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2018.6.9-10「ジャコバン国際ピアノ音楽祭 2018 in 岐阜」


ジャコバン国際ピアノ音楽祭 2018 in 岐阜

もともと フランスの修道院で行われていたイヴェントが日本に上陸。東京で開催されていた。
岐阜 サラマンカホールでは 大野市はバラの一大生産地であり 提供があること。
また、フランス料理など アペリティフの祭典としても 合流している。
このイヴェントへの最大の効果を呼び掛けている。ちなみに ピアノイヴェントとしては、ユニークな発想である。

昨年は 仲道郁代さんのリサイタルを中心に。中桐望さんのプログラムなど 魅力あふれる内容であった。
例えば、昼の部は リレー的なコンサートスタイルで 夜の部は しっかりと演奏会を聴くスタイル。
また、休憩の合間にも トイピアノの演奏があったり【入場無料】楽しませてくれるプログラムがたくさんある。

さて、2018は、6月9日、10日にかけて開催される。あなたも体験を。

https://salamanca.gifu-fureai.jp/1409/

(更新)うかがいました。

今年もピアノのテーマの国際音楽祭。よかったです。
大野町のバラ フランス食のアペリティフ 融合しましたね。

以下イベント内容

オープニング・コンサート:細川千尋トリオ
日時/6月9日(土) 15:15開場 16:00開演
会場/サラマンカホール
出演/細川千尋トリオ
料金/全席指定 500円

スペシャル・ピアノ講座 「調律師が見た巨匠たち」
日時/6月9日(土) 17:45開場 18:00開演
会場/リハーサル室
定員/60名
出演/講師:瀬川宏、聞き手:浦久俊彦
料金/自由席 500円

マチネ・コンサートⅠ:小川加恵&Ⅱ:レミ・パノシアン
日時/6月10日(日) 13:30開場 14:00開演
会場/サラマンカホール
出演/小川加恵、レミ・パノシアン
料金/全席指定 1,500円[サラマンカメイト1,350円]

ソワレ・コンサート:福間洸太朗
日時/6月10日(日) 18:00開場 18:30開演
会場/サラマンカホール
出演/福間洸太朗
料金/全席指定 1,500円[サラマンカメイト1,350円]

ピアノリレー ※出演者募集については後日発表。
①[ジャズ&ポップス]
日時/6月9日(土) 15:20~15:45
会場/サラマンカホール・ステージ
出演者/5名程度
料金/観覧無料
②~④[オールジャンル]
日時/6月10日(日) 13:00~17:40の間に3回開催
会場/ホワイエ
出演者/14名程度
料金/観覧無料(オープン・スペース)

アペリティフ in 岐阜 2018
~フランスの食と音楽がうみだす 幸せなゆとりのひととき~
日時/6月10日(日) 12:00~18:30
【1】 12:00-14:00 Lunch Time
― フランス料理を楽しむ時間
【2】 15:20-16:00 Dessert Time
― デザートを楽しむ時間
【3】 17:00-18:30 Alsace Festa
― フランス・アルザスフェスタ
会場/OKBふれあい会館 アトリウム
料金/
アペリティフチケット(2種類)
◎1500円(100円×15枚)◎3000円(100円×30枚)
コンサートとアペリティフのセット券[販売期間:6/9(土)まで]
◎1日楽しみたい!方には、実質600円お得なセット券
マチネ+ソワレ+アペリティフ(3000円券)=6000円→5700円(ドリンク300円券付)
◎1つのコンサートチケットとアペリティフの券とあわせる。
マチネ+アペリティフ(1500円券)=3000円→2850円
ソワレ+アペリティフ(1500円券)=3000円→2850円

日時 6月9日(土) 17:45開場 18:00開演
チケット料金 自由席 500円
チケット情報 【チケットのお求め】
サラマンカホールチケットセンター 058-277-1110
※発売日当日は、窓口9:00・電話10:00・ネット翌日0:00より発売となります。

※未就学児の入場はご遠慮ください。
発売日 メイト発売 : 3/2[金]
一般発売 : 3/9[金]
お問い合わせ先 サラマンカホールチケットセンター
058-277-1110

 


2017.6.17ジャコバン国際ピアノ音楽祭レポート


2017.6.17「ジャコバン国際ピアノ音楽祭」 アペリティフ365  サラマンカホール 岐阜市

フランス トゥルーズ 修道院で行われている 歴史あるピアノ音楽祭 1980年から開催 国際ピアノ音楽祭として世界各地に広がっている。
http://www.pianojacobins.com/-Piano-aux-Jacobins-in-China-.html

「アペリティフ365」フランスの食文化の一つである”アペリティフ”を普及・推進するイベント。アトリウムにて、軽い飲食を楽しむ。フランス風 カナッペやワインと共に音楽を愉しむ文化がある。

岐阜県大野町は薔薇の栽培がさかん。苗木の生産量は日本一。当日は、薔薇の香りでいっぱいに。ステージに薔薇が敷き詰められる・・・。

サラマンカホールの音楽監督をつとめることになっている音楽プロデューサー浦久俊彦氏「フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか」を出版。フランスで長年研究をされていたが、帰国。https://twitter.com/urahisa1

仲道郁代さんのブログ 写真の配置や月ごとにアーカイブされているもの
日々演奏と向き合うライフ、素晴らしいです。
http://www.ikuyo-nakamichi.com/diary/?year_id=2017&month_id=6

