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バッハ・イン・ザ・サブウェイズ2015レポート


#BachInTheSubways2015
3月21日(土・祝)バッハ生誕330年祭 2010年 ニューヨークの地下街で チェリストのデールヘンダーソンが始めた。音楽を生の音で聴こうよ。バッハの音楽に耳を傾けてね、無料で演奏します。というプロジェクトをたちあげた。2014年には台湾などでもブレイクした。日本は 今年初めて上陸した企画。
東京は 表参道ヒルズをメイン会場に展開 相応しい 期待以上の盛り上がりで音楽祭が出来たと聞いて、ほっとしています。東京の事務局の方にも 大変お世話になりました。

まず 最初に 会場提供くださった方々に感謝しています。そして演奏者の方 コラボレーションにご参加いただき ありがとうございます。また、ご来場いただき聴きに来てくださった方にお礼を申し上げます。

大阪 奈良 和歌山会場については 私が「世話人」をやらせていただきました。これについては「秘話」がいくつもあります。まず、会場手配から 手探りで行いましたが 会場の方も 私のお話を聞いてくださり 趣旨に賛同いただけました。次に、演奏者の手配、演奏するには趣旨に賛同することはもちろんですが、ここでの 演奏者は「演奏者が自発的に演奏する」意味ではないだろうか。「技術を持っているから演奏できる」というのと多少違うと考えています。いろいろな手間などがかかるのにもかかわらず 演奏してくださることに 謝意を表したいと思います。親しみを持っていただける演奏、素敵な演奏、感動する演奏をめざしました。今回 コラボレーションした演奏者の方には 私たちの意見と合致していて、いい音楽を一緒に演奏したいと思える人に出会えることは 私にとって幸運だと思います。

この機会、読売新聞さんの取材 インタビューを受けました。また「ならどっとFM」さんの番組「タイム784」に30分間 インタービュー番組に出演させていただきました。その他「奈良 いかるがホール」が、日本アーカイブページとして フェイスブック バッハインザサブウェイズ アルバムページに掲載されています。大変嬉しく思っております。

The”Nara Ikaruga-hall” image were published in Bach in the Subways Days Album Pages.
.JAPAN Archive LINK .Thanks a lot Mr. Henderson!

Natsuki Umemoto on recorder and Yoshinori Nishitsuji on accordion were among 100s of musicians who brought ‪#‎BachInTheSubways2015‬ to Japan in a MAJOR way:リンクは以下をクリックhttps://www.facebook.com/BachInTheSubways/photos/a.10150614279752493.390461.298706467492/10152621808167493/?type=3&theater

A 高野山 霊宝館 迎賓館 9時15分~45分
ソプラノ 尾上利香 アコーディオン ピアノ 西辻善則 司会・ナビゲータ 尾上恵治(世界遺産マスター)
Fastest venue in the world Bach in the Subways Days
World Heritage Koyasan in JAPAN. The Great monks “Kobo Daishi” retractor 1200 years. The Buddha became day 835 years March 21 .Soprano Rika Onoue Accordion & Piano Yoshinori Nishitsuji Moderator World Heritage Master  Keiji Onoue

世界130都市以上で開催されるこの企画。時差では、世界で一番最初の開催都市が 高野山です。弘法大師のご入定された日が3月21日 寅の刻でした。私も午前5時に御廟にお参りをいたしました。今年は 開創1200年の年 バッハの330歳の誕生日 縁を感じずにはいられません。ソプラノの尾上利香さんが 宇宙が広がっていると トークされた時 まさにその時に音楽ができる幸せと 聴かれる方も 縁を感じて聞きいってくださったことが印象に残りました。また「世界遺産マスター」の尾上恵治さんは 金剛峯寺などの修復をされている方 高野山の案内人もつとめられていて この3月に 「世界遺産マスターが語る高野山」という本が刊行されました。

景教のお墓が「奥の院」にあることをトークされ 音楽が聴き入りやすいようナビゲートしてくださいました。涙されている方もおられ この一期一会を忘れないよう 精一杯私たちは生きてゆく、そして 又会うことができる、そのように導かれていると感じました。曲目 メヌエット G線上のアリア シャコンヌ ガボットとロンド

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B 奈良 いかるがホール 大ホール ホワイエ 12時15分~45分
ブロックフレーテ(リコーダー) 梅本なつき アコーディオン 西辻善則

Nara Ikaruga Hall Japan 12:15 -45
Recorder Natsuki Umemoto Accordion Yoshinori Nishitsuji

リコーダーという親しみのある楽器 アコーディオンも小学校で見たかな。その楽器は 何か懐かしいものや 素朴なものをイメージさせる。大きな音量でなく 室内楽的 かつバロック音楽にも適している。私は「ブロックフレーテ」という言葉をあえて使うのは理由がある。20年くらい前にリコーダーのデュオをつくって楽しんでいた。もう一人の相方は 日本で唯一のリコーダー科のある学校を目指していた。ブロックフレーテ(木管 たて笛) これが フルートトラベルソ(木管 横笛) になり フルート(金管 横笛)に変わっていった。フルートという楽器ができて音量が出るようになってから 素朴な音色のブロックフレーテが使われなくなり リコーダー(記録するもの 鳥に歌を教えるもの)になったという。そんなことから 「ブロックフレーテ」(ドイツ語)を使うようにしている。本日は ご自身の演奏会当日でもあり リハーサルの合間を縫って この会場での演奏となった。

