーヴェンの「第九」と同じくらい親しまれ、合唱では「ハレルヤコーラス」が「歓喜の歌」と同じように歌われている。ヨーロッパでは、クリスマスの時期は、第九よりメサイアの方のコンサートが多い。1918年、第九は、鳴門市「第九の里」で初演されたのだが、1925年、メサイアは、青山学院で初演され、2025年が100年目となる。同志社大学の「メサイア演奏は第57回」とある。1969年(昭和44年)から毎年開催している。(コロナ禍で中止になった以外)。それまでにもメサイア演奏会はあり、1901年「同志社クワイア」が行ったものがある。

2024.12.25 京都コンサートホール クリスマスで一年の区切りを。そして、新年への準備を。前回は、コロナ禍が明けた元年で、第2部のハレルヤコーラスで幕を閉じた。それでも合唱のある演奏会が開催できた事は大きな喜びだったと思う。今年は、アーメンコーラスが聴ける。

 


多武峰の紅葉 1300年の景色かな


多武峰(とうのみね)の紅葉 1300年の景色かな

気温6℃、冷たい霧雨が時折、冬の天気。今年初めて耳がかじかんだ。鼻水が出る。鳥居前に甘酒や奈良漬の土産店。紅遊茶屋の「あげ餅」が有名。

談山神社:御祭神 藤原鎌足公 多武峰は、標高500mで山深いが難波津を遠望できる地。飛鳥・法興寺での蹴鞠会(けまりえ)で中大兄皇子 (後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が国造りについて談う。皇極天皇4年(645)、乙巳の変で蘇我入鹿は討たれる。この後「談い山」と言われ、日本はじめての元号を制定し「大化の改新」詔を出した。白鳳7年(678)唐より帰国した鎌足の長男・定慧(じょうえ)が十三重塔と講堂(神廟拝所)を建立し妙楽寺とした。大宝元年(701)神殿を建て、鎌足公の御神像を安置した。十七棟の重要文化財、総社は日本最古。十三重塔は高さ17mで木造建築として唯一無二。現在は、1532年の再建のもの。恋神社や水みくじがある。
末社:龗神社(おかみじんじゃ)ご祭神:高龗神 タカオカミノカミ【通称:龍神社】龍ヶ谷の「岩座」がある。大和川の源流であり、神聖な神の水が、神山より湧き続けている。

近々行けるその時期をうかがっていた。11月は急な気候の変化。8日の「立冬」で「木枯らし1号」が吹き、遅い「衣更え」。18日に寒気が入り、信州や北陸で初雪。平地の紅葉にあまり気づかなかった。気象庁は今年の冬を「平年なみ」と予想していて、これだと秋が短く終わってしまう。山紅葉はいくつかみてきたが。

県道を明日香から入ると、くねくねした山道で多武峰が綺麗。駐車場は、山のへりに何か所があり500円。至近の「第5駐車場のみ」11月限定で1回1000円。階段の上り下りがない。高校生の修学旅行の団体、年長者のツアーバスを見かけた。入り口に手水舎がある。お清め、しかし水は冷たくなかった。入山料は600円、「特別バージョン」御朱印も授与できる。50の石段は急なので女坂から散策がよい。恋の道がある。拝殿の懸造りに趣がある。社務所が本殿前にあり、水みくじなどの授与品が入手できる。

鏡王女が鎌足に詠んだ歌「神奈備の 石瀬の社の呼子鳥 いたくな鳴きそ 我が恋まさる」幸せな一生を遂げた

東殿(とうでん)の恋神社は、鏡王女を祀り、えんむすびの神。順として、東屋「恋神社」に通じる「恋の道」や「むすびの岩座」は、先に参拝をすませた方がよいだろう。恋神社は作法として、正面から参拝し、時計回りに回り背後から参拝し、時計回りに回り正面にもどり三度参拝する。このあと、みくじなどを授与できるとよりよいとされる。

