沙羅双樹 可憐な花


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6月27日 今日の放送分でご紹介した 花・沙羅双樹(サラソウジュ)について 問合せがありました。沙羅は、京都妙心寺・嵯峨鹿王院など6月いっぱいか、各地で7月初旬でも見られるという。有馬温泉は太閤橋の近く 念仏寺があり そこでも 沙羅双樹の大木を見ることができます。また、福崎町にある應聖寺も多くの木を見ることができる。
インドで お釈迦様が入滅されたとき 包む花木として 沙羅の木が2本ずつあったことから。日本では沙羅はなく「平家物語」で、お坊さんが「夏椿」(ナツツバキ)のことを呼んだことからきている。白い花で、春の赤い椿よりは 花びらが薄く可憐な花。朝咲いて夕方には散ってしまう。

「今日すべきことを明日に延ばさない、確かにしていくことがよき一日を生きる道である」という釈迦の教え。「一日のみの生命を精一杯咲き尽くす」という沙羅の花・・・
落ちている風情は なぜかしみじみと感じてしまう。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰のことわりをあらはす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし 猛き者もつひには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

どんな強いものでもいつかは滅びるという、栄枯盛衰を表した800年前の京都の物語です。

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プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

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