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気象庁 震災前後のシステム改訂


気象庁を取材。大手町というより竹橋からが近い 経団連会館などの隣にある。百葉箱は 草木のある少し高めのところにある。ここで観測されているのだ。

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震度計はこちら
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P波 S波で計測する仕組み

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書店 あの気象予報士協会の会長 平井さんの画像(真ん中)

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男性が多い職場なのだが 予報士は女性が増えている。それは試験に挑戦する女性が増えていることから。食堂が リーズナブル かつ丼定食が 520円~ 多種あり。気象庁の中に吉野家がある・・・?少ないが、女性も登庁されている。もしかして 予報士と思っているのは私なのかも。調べてみると 女性の予報士は12%にとどまっていることから 注目されてはいるものの まだまだ男性が多い。

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この後、気象庁 地震火山部 地震津波監視課 調査官に取材

震災前と震災後で システムはどう変わったのか 、どんな事が起きていたかたすねてみた。

気象白書が参考になります。http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/

M8以上の地震は 地震のエネルギーが少なく見積もられる可能性が高いらしく 15分以内に Mm モーメントマグニチュードを解析し 正確に出そうとしている。マグニチュードは8以上で振りきれていて 正確に計測できなかったようだ。

今回の震災では 海上にあるGPS波浪計の数が少なかったこと、そして 陸地に設置した波浪計が 地震により 損壊し 計測ができなかった。正確な数値が出せなかった事による。

今後の対応について。

4段階の基準をもって計測することで改められた。
第一波が少ないと油断する可能性があるので その場合は観測中と表示し 高さを表示しない。

東南海地震に備えている。何故か 東南海地震の方が震源域が陸地に近いこともあり 10分で 津波が到達する。三陸沖のように 少し遠いところから来る津波とは違う。四国沖に 今年度中に 創設する事になっている。

地震計の見直し 震度は7が最強だが むしろ海外の計測器で客観的に 求められた事もわかっている。

1、2、4、6、10m以上の数値をなくし わかりやすい数値に改めたこと。1m未満(表示なし)、1、3、5、10m以上

高い方の数値を表現する事にした。以前は平均値を表現していた。

地震計 全国80か所に 微妙な震度から大きな揺れまで観測できる体制を整えた。

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