私は、参拝するとき、時間をかけて気の赴くまま。岩、神木、水、気を感じる事。人気のない社でも、それは私にとっては意味がある。行ってみたく、一期一会でお会いしなければならないと。十三重塔と権殿の隣に比叡神社(山王宮)があり、多くの神がいる。三天稲荷社は、菅原道真を祀っている。かつて、十三重塔の隣にあったらしいが、廃仏毀釈の時に、東に250m離れた地に移された。傷んでいることを知っていただきたいと思った。

 

かたらいの杜 木々の中にある 入口前からも見える

 

急な石段の途中、左右に寺社がある。

恋神社

拝殿:懸造り 展望よし

十三重塔

比叡神社(山王宮)

立派なイチョウの木。ここから、談山(かたらいやま)、御破裂山(ごはれつさん)への道。

総社本殿 威容あるたたずまい

総社拝殿 紅葉がかかる

神廟拝所 蹴鞠会 年2回開催 国造りの「談い」の場

如意輪観音堂 足腰の病に霊験あらたかな秘仏・談峯如意輪観音坐像が安置 左に鳥居がみえ気になる。

柵の奥、250m先に社がある。誰もいない檜林の中をいく。

苔むしているが、私には光っているようにみえる

三天稲荷社 宇賀魂命 菅原道真公 市杵島姫命

龗(タカオカミ)社 通称:龍神社 大和川の源流でここから水が湧き出している。

 


浅間山溶岩樹型「天明の大噴火」


浅間山溶岩樹型《国の特別天然記念物》「天明の大噴火」

浅間山は有史以来、時々噴火している。日本で初の火山観測所「浅間火山観測所」が建設された。その地形から3つほどの山で形成されている。釜山(かまやま)2568m、前掛山2524m、黒斑山2404m。現在、中央火口丘の釜山(長径500m)は噴煙をあげている。前掛山は、警戒レベル1の時は登頂できたが、現在、警戒レベル2なので「賽の河原」から「前掛山」までは、入山規制。それで外輪山の古生代の「黒斑山」が山頂扱いとなっている。

江戸時代の天明3年(1783年)7月6日(8月3日)「天明の大噴火」で大爆発した。実は、気候不順が続いていて、同じ年の3月12日(4月13日)には青森県の岩木山が噴火した。1782年(天明2年)から1788年(天明8年)にかけて天明の大飢饉が起こっている。地震の専門家が大地震に警鐘を鳴らしているのは、現代の気候不順が、天明の大噴火の前の状況に似ているらしい。冬も異常な温かさであったという。今年の富士山の初冠雪は11月7日と大幅に遅れている。そして、岩手県の岩手山は、2024年10月2日に、噴火警戒レベルが2に上がった。1998年以来の入山禁止。

天明3年(1783年)8月4日(旧暦7月7日)、夕刻から夜にかけて浅間山麓の森を高温の火砕流(吾妻火砕流)が襲った。東南側の群馬高崎市だけでなく、埼玉県本庄市や深谷市まで影響が及んだ。土石流を巻き込み、上流の吾妻川から合流した利根川に流れ、天明6年(1786年)天明の大洪水を引き起こした。利根川から分岐する江戸川下流の、牛込、小石川、本所あたりが浸水した。火砕流はやがて冷えて固まり木々は腐り円筒状の窪みが残った。溶岩樹型は世界的にも珍しい。浅間山溶岩樹型は富士山の鳴沢溶岩樹型と共に研究対象であり、防災につながる。昭和15年に国の特別天然記念物に指定。昭和50年(1975年)の調査で、約500個が確認された。大きさは直径50~200cm、深さ3~7m。

浅間山の麓、「鬼押出し園」を含む一帯に鎌原(かんばら)という地名がある。火砕流が鎌原村になだれ込み、村のほぼ全域が壊滅。死者は477名で、小さな丘にある「鎌原観音堂」の50段の石段で生死を分け93名が生き残った。「観音堂」は、噴火によるすさまじい土石流で埋没し15段となってしまった。土石流の厚さは3mから6mあったと思われる。このストーリーは「ブラタモリ」で放映された。林田理沙さんの表情が印象的だった。ブラタモリは、だいたい明るい話題が多いのだが、歴史には悲劇もある。浅間山の噴火を忘れない鎌原観音堂を守る村人の心を汲み取り、この放送となったのだろう。

