Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

白鳥飛来地「御宝田遊水池」 


白鳥飛来地「御宝田遊水池」

御宝田遊水池(こほうでんゆうすいち)安曇野を流れる犀川(さいがわ)は、たびたび洪水を起こし、流域が蛇行していた。「槍で別れた梓と高瀬 巡り合うのが押野崎」と犀川、高瀬川、穂高川の合流点。現在の「大王わさび農園」あたりまでが御宝田(こほうでん)という。

白鳥の飛来地として知られている。多い時は2000羽が群生している。周辺には「白鳥湖」もある。

初秋に1羽の白鳥がいた。また、遊水池入口の池に一輪の彼岸花が咲いた。今日は30℃。信州といえども秋に入るのは遅い感じ。


「三本滝」(標高1840m)乗鞍高原


「三本滝」(標高1840m)乗鞍高原

乗鞍三滝(番所大滝 善五郎の滝 三本滝)で涼感

今年は、9月中旬「猛暑日」、暑さしのぎに滝。樹林帯と滝の轟音で体が覚める。
乗鞍高原(標高1100m~1800m)は主峰、乗鞍岳(標高3026m)の麓、広大な高原が広がっている。上高地の隣にある避暑地で、松本市街からのアクセスがよい。
観光センターがあり拠点。休暇村の先には三本滝レストハウスがあり、そこから先はゲートになっていて、マイカー規制がしかれている。
そのため、ここで駐車し、エコーラインの専用バスで乗鞍岳の畳平までいける。また、自転車で位ヶ原山荘を通過し、畳平まで行ける。
三本滝レストハウス駐車場(標高1805m)から900m、往復約50分。前回も行ったが、お気に入りの滝。

最初は、下り坂、道も普通。標示板が出ている。ジムグリがお出迎え。体長70㎝から1m弱。脇道のクマザサの草むらに身を隠した。森を守ってくれてありがとう。
つり橋の手前で景色が一変。滝つぼの青さが美しい。さらに奥に進めると標示板が。樹林帯の緑が清々しい。そして、登山道のザレた道。登りがキツくなる頃、視界が広がると「三本滝」がみえてきた。

「無名沢の滝」 左  落差60m 水量の少ない糸を引いたような繊細な滝 。
「本沢の滝」 中央  落差50m 勢いのある直瀑。昔修験者が修行した場所と伝えられる。
「クロイ沢の滝」 右 落差50m 落口は小さいものの、三段に流れ落ち、黒い岩肌を優美に伝いながら流れ裾は広がっている。

三本滝レストハウス先にはある遊歩道入口

ゆるやかな下り坂から左に曲がったところ。この辺りでジムグリと遭遇。

つり橋の手前から滝の轟音、滝つぼがある・・・ まだまだ。これから「三本の滝」へ

右側の滝そばの登山道を登ると左側の小さい滝がみえた。

「無名沢の滝」 左  落差60m

「本沢の滝」 中央  落差50m 勢いのある直瀑。

「クロイ沢の滝」 右 落差50m

水が絶えず流れる岩場に苔むして。どれくらいの年月がかかったのだろう。


日本の原風景「ふるさと」高野辰之記念館 


日本の原風景「ふるさと」高野辰之記念館

高野辰之(1873.4.13-1947.1.25)童謡「ふるさと」「おぼろ月夜」「春の小川」「紅葉」の作詞者として知られる。「ふるさと」は、1914年(大正3年)の尋常小学唱歌で発表。
1902年(明治35年) 文部省国語教科書編纂委員嘱託。作詞者や作曲者は文部省が当時公表しなかったが、1960年代に公開された。遺族からの要望があった。1992年(平成4年)から音楽の教科書に両名の作と明記。私が当初聞いた話は、文明開化により、西洋文化を取り入れるべく、学校教育に歌を導入しようと文部省が委嘱した彼らが作詞、作曲をしたのだが、なぜか名前が伏せられていたと。いろいろ言われていたが、おこがましいという解釈のよう。驚くべくは、高野辰之氏は「国文学博士」であった。言葉を研究し、近代の重要作「浄瑠璃史」「日本歌謡史」「日本演劇史」などを著した。また、作曲の岡野貞一氏は、讃美歌を聴きなじんでいたので、唱歌の導入に適任であった。文部省の委嘱による作詞、作曲が100年を超え歌い継がれているのだ。

