Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

首かけイチョウ 日比谷公園


首かけイチョウ

元は、日比谷見附にあった。明治36年、日比谷公園が整備されるとき、首に賭けてでも護られたイチョウ。樹齢400年。
日比谷公園 噴水広場の隣、松本楼のそばに移設された。噴水公園は明治38年のもの。

それにしても「東京クリスマスマーケット2018」の日比谷公園は、大行列で通る道もないくらい混雑した。
この大銀杏の木を知る人は何人いるのだろうか。外国人が写真を撮っていた。

ひときわ目をひくイチョウ。大阪、太融寺(たいゆうじ)のイチョウは御神木で、道端に遺されたまま道路が整備された。
ただのイチョウではない。イチョウの木は はるか2億年前、私たち人類が誕生する前から植生する、いわゆる「強い樹」。


ショパン/練習曲第22番ロ短調作品25-10「オクターヴ」


ショパン/練習曲第22番ロ短調作品25-10「オクターヴ」

ショパンは、オクターヴについては、拘って使用しているわけではなかった。むしろ3度、6度の連続重音や、上昇、下降アルペジオなどの
扱いが多い。その中で、この曲は「徹底したオクターヴ奏法と強打」や対極にある叙情的な表現を織り交ぜた練習曲でありながら、芸術品に仕上がっている。

ピアノ協奏曲第2番では10度の跳躍がある。1番ではオクターヴの連続を柔軟に奏する場面がある。
一方、バラード、スケルツォでは、オクターヴの奏法と強打が盛り込まれていて、例えばバラード2番へ長調のコーダ(アジタート)の異例ともとれる激しい表現など。
効果を発揮している。

オクターヴには、隣の鍵盤への動きに関して、4種類がある。その他、跳躍移動もある。
A 白鍵から白鍵へ 横へのスライド(手首低め) B 白鍵から黒鍵へ 下から上へのスライド(手首の前から後)
C 黒鍵から白鍵へ 上から下へのスライド(手首の後から前) D 黒鍵から黒鍵へ 横へのスライド(手首高め)

ポーランドの音楽教師 レオポルド・ゴドフスキーは、ショパンの練習曲27曲をさらに難しくした54曲を書いた。
練習曲ロ短調作品25-10は、左手のみで演奏するようになっていて、手首の親指からの転回(ひねり)15 2 15 2 を用いている・・・

 

アニメ「ピアノの森」ショパンコンクールに挑む。一ノ瀬海 雨宮修平 阿字野壮介 丸山誉子 などが登場人物・・・


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」H.J.Lim


ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106

ベートーヴェンの表題には「ハンマークラヴィーアのための大ソナタ」(Große Sonate für das Hammerklavier)と書かれていた。が、この曲が
交響的な4楽章形式で規模が大きく「ハンマークラヴィーア」Hammerklavierという名前を与えられた。シンフォニックで作曲の技術を余すところなく不断に盛り込まれ、ベートーヴェンが心血を注いでつくられた。(もちろん、第7番二長調など4楽章の作品は他にあるが、それは初期のもの。)

まだ、フォルテピアノも使われていたし、ピアノフォルテがピアノメーカーにこぞって造られた時代。第23番「熱情」でピアノソナタの頂点を極め、シュトライヒャー、ブロードウッドのピアノが作曲意欲をかきたてた。ベートーヴェンの創造力が楽器発展につながったとも言えるのだ。
「ピアノで弾かれるべき作品」ということができる。ピアノソナタ32曲の「頂点として君臨」し、現代のピアニストをうならせている作品。
当時は、弾けるものがいなかった。「50年も経てば、弾けるピアニストがいるだろう」と語ったベートーヴェン。

例えば「悲愴」「月光」は フォルテピアノのために書かれた3楽章の作品。初期の代表的な作品。弱音器などの記号が付されている。
「テンペスト」「ワルトシュタイン」「熱情」は、ピアノフォルテへの過渡期で中期の代表的な作品。
「告別」31番、32番は後期のソナタで哲学的であり、よりベートーヴェンを理解し弾く事が望まれる。

ベートーヴェン/ピアノソナタ「ハンマークラヴィーア」変ロ長調作品106 より第4楽章「フーガ」

H.J.Lim (リム・ヒョンジョン)ピアニストとして、誰でもなれる事を証明してくれた。コンクールや師匠はもちろん大事で、本人の技術の鍛練や努力が必要だが、
演奏は自分だけができるものであり、自分そのものであるから自由な思いで表現したい。彼女が、この作品と闘った事が表現され、ベートーヴェンが好きでこの曲を弾いているのがわかるような気がする。