 


24.11.30発行「JAA機関誌61号」


24.11.30発行「JAA機関誌61号」

現在、校正作業中です。8日~15日校正作業中で、16日に入稿予定。発送は30日頃からです。

2021年5月より編集長をおおせつかって年4回の11月、1月、5月、8月の30日が発行日で、校正時期はなかなか連絡がとりづらいと思います。仕事、買い物以外はPCの前から離れられません。テキストのみならスマホから返信の方法がありますけど。原稿のレイアウトは、PCであるいはプリントアウトし目視で確認しないと。モニター2台+スマホ、WIFIスマホもフル活用。また、A3複合機からのスキャンやプリントアウトも相当な数にのぼります。原稿収集から校正作業と入稿までメールで一日30件ほどの原稿データのやりとりが頻繁に行われ高い緊張感を要します。PC環境もバージョンアップ。もちろん、日本エディタースクールのテキストは辞書代わりに開き、基本を確認します。ページは40ページほど。企業様の協賛を得て、寄稿者様、国内事情、海外事情から会員にさまざまな内容を提供しアーカイブとしての役目に貢献。校正作業は一字一句まで地味で緻密でかつ複雑。日本語のよさを発見します。数字、各言語、ローマ字、カタカナ、ひらがな、など多彩。

ラジオの世界は、音や声と間と音楽で表現されている。一方、パブリッシングの世界は、まず文字の語彙による表現ありきで、それに画像やキャプション、回り込みなどのレイアウト。全体のイメージをオーガナイズしたもの。しかし、一字一句に妥協しない事。これも表現の世界ですね。

こちらは会員向けですが、一般も購入ができます。問い合わせは JAA(NPO法人日本アコーディオン協会)事務局か私まで。

そういえば、世界的アコーディオニストのフランスからリシャール・ガリアーノ(1950~)が、ワールドツアーの中、日本に来日しました。日本では、京都公演のみだったようです。

 

 


2024.11.28(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.280


2024.11.28(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】冬が来る前に サンフランシスコの6枚の枯葉 枯葉 シャピトゥル インディファレンス 落葉の里 SEASONS 旅愁 赤い靴 木枯らしの舗道 リンゴ追分 瑠璃色の地球

【コラム】来週から12月「冬」。山地は紅葉は終わりですが、平地はこれからのところも。ゆっくりですが、寒気も流れこみ、冬らしくなっていきます。一年の終わりが「冬」で、一年の始まりが「冬」です。冬支度をそろそろはじめましょうか。

 

「ナメゴ谷」針葉樹と尾根が広葉樹で龍が昇る様にみえる。

大台ヶ原「大蛇嵓」の紅葉 大峯山脈をのぞむ

学園祭の時期、美芸学園高等専修学校の文化祭「美芸祭」に出演。


リラ・クラシック 2024.11.30(土)7:00 「チャイコフスキー」vol.139


2024/11/30(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】チャイコフスキー/交響曲第6番第1楽章、「四季」から「トロイカ」、弦楽四重奏曲第1番ニ長調より「アンダンテ・カンタービレ」
バレエ音楽「眠れる森の美女」から「パ・ダクション」

【コラム】チャイコフスキー(1840.5.7 – 1893.11.6)の祖父は、ピョートル・フョードロヴィチはウクライナ人である。有名な「アンダンテ・カンタービレ」はウクライナの民謡から霊感を得た。後に、「戦争と平和」で知られるトルストイ(1828.9.9 – 1910.11.20)がこれを聴き、感動のあまり涙したという。