記念館は長野県中野市の北信地域。自然豊かな原風景。旧小学校の跡地を使用。公園に「ふるさと」の歌碑がある。小さな池と「もみじ」の歌碑がある。生家が近くにあり、日本家屋。周辺に「真宗寺」があり「おぼろ月夜」の鐘楼が。隣に紅葉が彩る「かの川」があり紅葉の歌碑が。そして、野沢温泉村には「班山文庫」と「ふるさとの湯」がある。中野市や飯山市には菜の花畑の風景が。野沢菜は日本に欠かせない漬物として知られている。

真宗寺の「かの川」童謡「ふるさと」の歌詞に登場する。小川の道には紅葉がある。

白いそばの花が一帯に。

高野辰之 野沢温泉村麻釜公園「ふるさとの湯」。野沢温泉村の麻釜(おがま)は、奈良時代の行基が発見したとされる。野沢菜は野沢温泉の名物で、蕪菜の一種で50㎝から1mと長い茎と葉を漬物にして食べる。野沢菜の収穫期には、各家庭が交代で麻釜などの洗濯湯を利用して、野沢菜を洗う。野沢温泉村では蕪菜(かぶな)と呼んでいたが、スキー場を訪れた観光客が蕪菜の漬け物に感激して「野沢菜漬け」と愛称を付け、それが全国的に「野沢菜」が広まったもの。


戸隠神社奥社・九頭龍社


戸隠神社奥社・九頭龍社

戸隠五社の一つ。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社を指す。2000年以上、前とされる「日本神話」で天照大神が隠れる天岩戸を開いた「天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」がご祭神。参道の両脇に清水が流れる。随神門と樹齢400年の杉並木。石仏、飯綱大明神も祀る。

長野市からは、飯縄高原、戸隠高原、戸隠バードラインを経て。御神体は戸隠山(標高1904m)だが、有名な「蟻の塔渡」と「剣の刃渡」が険しく、素人が登れる山ではない。五社へは、縁のある者がたどり着けるとされる。ツアーがあるようだが、ここまで来て参拝できない時は「遥拝」になる事があるとか。それはちょっと。

参道入口に駐車場3時間600円(24時間営業)。社務所は9時から。参詣は8時前から参道入りすれば、営業の時間帯で御守や朱印を授与できるでしょう。その頃から人が多くなり、避暑の頃や紅葉の時期の週末は激コミで路肩駐車が後を絶たず臨時駐車場が開設され係員が対応される。

参道入口(標高1210m)奥社(標高1350m)2㎞の参詣道。
6時45分 参道入口 7時6分 随神門 7時13分 塔婆 7時19分 石段 7時28分 九頭龍社 7時30分 奥社
《帰り》7時41分 石仏 7時47分 飯綱社 8時1分 随神門 8時20分 参道入口

フジバカマやオオシラヒゲソウが咲いていた。参道の両側は、清水が流れている。トチノキがあり、実が落ちる頃。トチノミは、栗に似ていて非なるもの。手間をかけ饅頭や煎餅などの菓子に珍重される。髄神門は壮観。両側林立する樹齢400年の巨樹は圧倒的。しばらくいくと観音堂の宝篋印塔。ここから石段で足場に注意が必要。登りきったところ左手に社務所、右手に奥社がみえるが、まずは手水舎で。上がると左手に九頭龍社、そして右手に奥社。頭上は御神体の戸隠山。右脇に「八水神の滝」。私が一番最初にすれ違いに会った人は、白の装束を纏ったご高齢の夫婦だった。多分、日の出とともにお参りされたのかな。それにしても「石仏」のお顔が綺麗で慈悲深い。この4体は、何を示しているのだろう。