「サラマンカホール」は収容数708だが、パイプオルガンを備える中規模クラシック音楽専用ホール。「OKBふれあい会館」は 会議場があり ゴージャスな雰囲気を讃え 複合施設として サラマンカホールがある。室内楽の響きがよく 国内外の奏者が挙ってこのホールを使用する。スペイン、サラマンカとの縁がある。このオルガンは、サラマンカ大聖堂のオルガンを複製したもの。オルガン製作者は、辻宏氏。辻氏はオルガン奏者でありビルダーであった。オルガン建造に適した木材を求め岐阜県白川町を拠点にし、スペイン、サラマンカ大聖堂「天使の歌声」オルガンの修復にのぞみ、岐阜県の協力を仰ぎながら長年取り組み遂に完成させる。また白川町には、辻氏製作のオルガンが入っているグロリアホールがある。

【マチネの部】14:00~18:00
中桐望さんのショパン
ショパンのワルツの内声が聴こえて 独特の雰囲気が出ていた。
スケルツォは大胆に。バラード3番は 華麗に ペダルをあまり使わないで ソステヌート。
バラード4番 丁寧に表現。夢心地だった。フィナーレの前のストレットのダイナミックさ。
また、繊細さかつ華麗に駆け抜ける。ファンタジーのような演奏。英雄ポロネーズは 力強く。オクターブの連続は テクニックに裏打ちされ 情緒たっぷりに表現。

演奏後 少しではあったが 中桐さんとお話をさせていただいた。CDの事など中心に。気さくな方。今後の活躍を願っています。

ジャン=バティスト・フォンルーのリスト
「バラード2番」まず第一音から 明確な音と強靭なテクニック。ダイナミックな表現。ビルトゥーゾ的。後半のシューベルトは 情感たっぷりに奏でる。リストがシューベルトをリスペクトしているのがうかがえる。シューベルトの転調 リストの転調 には独自性がうかがえるが、その「変容」を感じ取れる演奏だった。

ここで、ピアノを替えた。(Y社)

ダナ・ツィオカーリのシューマン ※アンコールあり
パワーがみなぎる演奏。たしかに「クライスリアーナ」は、強く速い感情がある。ただ 力強くではなく 音色はつぶれたりしない。「謝肉祭」シューマンの抒情溢れる音楽性も聴けた。

【(終了後)ホールホワイエコンサート 18:25~18:50】
ピアノパフォーマー ウーーノ(宇野正志)さん ロッシーニ作曲「ロマンティックなひき肉」 他 トイピアノ または グランドピアノによる演奏。楽しかったです。喝采をさらっていた。

また 奏者によるサイン会。
さらに 岐阜市長の挨拶や フランス料理長のメッセージ。仲道郁代さんや 中桐望さん他 奏者がロビーに登場。

【ソワレの部】19:00~20:30
仲道郁代 「ベートーヴェンを弾く!」

 

 

前日に プレイベントがありました。
「名演奏でたどる、20世紀の偉大なピアニストたち」講師:浦久俊彦 ゲスト:中桐望

昔のピアニストは 即興的に演奏している。あくまで 作曲家にリスペクトした上での事だと思う。
そして、ショパン フォンタナ スターリング の事も話にでた。非常に興味深い話であった。


6/17(土)ジャコバン国際ピアノ音楽祭


フランス南西部にある中世の街並み「薔薇色の街」トゥールーズ。13世紀ゴシック建築のジャコバン修道院を舞台に、ピアノのための音楽祭「ジャコバン国際ピアノ音楽祭」が開催されてきた。音楽祭のコンセプトは、とてもシンプル。テーマに拘る事なく ピアノがある。

詳細は HPから:https://salamanca.gifu-fureai.jp/schedule/20170601-20170701/

主催:サラマンカホール
共催:岐阜新聞・ぎふチャン
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:大野町、大野町バラ苗生産組合、アペリティフ365 in 岐阜実行委員会

6月17日(土) 13:30開場 14:00開演

「マチネの部」

14:00~15:00 中桐望 「ショパンを弾く!」
フレデリク・ショパン(1810~1849)
:幻想即興曲 Op.66
:24の前奏曲 Op.28より 第7番、第15番「雨だれ」
:スケルツォ 第2番 Op.31
:3つのワルツ Op.64
:バラード 第3番 Op.47
:バラード 第4番 Op.52
:英雄ボロネーズ Op.53

15:30~16:30 ジャン=バティスト・フォンルー 「リストを弾く!」
フランツ・リスト(1811~1886)
:バラード 第2番 ロ短調
:孤独のなかの神の祝福~『詩的で宗教的な調べ』より
:スペイン狂詩曲
シューベルト/リスト
:春への想い
:水の上で歌う
:「美しき水車小屋の娘」より

17:00~18:00 ダナ・ツィオカーリ 「シューマンを弾く!」
ロベルト・シューマン(1810~1856)
:クライスレリアーナ op.16
:謝肉祭 op.9

マチネの部 中桐望さん 意欲的なプログラムに期待。第8回浜松国際ピアノコンクール(2012) 2位 本選 ブラームスのコンチェルト 中桐望さんを聴いた。丁寧に弾いていた。ワルシャワ留学され ショパンの香りが漂う。2017年の春からは ショパンのバラード全曲など 意欲的なプログラムに取り組まれている。

「ソワレの部」

19:00~20:30 仲道郁代 「ベートーヴェンを弾く!」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)
:ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 op.13『悲愴』
:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2『月光』
:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57『熱情』

仲道郁代さんのベートーヴェン プログラム 注目です!