バレーにチャイコフスキーの音楽は欠かせない。「眠れる森の美女」からパ・ダクシオン バレーは素晴らしい芸術だと思う。


「ナメゴ谷」の紅葉


「ナメゴ谷」の紅葉

紅葉の名所「ナメゴ谷」。大峰山脈の「行者還岳」の東側にある谷。杉やヒノキの人工林のうち、尾根は広葉樹林(ミズナラ、ブナ、ヤマザクラ)が昇り龍のように見える事で、上北山村のビュースポット。国道169号と国道309号の合流地点「天が瀬」から入るが、すぐ工事の看板がある。25㎞先で通り抜けできませんと。天川村に抜けられないという事かな。ナメゴ谷はトンネルの手前なので大丈夫。なお、国道309号線は冬季通行止め区間(例年:12/1から4/18まで)がある。又、片側通行の区間があり、時には全面通行止めになっている。実際は、路肩や法面が崩壊して道幅が狭くなっていて拡幅工事をしている。ここを生活道路で通行する人のために、ご苦労様です。う回路がないので、注意が必要。なお、街灯もないところなので、日中通過した方がよい。

googleマップが示す「ナメゴ谷」は工事区間だった。北山川の支流が流れ見上げると聳える山々の紅葉がきれいだった。そこから本来の場所までは、車で15分くらい先に行ったところ。100mごとにポイントがつけられていて、60番台から80番台くらいまで展望できるところを探した。ところどころ待避所がある。この辺りは通信状態がよくなく、ネットがつながらない。90番には「タイタン尾根」があり、高塚山へ登山ができる。標示板が出ていた64番「ナメゴ谷」展望。高塚山(1363m)や無名ピーク(1418m)、一の峠を一望。午後は逆行が入るので午前の方がベター。植林された針葉樹の緑に尾根沿いの広葉樹の山紅葉が独特の模様に。もし山火事が起きても、広葉樹は燃えにくいので、延焼を防ぐ意味があったよう。そう、桜の木は燃えにくい。水分を多く含むから。修験道の祖で神変大菩薩の役行者は桜を神の木として植樹した。吉野山は桜を植樹しているが、この考えは広まっていると考えられる。

ガソリンスタンドがほとんどなく、国道169号線の川上村にある「かわかみらいふ」のスタンドで給油しておこう。そこから大台ヶ原まで35㎞ある。なお、日曜、夜遅くは営業していない。

国道169号線と国道309号線の合流 天が瀬交差点付近 入口に看板があり「片側通行、拡幅道路工事中」とある。行者還岳の手前まではいけるかな。
google地図での「ナメゴ谷」は、道路工事中の場所。路面、法面、路肩崩壊で鉄板が敷いてあり、水が噴き出している。係員にきくと、あと15分くらい先のところだよと。

山のてっぺんだけ広葉樹、あるいは桜などの木々があり、色が違う。春は桜で、秋は紅葉の名所。


大蛇嵓の紅葉~大台ヶ原~


大蛇嵓の紅葉~大台ヶ原~

大台ヶ原山(日出ヶ岳)1695m 奈良県と三重県の県境にある日本百名山の一つ、吉野町から50km。国道169号線「わさび谷」交差点から県道40号線(大台ヶ原ドライブウェイ)で20㎞。その終点が、大台ヶ原ビジターセンター(1537m)気温は夕方8℃でガスっていた。12/1から 4/18まで冬季期間通行止め(予定)

登山コースは、西大台コースと東大谷コース、大杉谷コースがある。西大谷は3か月前の許可申請が必要。環境に配慮し、原生林を歩くコース。ツアーがあるが、5日間198000円だと。海外旅行できる金額。何か特別なんだろう。一般的には、東大台コースで、日出ヶ岳コース、大蛇嵓コース、周回コースなどがある。歩きやすい。また、大杉谷コースもあるが、健脚向き。山小屋「桃の木山の家」に宿泊するなら。この辺では、最大級の200人収容。大杉谷はマイカーだと国道422号線、県道603号の宮川ルートから駐車場で「桃の木山の家」を目指した方が近い。ただし、駐車場が10台とか。道中が険しい。それだけに秘境、絶景。それだけでなく「危険」。黒部ダムの「旧日電歩道」のように、一歩足を踏み外すと転落する箇所があり、「黒部に怪我なし」でなく死亡事故が起きている。