早朝であまり人もおらず、静かに心洗われる時だった。

オオシラヒゲソウ

トチノミが落ちる頃。

宝篋印塔の標示

石段で足場を気にするところ。あと少しが長い。

飯綱社 戸隠山は飯綱山を篤く信奉している。手前に新しい鳥居が。

岩窟の下の石仏 草むらをかきわけて進む

石仏 4体。表情が豊かで惹かれる。

八水神の滝

九頭竜社

戸隠神社奥社


麻釜「野沢温泉」野沢菜の発祥地


麻釜「野沢温泉」野沢菜の発祥地

野沢温泉村は、全国で温泉村と名の付く自治体。スキーで有名だが、他に有名なのが「野沢菜」の発祥地である。それは、温泉にも関係ある。麻釜(おがま)は、30ある源泉の一つ。100℃近い温度の源泉が湧き出している。昔は、麻を茹で皮を剥ぎ繊維を取っていた。現在は、野菜や卵を茹でるなどに使われる。麻釜は火傷など危険防止のため地元の人以外は立入禁止となっている。ここで、野沢菜を洗っていた。その野沢菜は、茎が1mにもなるそうだ。野沢菜漬けが全国に名が知られている。

冷涼な気候と麻釜がこの味を引き出す。野沢菜のおにぎりは美味で好んで食する。土産に野沢菜漬けを買ったが、何ともいえない香りと塩味がよい。ごはんと相性がよく最高。日本人の米習慣は、シンプルだからこそ。塩、酢、酒粕で漬物を、醤油、味噌、さらに酒、麹は世界に通ずる味覚だ。しかし心配な事が。家でつくる漬物は商品として出回らない可能性がある。認可制になったので、業界が縮小するかもしれない。ぜひ、家庭の味を気軽に味わいたいものだ。

野沢温泉では、野沢菜を作る畑を「麻畑」と言う。豪雪地帯の野沢では「7夜盆」の8月27、28日頃までに種を蒔き3日もすれば芽を出し、5回ほど間引きをする。11月には1mほどに成長し収穫。これを麻釜で「お菜洗い」し、湯がいて一石桶に漬けられる。それは家庭の味。野沢では「鯛の刺身よりうまい」。浅漬けはシャキシャキとした触感がよい。

天然記念物「麻釜熱湯源泉」噴泉がぐつぐつと湧いている。地元の人以外、立入禁止。

麻釜の源泉を使用した外湯「麻釜湯」観光客も利用できる。外湯は13ある。志納制という。何とも凄い事。

麻釜湯の源泉を利用した「ふるさとの湯」ここの湯はよかった。ぬるめと熱めと露天風呂がある。童謡「ふるさと」の作詞で国文学博士の高野辰之の終焉の地にちなんでいる。


「船越の頭(標高2612m)」から「坂の上の雲」とライチョウ


「船越の頭(標高2612m)」からの二重稜線、小蓮華山や白馬岳方面。スペシャル大河ドラマ「坂の上の雲」エンディング、Stand Alone(曲:久石譲) サラ・ブライトマンの歌とバックの映像。スペシャル大河ドラマは、後に「スペシャルドラマ」と呼ばれたが、大河ドラマの放送枠で特別に放送され、時間も45分から90分の2倍に拡大。今年は「司馬遼太郎」生誕100年の年。