ベートーヴェン ピアノソナタ全集をリリース


アコーディオン「KSENIJA SIDOROVA」シドロワのバッハ


KSENIJA SIDOROVA_クセーニャ・シドロワのバッハ。

オフィシャルサイト:http://www.ksenijasidorova.com/

1988年生まれ、ロシア系クラシック・アコーディオン奏者。ラトビア出身。クラシックだけでなく、ピアソラや東欧諸国の音楽を得意としている。
バッハ/パルティータ第6番ロ短調「フランス風序曲」の華麗な演奏。バッハの時代にはアコーディオンはなかった。アコーディオンは1820年代に発明された
民族楽器である(ストラデスベースシステム)。これが改良され クラシックアコーディオン(フリーベース)になり可能性を最大としている。
私もアコーディオンを弾いている(エキセルシャー マニアンテモデル【生産終了品】)ピアノではできない表現ができるところが素晴らしい。
シドロワの楽器は、PIGINI(最低音Eがあるモデル)フリーベース。重さは15kgを超える。
繊細なコントロールで好評を得ている。一流の演奏陣が参画する「ルツェルン音楽祭」にも出演した。日本にも来日している。

 

このアルバムを所有。コンセプトが面白い。例えば、ドップラー効果のような音に遠近感を出している。
ピアノでは表現できない、アコーディオンならではの響きと音色。

アコーディオンメーカー PIGINI(ピジーニ)の制作工程。


「リラ・クラシック」2019.2.16(土)7:00 「シューベルト」 vol.47


リラ・クラシック」第3・第5土曜 AM7:00~8:00 パーソナリティ マコルネがお届けします。

ネットラジオ(PC)http://csra.fm/asx/hasimoto.asx  設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】シューベルト
交響曲第7番ロ短調「未完成」D759 第1楽章
アヴェ・マリア(リスト編曲)
即興曲作品142-4へ短調 D935
Ständchen「セレナーデ」歌曲集 Schwanengesang「白鳥の歌」D957より

【コラム】シューベルト(1797-1828)は「歌曲の王」だが、さまざまな分野の曲を約1000曲、作曲。3つの歌曲集「美しき水車小屋の娘」(Die Schöne Müllerin )(20曲) D795, op.25 (1823)「冬の旅」(Winterreise )(24曲) D911, op.89 (1827) 「白鳥の歌」(Schwanengesang )(14曲) D957,965A (1828)を最高峰とする、真の「ドイツリートの王」である。ベートーヴェン(1770-1827)に多大な影響を受けた。他に、モーツァルト、ハイドン、ウェーバーなどからの影響を受けた。音楽教師をしながら作曲に没頭。眼鏡は 寝ていてメロディーが浮かんだ時、すぐに書きとめられるように。交響曲は ベートーヴェンが10曲に対してシューベルトは14曲 楽譜に遺していた。ミサ曲では、ベートーヴェンは2曲だが、シューベルトは6曲つくっている。(他方、ベートーヴェンはカンタータなどの宗教合唱曲を遺している。)作曲法は、ベートーヴェン、ブラームスらの推敲を重ねるものと違い、モーツァルト、シューベルトは速筆で即興的で、書き直しが少ない。一方、断片も存在している。

「未完成交響曲」は、グラーツ音楽協会の(名誉ディプロマ)への返礼に、交響曲を献呈したのだが、それが2楽章までだった。
第3楽章 ロ短調でスケルツォを書いたが途中で終わっている・・・

シューベルトは、次の交響曲にとりかかった。それが、ハ長調交響曲「ザ・グレイト」である【完成作品】。

交響曲第7番ロ短調D759 「未完成」楽譜

シューベルト=リスト編曲 「アヴェ・マリア」 ヴァレンティーナの演奏。ファンタジーに満ちている。

 

即興曲第4番へ短調作品142-4 シューベルトは、即興曲を8曲つくっていて、前半は作品90の4曲。ピアノの発表会で聴く事が多い。
後半作品142の4曲は 調性などから ピアノソナタ1曲の楽章にあてはまると評されたが、もちろん単独でも演奏される。
シューベルトのへ短調は劇的である。音域は、ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」と同じ最低音Fから最高音Fとしている。
コーダについて、ベートーヴェンは左手最低音Fと右手Fからの下降となるが、即興曲では、狂詩曲(ラプソディ)的で右手最高音Fから一気に最低音F(左手)まで駆け降りている・・・

Franz Schubert – Impromptu, D 935 – No. 4 in F Minor, Andras Schiff, piano

 

ウィーン中央墓地にある シューベルトの墓 ベートーヴェンの隣に建てられた。


2019.1.24(木)13:00「おきがるタイム」vol.140


マコルネのおきがるタイム@FMhashimoto  第2・第4木曜日 13時からの2時間番組
パーソナリティー マコルネがシャンソン・タンゴ・昭和歌謡などの音楽をお届けします。

インターネット放送(サイマルラジオ)に対応。PCの方はこちら http://816.fm/816hp.asx
スマホの方は、アプリ設定等こちら http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】あいたくて ヨイトマケの唄 ふるさとの空の下で 帰ってきたツバメ 青色のジャヴァ ロミオとジュリエット オーソレミオ 星の界 雪の降る街を 願い星叶い星 星は何でも知っている 冬のリヴィエラ