コースタイム「大蛇嵓展望台」:3.2km×2=6.4km
往き ビジターセンター14時36分 → 尾鷲辻15時11分 → 牛石ヶ原15時25分 → 展望台分岐15時28分 → 大蛇嵓展望台(1578m)15時38分
帰り 展望台分岐15時52分 →  尾鷲辻16時8分 → ビジターセンター16時37分

大蛇嵓展望台は、強風だった。帽子が飛ばされそう。なぜあそこだけ猛烈な風なのかな。右に「蒸篭嵓(せいろぐら)」自然のおりなす絶景。そして、左目の前が「不動返し嵓」で近づきたかった。柵がしてあるが、岩の上で足場が不安定。そこまで下りになっているので危ない。もちろん、崖下800m。

 

夕陽に染まる紅葉の森。

陽が当たらないと紅葉が終わった木々は、少々寂しい。

大台ヶ原は「霧の山」とも言われる。霧に包まれ、視界不良。晴れていても、ヘッドランプは必須。

大台ヶ原ドライブウェイの終点 バスも乗り入れている。

ビジターセンター 青空がきれい

登山道 スタート 日出ヶ岳と尾鷲辻から大蛇嵓方面の分岐 時間があれば4時間ほどで1周できるが、ショートカットし、右側の道。

尾鷲辻

牛石ヶ原 神武天皇像 天照大神の孫、神日本磐余彦天皇(かんやまといわれびこのすめらみこと)は、東征の折、熊野に降り立ち、大台ヶ原にも立ち寄り、神輿石に腰かけた。

展望台分岐 ここから大蛇嵓へ

とうとう入り口にきた。ここからだ。岩盤の道。

最後の登りで大蛇嵓展望台。岩場のみ、先に転落防止の柵がある。

蒸篭嵓(せいろぐら) 大蛇嵓から右側の絶景。

大峰山をのぞむ しかし、なぜここだけ猛烈な風なんだろう。帽子が飛ばされそう。先に進めない。

左前には、「不動返し嵓」の美しい紅葉が。もちろん、柵の先は、崖下800m。


2024.11.10「美芸祭」学園祭出演の事(動画あり)


2024.11.10「美芸祭」学園祭出演の事(動画あり)

本日、無事終了しました。高校生、頑張っていると思います。特に、コロナ禍になってからは、オンライン授業、タブレット端末など。通学している意識が変わってしまった。東京の大学にオンライン授業だけでほとんど通わず卒業を迎えた人もいるよう。学生生活を思い出した。

私は、高校生の時、けっこう揺れていました。気のすすまないものに対して動きが鈍い。認めてもらえている事は積極的に動くのですが。
高校一年の時は、バンドに誘われ TOTOのバンド。高校二年は、浜田省吾、尾崎豊、レベッカのバンド、学園祭は楽しかった。
卓球、英語クラブ、心理研究クラブなど 複数のクラブに所属し活動していました。一方、音楽の授業は選択できなかった。美術を選択した。
高校二年の数学の授業の時、3Fの音楽室から先生のショパンのスケルツォ第3番の練習の音が聞こえて、授業に身が入らなかった事もあった。
他の方面では、放送部、演劇部、合唱部に友達がいて、部室に行ったりしていました。

さて「美芸祭」は、美芸学園高等専修学校の文化祭。保護者の方が多く囲んでいる。学校関係の方も視察にみえている。こじんまりとしながらもマンツーマンに近い密度の濃い教育ができているから。スペシャルライブは、40名収容のところを60名の満杯となった。「にしくんand なってぃ」アコーディオン、ピアノ&リコーダー、クラリネット

校長先生をはじめ、お元気でいたただきますように。また、いずれお会いできますように。そう挨拶してきました。

 

生徒さんが描いてくださいました。かっこいいです!