2年前の9月中旬頃、白馬大池(標高2308m)に登った。下界は晴れているのに、なぜか大池は雨で寒く厳しい自然をみせられた。サンショウウオの赤ちゃんがたくさんいた。白馬大池山荘でのスープで体が温まったのを覚えている。ここまで3時間30分で往復6時間はかかる。今回は、その先の「船越の頭」や「小蓮華山」(標高2766m)を目指す。
往き5時間 下り3時間30分 休憩もいれれば10時間になる。天狗岳を周回や富士山の御来光と同様、タフな登山になった。「船越の頭」からの「坂の上の雲」の稜線の絶景。そして雷鳥坂。たくさんのケルンが積まれていた。ライチョウがいて感動。はじめてみるライチョウは「かわいい」。国の特別天然記念物で絶滅危惧種、国内で2000羽生息。お出迎えというか。番と2匹の雛。多分、生まれて2か月で歩き始めた頃かな。人を怖がる気配はない。日本では古来「神の鳥」だが、狩猟される時代があった。低地の草をついばんでいる。少し離れたところでメスが啼いて警戒を促している。砂浴びもみせてくれた。ここは、冷たい風が吹き虫が少ない。ハイマツ林と砂がライチョウには大切。そして、イヌワシが飛来していた。ライチョウは隠れるのが上手いのでここが一番なのだろう。

これが「坂の上の雲」の映像。「船越の頭」から小蓮華山や白馬岳を俯瞰する場所。二重稜線。これを見るために。往復10時間のみち。

「船越の頭」から白馬大池方面。「コブの頭」がいくつか見られる。

コースタイム:距離 12.6km 標高差 1137m 時間:7時17分~16時17分 A 栂池RW 白馬大池 船越の頭 B 白馬蓮華温泉 白馬大池 船越の頭 Bを選ぶ
鎖場はなかったが、それに近い場所がある。ロープ2か所、梯子が2か所。標識は要所にあった。「天狗の庭」から大池までは2時間。簡単に済むはずがない。
【登り】蓮華温泉ロッジ駐車場 7時17分 蓮華温泉登山口 1475m 7時27分 蓮華の森 7時50分 標識【5分の1】1651m 8時2分 標識【5分の1.4】1752m 8時21分 標識【5分の2】1925m 8時53分 天狗の庭 2093m 9時22分 白馬大池 2380m 10時50分《トイレ休憩》11時7分
雷鳥坂 2500m? 11時37分 船越ノ頭 2612m 12時2分《休憩》12時23分
【下山】ガスが出て晴れる兆しがない。なぜか、あの場所だけ雲が取れない。寒くなってきた。手袋がいるくらい。帰り4時間はみておかないと。小蓮華山は次回に、潮時だ。
雷鳥坂 12時49分 白馬大池 13時8分《休憩》13時20分 崖の下り 13時54分 梯子 13時59分 天狗の庭 14時30分 標識【5分の3】1925m 14時51分
標識【5分の3.6】1752m 15時19分 標識【5分の4】1651m 15時35分 蓮華の森 15時48分 蓮華温泉登山口 16時12分 蓮華温泉ロッジ駐車場 16時17分

A 栂池ロープウェイで白馬乗鞍岳を通過し、白馬大池に行くルート。ロープウェイの営業時間と白馬乗鞍岳の大岩ゴロゴロ道。料金3700円+Ⓟ。
B 白馬蓮華温泉ロッジからのルート。国道148号線「平岩」から1時間。登山口までの20㎞の林道が心細い。落石があり、また猿もいる。ロッジでは、野天温泉に浸かれる。

日帰りの最大歩行時間は10時間 :往き 5時間 下山 3時間30分 《休憩含まない》きつかったが膝のガクガクや攣るなどはなかった。白馬大池山荘のトイレ休憩と水分補給。途中、平らな石のあるところに腰かけて。塩キャラメルと梅飴。水分は濃いお茶、麦茶、水。念のため「経口補水液パウダー」を持参。