【コラム】昼間は暖かい日がありますが、朝晩は12月より冷え込みますね。暖かくしてお過ごしください。
少しずつ始動していきます。
1月27日 ボランティア体験フェア 2月2日 目の不自由な方の交流会 2月9日 奈良県立美術館 ミュージアムコンサート
2月17日 西新宿 淀橋会館 日本アコーディオン協会&弾き初め大会 2月24日 デイサービス演奏・・・と続きます。

 

 


羽根音・・・ホオジロ


羽根音・・・ホオジロ

我が家の玄関ポーチと東南部屋の屋根下の間にちょっとしたスペースがありまして。40cm四方かな。
風除けなのか、鳥がやどりに来る。体長は20cmくらい。羽根が長い。
チュンチュンではないから。ホオジロだと思う。
聞きなしとして「一筆啓上仕候いっぴつけいじょうつかまつりそうろう」。

巣をつくったりはしていない。巣はどこにあるのかな。前は、隣の家のガレージのスペースに巣を作った事があったが。
近くには、桜の大木がある。また、5分くらい歩いたところに河川敷があり白鷺が見られる。

夜、帰ってきて玄関の扉を開けると飛び立った。しかし、いつの間にか戻ってきているみたい・・・
雨の日には、必ずといってここに宿っている。朝方、バタバタ音がして、飛び立つ。

春の暖かくなる日までしばらくいるようだ。


白砂青松「沼津御用邸」


沼津、かつてここに「沼津御用邸」があった。現在は、沼津御用邸記念公園で国の名勝に指定。駿河湾の景観。

明治26年(1893年)大正天皇の御静養先として建設。その後、御学問所として東附属邸が建設され、昭和天皇のお住まいとして、
西附属邸が建設された。昭和20年(1945年)7月沼津大空襲により焼失、まぬかれた東西附属邸は昭和44年(1969年)まで御用邸として使用。
昭和45年から沼津市の管理となり、沼津御用邸記念公園として整備された。

白砂青松の地、牛臥海岸や牛臥山公園がみえる。潮風に吹かれながら のんびりと。

曲線をつかった庭園。両側には花壇が。往時を偲び、ゆっくり散策したい。

 

立派な千本の松原 海がもうそばに

牛臥海岸 牛臥山(標高 70m)に少しずつ近づくと富士がみえてくる。

岩礁にとんびが群生している

プライベートビーチにしたいな・・・静かな波・・・


2019年3月10日(日)第9回「震災復興チャリティコンサート」


2019年3月10日(日)第9回震災復興チャリティコンサート

2019年3月10日(日)開場 13:30 開演 14:00 会場 カフェ「やさしい風」堺市西区鳳東町4-365-1
参加費 1000円(クッキー・コーヒー付)

歌う会(歌で元気になって~いのち)アコーディオン伴奏(歌唱指導コーナー)演奏。
ゲスト フルート演奏 サークル演奏
「被災者からのお話をきく」。災害当時のこと、そしてその後の現状をふりかえります。

チケットお買上 + カンパ - 経費(会場費+印刷費用等)=100,000円を 仙台市うたごえ協議会に寄付しています。

平成30年12月29日現在の避難者数(復興庁調査)全国で54000人。このうち福島県は10064人 岩手県は4154人 東京都が4705人・・・ 福島の現状を訴える・・・

何かできることは・・・歌う会に参加することでチャリティになる。また、いけなくても チケットを購入することで支援の力となる。一人ひとりの 少しでも小さな善意。

これを有効にいかすのが このチャリティコンサートの意義です。

 


フォーレ/ラシーヌ雅歌 ハルモニウム


フォーレ/ラシーヌ雅歌(がか)Cantique de Jean Racine 作品11

讃歌とも呼ばれているがそれはどうか。
雅歌とはカトリックにおける恋愛と男女の賛美を謳う。
イタリアの古代詩人アンブロジウス(339-397)の聖歌の詩を、フランスのラシーヌ(1639-99)が訳詞した。

フォーレが20歳の時、パリ ニデルメイエール音楽学校の卒業作品として教会音楽を作曲した。
エレジーとともに 青年期の傑作と評判が高い。ハルモニウム(リードオルガン)と混声四部合唱のための合唱曲。

Verbe, egal au Tres-Haut, notre unique esperance  いと高いところに神の栄光・・・

何と 安らかな響きなんだろう。C’est très touchant!

 

Fauré : “Cantique de Jean Racine” sous la direction de Sofi Jeannin

 

 

オルガンのみによる Hauptwerk

訳詞

Verbe égal au Très-Haut, notre unique espérance,
Jour éternel de la terre et des cieux,
De la paisible nuit nous rompons le silence:
Divin sauveur, jette sur nous les yeux.
Répands sur nous le feu de ta grâce puissante;
Que tout l’enfer fuie au son de ta voix;
Dissipe le sommeil d’une âme languissante
Qui la conduit à l’oubli de tes lois!
O Christ! sois favorable à ce peuple fidèle,
Pour te bénir maintenant rassemblé;
Reçois les chants qu’il offre à ta gloire immortelle,
Et de tes dons qu’il retourne comblé.