今回も、アコーディオンとピアノ半々で。交互に入れ替わる。なってぃの方は、リコーダー3本とクラリネットを持ち替えで。

ピアノと黄昏のクラリネットで「ハナミズキ」感動してくれて嬉しいです。


声優「フランダースの犬」喜多道枝(1935.3.11 – 2024.11.6)


声優「フランダースの犬」喜多道枝(1935.3.11 – 2024.11.6)

2024年(令和6年)寂しくなった。増山江威子さん、小原乃梨子さん、大山のぶよさん、そして喜多道枝さんまで。作品は、子どもが楽しめる内容であっても実に深い内容を秘めている。

「フランダースの犬」で、主役のネロの他にアロア、ジョルジュ、ポール、アロアの母、ネロの祖父、ヌレットおばさん、ナレーター役を演じた。一人八役。特技:フランス語・ギリシャ語・朗読・謡曲という。他にも多くの声優を演じ、吹き替えでも人気を博す。『フランダースの犬』は、イギリスの作家マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー原作の児童文学で1872年発表。絵画をテーマとした貧しい少年ネロと老犬パトラッシュの友情を描いた。日本では早くから訳され、菊池寛(1929)、村岡花子(1954)らによるものがある。1975年(昭和50年)テレビ「世界名作劇場」(「カルピスまんが劇場」)でアニメーション化された。間もなく50年を迎えようとしている。これほど、日本人に愛されているテレビアニメはないだろう。私も影響を受け、大判のルーベンスの画集を持っている。

「カルピスまんが劇場」として放送されるにあたり、原作を日本風に多少、脚色された。あらすじはこうである。ネロは画家を志していた。原作では15歳となっている。ネロの家は両親が亡くなり貧しく、ミルク運びをおじいさんとしていた。パトラッシュは、労働犬として使役されていたが、金物屋に重労働をしいられていた。倒れていたところをネロとおじいさんが救う。おじいさんが床に伏し、ネロとパトラッシュはミルク運びに精を出した。ネロは、アントワープ聖母大聖堂のルーベンス(1577.6.28-1640.5.30)作の「聖母被昇天」を時あるごとに見、祈りをささげていた。本当は「キリストの昇架(1611頃)」「キリストの降架(1610頃)」を見たかったが銀貨を払った人のみ。おじいさんが亡くなってしまい、大家からクリスマスまでに退去を告げられ、帰るところがなくなった。クリスマスの前夜、大雪の降りしきる中、コゼツの落とした財布を届けにいった。そして教会へたどり着く。パトラッシュも、時をみてネロを追いかけた。偶然、月光が祭壇画を照らし、ネロの願いが叶った。アロアは、ネロを探しに雪の中歩くが、先に進めなかった。クリスマスを迎えた翌朝、大聖堂のルーベンスの絵の前で、愛犬とともに息絶えていたネロが発見された。

最終回でも声優の喜多さんは大役を全うした。声を使い分けエピローグは的確なナレーションだった。ネロとパトラッシュが力尽きる直前で『キリストの降架』を見上げ「ああとうとう見たんだ」 「ああマリアさま、僕はもう思い残すことはありません」ルーベンスの『キリスト昇架』『キリストの降架』については、「きっとルーベンスは、貧しい人に絵を見せたくないなんて思わなかったはずなのに」と言っていた。そしてネロとパトラッシュは『キリストの降架』の前で横たわり、「パトラッシュ、疲れたろう、僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ」を最後に。その後、天使が迎えに来て、昇天してゆく。ナレーション「ネロとパトラッシュは、おじいさんやお母さんのいる遠いお国へ行きました。もうこれからは、寒いことも、悲しいことも、お腹のすくこともなく、みんな一緒にいつまでも楽しく暮らすことでしょう」・・・「死は終わりではなく天国への凱旋」というけれど祈る事しかできません

アントウェルペン聖母大聖堂は特に日本人観光客多いが現地として『フランダースの犬』の事をほとんど知らない。アメリカでは放映された時、その後のストーリーが追加された。協会で助けられアロアと結婚し、幸せに暮らすとした・・・

2010年3月、世界名作劇場放送35周年を迎えた日本アニメーションは、本作品に登場するパトラッシュの名を冠した「パトラッシュ基金」を発足、盲導犬育成普及事業の支援を開始した。

 

「キリストの降架」キリストが磔刑にされ息絶えた。十字架から降ろされる場面。聖母マリアがすがりつく。

劇場版(1998)では、岩代太郎が音楽を手掛けている。