帰りは、白馬蓮華温泉ロッジの温泉がおすすめ。前回は野天風呂を堪能した。今回も白い噴気が確認できた。林道の夜道が怖い。【道の駅】小谷村の温泉は17時30分受付終了ではやい。白馬大池山荘に宿泊すれば白馬岳へも登れる。それで白馬の名湯「倉下の湯」に浸かった。何回目かな。鄙びた温泉。いいお湯とセルフサービス的なさりげなさで充分。現在は、ポンプが故障して、天神の湯をひいてきている。前回は、浸かっていると汗が出てきたが今回は熱すぎる湯ではない。木枠の露天風呂。茶色い硫黄泉がしょっぱい。湯舟の底はヌルヌル。内湯はなく洗い場はある。ゆっくり浸かり、筋肉もほぐれた。登山直後は、熱い湯は回復を遅らせるらしいので、このくらいが丁度よい。最近は、ぬるめと熱い湯と両方、内湯が用意されている温泉がある。

次は「梅雨明け十日」のチングルマの群落が見える時に。とにかくタフな道のり。しっかり準備して。天狗の庭から大池までの長い事(苦笑)。

白馬蓮華温泉ロッジ ここからが登山口 標高1475m 湿原「兵馬の平」遊歩道があり、お花畑が堪能できる。

天狗の庭 2093m ここが一つのポイント それが白馬大池まで長い事、道がザレて歩きにくいところがあるが、岩場やガレ場よりはまだよい。

白馬大池山荘 栂池からのルート、白馬乗鞍岳の大岩のゴロゴロ道がキツいので避け蓮華温泉からのルートを選ぶ。よい場所にあり、白馬岳へ3時間30分。

白馬大池の東側畔から 白馬乗鞍岳の岩場 栂池ロープウェイからのルートだとここを越えなければならないのが苦手。東天狗岳の「天狗の庭」でコリゴリだったから。というより危ない。テトラポッドのよう。知人がここで転落し骨折した。応急処置の当て木とストックで何とか植物園まで戻れたが、全治6か月だった。

秋の草紅葉がはじまる。チングルマの穂先とイワウチワ。

ケルンが積まれている雷鳥坂付近

白馬大池は大きすぎて広角で入りきらない。雷鳥坂から。左側の色が浅く透明で、右側が深い。ハイマツ林に天敵のイヌワシがとまっている。

ライチョウの親 雪倉岳をみているだろう。

ライチョウの親は、啼き声を発し子を見守っていた。ライチョウ君 人を怖がらない バタバタと飛ぶのでなく速足で隠れるのが得意。

ライチョウの雛

ライチョウの雄

落差のある岩場 鎖もロープもない。ここは手を使って。

梯子 安定しないので慎重に

蓮華温泉 野天の湯の噴泉

倉下の湯 茶褐色の湯と木枠の露天温泉


処理水問題「私たちの海」


処理水問題「私たちの海」

フクイチの処理水~これから30年~ 東京電力でなく国全体の問題

・7月4日 、IAEA(国際原子力機関)は東京電力のフクイチの処理水の海洋放出の計画について「国際的な安全基準に合致」し、人や環境への影響は「無視できるほどごくわずか」と評価する包括報告書が公表された。ジュネーブの国連人権理事会の加盟国や国連特別報告者は、日本の放出計画に反対している。

・「地元に理解が得られるかたちで」と述べたが、首相はその後、福島を訪問した際、県の漁協幹部との会談を実現しなかった。東京の漁協の上層部と会談したが話合いでなく放出するという報告だった。

・8月27日、NHKの討論番組に出演した西村経済産業大臣は、経緯と現状を説明した。現在、一日90tの汚染水が発生している。これは、燃料デブリに地下水が侵入し混ざっている事。地下水を食い止める凍土壁を作ったがうまくいかなかった。この汚染水は従来はセシウムを主に処理するのだが、62核種の一部が処理できない。そこで多核種除去設備(ALPS)システムを構築した。これでトリチウムを除く核種を除去できるとしている。処理水タンクは98%で満杯に近く、用地を増やすなど問題が喫緊になっていた。この物質はHICに貯蔵され保管される。東京電力HP
トリチウムは再処理で1ℓあたり1500ベクレル未満に希釈され安全なレベルにし海に放出。この計画を原子力規制庁内原子力規制委員会が認めた。続いて、また、IAEAのグロッシ事務局長は「この計画の遂行中はIAEAがフクシマに常駐すると宣言、モニタリングするのは29核種」。福島県の海、11か所でモニタリングし結果を報告した。

