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天空の楽園「苗場山」2145m


天空の楽園「苗場山」2145m 池塘(ちとう)の絶景。

長野県、新潟県の県境にある日本百名山。山麓の苗場スキー場は、日本有数のスキーリゾート。広い山頂は、4㎞四方に湿原が広がり釧路湿原や尾瀬、立山弥陀ヶ原(みだがはら)と並ぶ大小1000におよぶ池塘。梅雨明けにワタスゲの白、紺碧の空を映し出す。まさに天空の楽園。

登山口は、長野県栄村側の小赤沢(こあかさわ)三合目から。片道4.6㎞ 往復9.2㎞ 登り3時間40分 下り2時間40分
新潟県側の和田小屋からのルートもあるが時間が長い。ナビは、栄村「秋山郷」へ草津温泉、奥志賀高原側からのルートを表示せずに新潟県津南町経由の国道405号ルートを推奨してくる。この3桁国道405号は、国道といえども基本は片側1車線だが、道幅が狭いところがありアップダウンを繰り返す。長野県栄村の「秋山郷」に入ると小赤沢温泉を経て切明温泉が国道の終点で、それ以降は林道で狭い。

小赤沢登山口3合目から 登りは写真撮りながらなのでほぼ標準タイム。下りは、登り返しがなければ 水飲み以外は休憩しない。標準タイムより早く終点に到着。
3合目 1310m(次815mで30分) 登山道がしっかりしており、標柱がわかりやすい。次まで何mと表示されている。
4合目 1470m(次700mで20分)
5合目 1580m(次750mで25分)
6合目 1750m(次300mで15分) 3合目から6合目までに急な坂はないが、6合目の手前で初めて鎖場があらわれるが、角度が鋭くない。
6合目から8合目までに鎖場やロープ使用が6か所ありこれがなかなかだが、3点保持で登れば大丈夫。下りは足場に気をつけて。
7合目 1810m(次265mで30分) 距離は少ないが、急坂で角度の鋭い鎖場がある。
8合目 1940m(次552mで30分) キツかった坂が緩くなり少しすると平場に出る。突然広がる平原は4㎞平方で600ha。素晴らしい景観がそこに。
9合目 2000m(次1259mで40分)「坪場」と平原。苗場神社で参拝。雪渓を通過すると苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)が見えた。
ほどなく到着。そこから5分くらいで山頂の標柱に着く。てっぺんという感じはなく、周囲より少し一段高いところのイメージ(笑)。

三合目から四合目までは、標高差150m

六合目から七合目がカギ。鎖場が5か所ある。高度感は少ないが、特に下りの足場に気を付けて。

かなり長い鎖場で高度感があるが、クライミングとまではいかない。雨の時は、滑るから気を付けて。

八合目に到達。あと少しで坪場に出られる。

突然、平場に出る。果てしなく続く平原は4㎞四方。頂上はまだまだ先で見えない。

苗場山の池塘の景観。尾瀬や志賀高原より気に入ってしまった・・・。

九合目 ツボ場 2000m 頂上まで1259m

フワフワなワタスゲの白い花、そよ風。木道。山の緑、青い空。この時期でこの天気で出逢えた。そこにいる人は笑顔。
平原綾香の「夢の種」を口ずさむ。このワタスゲは何処へとんでゆくのか。憂いあり、かわいた涙がある。自然そのもの。

一節を

はるかなその綿毛 いまはもう見あげた空に 溶けて
ふりそそぐ日差しがこころまっすぐ導いてる
いとしい土のうるおいかわいたこころ満たす
あなたは私がいつか立ちどまる大地‥‥

ああ、風よ 私はもう迷わない
憂いの森にさよなら 笑顔で告げて
ああ、風よ、風 こころにいま映るのは
光る大地に育まれ 実を結ぶ 夢の 小さな花

小さな岩が無造作に並ぶ、自然が作り出した不思議。

雪渓を発見、涼しい。雪解け水は、とても冷たく気持ちいい。これが、泉をつくり池塘をつくる。

苗場神社 奥の院

祠がたくさんある。

頂上付近 苗場山頂ヒュッテ

苗場山山頂 周囲より一段高いところのイメージ

それにしてもどこまでも続く木道

イワイチョウ

チングルマの群生かな