2011年3月11日、東日本大震災によりフクイチは被災した。フクイチの4つある原子炉の燃料デブリは880t(4号機には燃料デブリは0)。使用済み核燃料が溶け落ちている状態では爆発が起きるかもしれない。再臨界を防ぐため継続的に注水が行われている。2号機デブリ付近の放射線量は1時間あたり7.6シーベルトで人が1時間で死に至る恐るべき危険な値である。そのため、ロボットアームで取り出しの試験と分析が行われている。ちなみに燃料デブリの核種のうち、セシウムの半減期は、1250年で、もっと凄いのはプルトニウムの24000年。1957年9月ロシアで起きた「ウラル核惨事」(INESでレベル6)は空中にプルトニウムなどが放出され1万~27万人(最大45万人)が被爆したという。フクイチの事故はレベル7に相当し、チェルノブイリと同等の事故と評価される。

商業レベルと実際。スウェーデンのグレタさんが「飛行機は利用しない」と言ったが「飛行機に乗らないで」と言っているのではないと。グレタさんは、周囲を変えた。船を使っている。Co2削減に向けた取り組みをしているかについて問いかけている。日本は資源に乏しく貿易により他の国に比べ恵まれているが、商業主義でバランスは良くない。そこに深い感謝や信念があるかと言えばどうなのだろう。食材すべての命を大切にし、感謝できているだろうか。例えば、僧侶や神職らは、厳しい修行や禊をする傍ら、菜食を厳格に守る。しかし、現代では厳格に行っているのは一部である。むしろ、海外の方が、ベジタリアンやヴィーガンがいて徹底している。一方、海外でナッツなどのアナフィキラシーは油断すると緊急搬送される事には注意が必要。

私たちの日本は、エネルギー資源として、石油 (37.6%)石炭 (25.1%)天然ガス (22.9%)原子力 (2.8%)水力 (3.5%)地熱・風力・太陽光・バイオマス等 (8.2%)。水力、火力発電を推進してきたが、水力はダム建設の効率が問題。火力は2度のオイルショックを経験した。他のシェールガスや風力などもあるが、参入への投資など充分に支援できなかった。政府は、これまでも国策として安定的なエネルギーとして原子力を推進してきた。それに関わっているのが経済産業省と東京電力である。原子力は54基あったが、2011年、東日本大震災による被災により見直しされ21基が廃炉を決定し、残り33基で稼働するとした。今年にかけて電気代が上がっているが、それは原子力が稼働できてなく維持費などのコストがかかっていると電力会社は説明する。ちょっと驚くが、原子力の割合はそう多くないのに、なぜ残さなければならないのか。これには、京都議定書(2008年~2020年)からパリ協定(~2030年)SDGs(~2030年) さらに「カーボンニュートラル」(~2050年)も関連している。飛行機はco2削減に取り組んでいるし、自動車もEV化に取り組んでいる。セブンイレブンは、店の屋根にソーラーパネルを取り付けco2削減に取り組んでいる。環境を守るというポリシーに好感度がよい。将来に向けて私たちの海をどう守るか。環境を壊すのは簡単だが、復元は簡単でない事。

 

2019年のデータでは、原子力の2.8%より太陽光などは8.2%で割合が多い。太陽光に切り替えたらどうだろう、何か問題はあるのか。太陽光パネルに補助金を出すべき。

原発は、安全に稼働していれば問題ないのだが。地震・津波・災害の多い日本。レベル7の事故を起こしたのだから。半減期が24000年のものが・・・恐ろしい。他人事のように何の疑問も感じないのだろうか。安全レベルがアップデートを検証すべき。そして、廃炉し資源エネルギーを違うものにシフトしていく、これが世の中の流れ。ミサイルで攻撃されたら迎撃できるのか。原発は人質みたいなもので、たちどころに被爆してしまう。水力もダムが破壊されれば洪水が起き多数の死者がでる。日米安保がある事は大きいのだが。

半導体輸出に関する規制をかけたのが23日。それに対し中国は「処理水放出に反対」し魚介類の通関を遅らせようとしている。日本のすしや食文化を中国人はわかっている。トレンドとして、円安。以前より日本に来やすくなっている。8月初旬には、コロナ禍後の団体旅行を解禁した。日本としては、この機会に訪れてもらう事を期待している。円安によって、2022年 1ドル=105円 → 2023年 1ドル=140円。1000ドルとしては、105万円が140万円になったと言う事。

さて、これからが勝負です。


2023.9.14(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.251


2023.9.14(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】秋の気配 秋のコンチェルト アコーディオン弾き パリの秋 秋のテーマ 月天心 九月の色 ちいさい秋みつけた 里の秋 秋でもないのに お祭りマンボ 曼珠沙華 【コラム】敬老週間の9月です。酷暑は、9月6日におさまり 室内で冷房をかけなくなった日は最高気温27℃。しかし、翌日は晴れて33℃に。気温差での体調管理にお気をつけください。

アコーディオンのコンサート 第7回ユニットコンサート 主催 AAA 全関西アコーディオン協会

2023年10月29日(日)14時~17時(終了予定)
会場 アサヒスーパードライ梅田 戦中からある老舗のビアホール、最後の宴会です!(10月末で86年の歴史に幕を降ろします。)
大阪市北区西天満4-15-10 あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー地下1F
チケット 2000円(1ドリンク+おつまみ付 ※ソフトドリンクは追加オーダー無料、ビールなどはワンコインお願いします)
申し込みは 杉村まで 090-8484-6039

 

コロナ禍あけ、ホテルレストラン「鉄板焼きのお店」で会食。贅沢な時間でした。


「リラ・クラシック」2023.9.16(土)7:00「ヴェルディ」vol.119


2023/9/16(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】ヴェルディ/「乾杯の歌」、「女心の歌」、「椿姫」第一幕前奏曲、「凱旋行進曲」歌劇アイーダから、「レクイエム」より終曲「リベラメ」

【コラム】イタリアの作曲家、政治家。「オペラ王」と呼ばれる。イタリアはオペラの国。ロッシーニがイタリアオペラを世界に知らしめた。ベートーヴェンはオペラをつくったが、ロッシーニの人気にはかなわなかった。オペラを成長させ力を注いだのがヴェルディである。オペラは26作曲した。最終作は「ファルスタッフ」で喜劇の一つ。

HILA FAHIMA ヒラ・ファヒマ イスラエルのソプラノ歌手

ヴェルディ風リゾット イタリアは食文化が豊か。ロッシーニ風ステーキもあるが。これまた美味。


JAAアコーディオン「会報79号」2023.8.30発刊


JAAアコーディオン「会報79号」2023.8.30発刊

日本アコーディオン協会は、楽器界唯一のNPO法人で、全国組織。年4回の機関誌・会報を発行し会員相互の交流をはかっております。私は、編集長をつとめています。8月号が発刊されました。8月中旬から校正作業にかかっていました。

事務局は、新宿の芸能花伝舎にあります。

芸能花伝舎(げいのうかでんしゃ)は、2005年に創立40周年を迎えた公益社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]が、新宿区と文化協定を結び、芸能が持つ力を地域に、そして広く社会に還元するための拠点として誕生。芸団協は、芸能文化を担う「ひと」を育て、芸能文化を育む「場」をつくり、「ひと」と「場」が豊かに活かされる「しくみ」を整え、この国の人々が、多彩で深く、芸能を楽しみ豊かな心を育む社会を実現することを目指しています。この理念を実現させるための芸能文化拠点が「芸能花伝舎」です。

冊子をお求めの方は、JAA(NPO法人日本アコーディオン協会)事務局、03-5909-3187、メール jaaoffkw@npo-jaa.jp

または私までお声かけください。

 

 


世界陸上ブタペスト2023「9種目で入賞」8/19-27


世界陸上ブタペスト2023【第19回世界陸上競技選手権大会】「9種目で入賞」8/19-27 過去最高の成績を残した。

https://www.jaaf.or.jp/wch/budapest2023/

金メダル 女子 やり投 北口榛花
銅メダル 男子 35km競歩 川野将虎
5位入賞 男子 110mハードル 泉谷駿介
5位入賞 男子 4×100リレー 坂井隆一郎、栁田大輝、小池祐貴、サニブラウンアブデルハキーム
6位入賞 男子 100m サニブラウンアブデルハキーム
6位入賞 男子 3000m障害物 三浦龍司
6位入賞 男子 35km競歩 野田明宏
7位入賞 女子 10000m 廣中璃梨佳
7位入賞 女子 35km競歩 園田世玲奈
8位入賞 男子 走高跳 赤松諒一
8位入賞 女子 5000m 田中希美

入賞者へ:おめでとうございます。心身の健康を整え、自分との闘いでありながら、最後までアクシデントやミスなくやりきる事。それは、簡単なようで難しい。熾烈な競争。無理すると故障してしまい競技生活が短くなってしまう。オリンピックに次ぐ「世界陸上」の役割は大きい。
オリンピックの意義は「スポーツを通して心身を向上させ、文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること。」価値観としては「勝つことではなく、参加することに意義があるとは、至言。 人生において重要なことは、成功することではなく、努力することである。 根本的なことは、征服したかどうかにあるのではなく、よく戦ったかどうかにある。」

私は、20代の頃は、自転車。一日15㎞~20㎞、外回りで走っていた。40代から登山が趣味になった。車山高原のニッコウキスゲを見たのがきっかけで、乗鞍岳に魅了された。それは、一位にならなくてはならないという気負いは全くない。自分との闘いであり挑戦であるから。終える時、清々しいことを重視している。そうでないと、次に繋がらないから。競技に勝ち負けがある以上、背が高く筋力のすぐれているものが優位なのかそれとも技術でカバーできるか。自分のベストに挑戦する姿は、一位にならなくても称賛されると思う。人生は「敗者復活戦」のようだとか。勝ち続けなければ一位にはなれない。負けるものがいるから、勝つものが賛美されるのである。競技によれば、予選・本選や、リーグ戦やトーナメント方式など、また試技が3回あるものや、たった1回で順位が決まるものもある。

陸上、ここ2-3年熱くなってきている。それは、6月に長居競技場【ヤンマースタジアム長居】で行われた「日本陸上」(日本陸上競技選手権大会)が楽しみになったから。
ここでは「ファンサービス」にも力を入れているのでありがたい。

私の注目するのは、田中希美選手。ストイックに自分を責めてきた。1000m、1500m、3000m、5000m、の日本記録を持ち、800mや10000mの他に意外な400mに出場するなど、弱点を克服してきた。最近は、ケニアの標高2400mの高地イデンでトレーニングの仕上げを行ったのだろう。頑張れた事が、この日に繋がった。多くの人に姿勢を見せ続けられる事は素晴らしい。世界で8位は凄い。胸を張って。次の新しい走りを見たいと思う。

次回の世界陸上は2025年日本で開催される。

東京オリンピック2020 陸上女子1500m 8位入賞 2021.8.6

第107回日本陸上競技選手権大会(大阪・ヤンマースタジアム長居)2023.6.1-4

世界陸上ブダペスト大会 陸上女子5000m 8位入賞 予選で日本新記録を大幅に更新 2023.8.26 力を出し切った!


2023.8.24(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.250


2023.8.24(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
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【予定曲】恋する夏の日 夏の終わり 去り行く夏 バンドネオンの嘆き レ・ファ・シ ヴァケーション サマータイム 美しき天然 椰子の実 炭坑節 五木の子守唄 夕焼けの空

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