クラリネット奏者(奈良ウインドコンサートファミリー コンサートミストレス) リコーダー奏者として 「うたの笛物語」を主宰。ソプラノリコーダー アルトリコーダー いい音色出します。メヌエット G線上のアリア 主よ人の望みの喜びよ デュオ演奏。手づくりの 譜面台紙 と バッハのかわいい帽子 エンジ系のドレスが楽器の色のバランスがいいですね。バッハのカラーは暖色系だそうです。アコーディオンソロで シャコンヌ ガボットとロンドを演奏。

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C 大阪 泉南 りんくうたうん パピリオ 星の広場 15時30分~16時30分
ヴァイオリン 田仲弘和 アコーディオン ピアノ 西辻善則

Osaka Rinku-town ”Star of Square” [ Kansai International Airport ] 15:30-16:30
Violin Hirokazu Tanaka Accordion & Piano Yoshinori Nishitsuji

地下広場のようだが 階段もあり 音響が広がる。ヴァイオリンの田仲さんとは クラシック音楽の話で盛り上がった。久しぶりの感覚だった。田仲さんは 大人になってからヴァイオリンをはじめたという。メヌエット 主よ人の望みの喜びよ デュオ シャコンヌ ガボットとロンド アコーディオンソロ イタリア協奏曲 より第2楽章 平均律クラヴィア曲集 第2巻より14番 小フーガト短調 ピアノソロ

東京から転勤で関西に戻ってきたというお客さま ずっと私たちの演奏とトークを聴いてくださった。
バッハの誕生日イベント 「毎年あるの?」聞かれました。「今年初めてなんです。」「来年もお願いします」とのこと。駅の通路下であり、足をとめて聞いてくださる方が結構多く 柔らかな空間となった。

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D 奈良 桜井 トラットリア前澤 22時~22時30分(延長で23時まで)
ピアノ 福原満希 ブロックフレーテ(リコーダー)梅本なつき アコーディオン ピアノ 西辻善則 ヴァイオリン 田仲弘和 ギター 厨子はじめ 松田成史

Last venue in JAPAN Nara Sakurai Trattoria Maezawa 22:00 – 23:00
Piano Mitsuki Fukuhara Recorder Natsuki Umemoto Accordion & Piano Yoshinori Nishitsuj Guiter Hajime Zushi Seiji Matsuda

日本 最後の開催地になった 奈良 桜井 「トラットリア前澤」さん 高校2年生の福原満希さん 平均律クラヴィア曲集第1巻から2曲 冴えわたる演奏 将来を期待されています。

アコーディオンで 無伴奏ヴァイオリンソナタ「ガボットとロンド」 ヴァイオリンの音色で 優しく 哀しく この曲を弾く。曲はホ長調なのだが ストーリーがあり、マイナーに動きのある音楽。結構 この演奏は好評をいただいている。バッハは、10歳の時に両親を失い 兄家族に引き取られる。聖歌隊に通いながら 夜 従兄の楽譜を盗み見し ひたすら写譜をした。おどろくほどの読譜力はこういったところから。バッハが不屈の精神で臨んだことにより 今日、「音楽の父」と言われる。また、親しみやすい 情緒に訴える音楽がたくさんある。私は、この曲を弾く時 「ひとりぼっちで 心の底から水を欲しているような音楽」とイメージしている。現代は溢れている時代。「満たされればそれでよいではないか」。「少し満たされると嬉しいな」そんなバッハの気持ちで演奏している。 他に シャコンヌ イタリア協奏曲 第2楽章 平均律クラヴィア曲集第2巻から。

梅本なつきさんは、演奏会が夕方からあり 打ち上げ後 こちらに駆けつけてくださった。ライブ空間で演奏する コラボレーションはまた 違った感覚。客席が近いので 生の音楽に触れやすい 演奏する方にとっても心地よいし、お客さまにとっても。リコーダーの息遣いや アコーディオンの蛇腹の鞴の送りだしが感じられる。メヌエット G線上のアリア 主よ人の望みの喜びよ をデュオ演奏。

そのあと 最後 ヴァイオリン ギターなども入っていただいて 「主よ人の望みの喜びよ」を 合奏し 締めくくった。今日の一日は 本当に長かったが 何カ月も過ごしているような気分になった。
バッハさん 誕生日おめでとう! 生の音楽を聴きに行く人が増えるように願っています。

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バッハ生誕祭 3/21 「Bach in the Subways」


バッハは 1685~1750 今年は生誕330年。「Bach in the Subways」が世界各地で行われるそうだ。世界39カ国129都市以上に広がるバッハの音楽をお祝いするメモリアルイベント。日本でも企画が進んでいる。参加方法は 会場の提供 演奏する 撮影する 聴衆 サポートする 賛同する・・・

http://bachinthesubways.com/ja/

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私とバッハの出会いは ピアノの先生がバッハを尊敬されていたことから。先生はクリスチャンだったのかな。当時先生は 音大卒業して すぐの頃。壮麗で 凛としていました。子どもにピアノを教えるのは大変だと思いました。当時 私は野球部に所属しており その手を洗って ピアノの前に座る どうして それができるのか。先生の力によるものだと思います。学校生活と違う塾生活は 異空間であり 関心がありました。先生は 「きちんと手を洗ってきなさい。姿勢を整えて 深呼吸して」 一つ一つ昏々と諭します。

先生が バッハを敬愛していて インヴェンションとシンフォニアは徹底的にレッスンがあり妥協しませんでした。バッハの音楽が一時期 嫌いになりかけましたが そんな時 先生はレコードを聴かせてくれました。
それが トッカータとフーガ二短調 ヘルムート・ワルヒャの演奏だと思います。

先生は、「この曲 連弾しようか」。レッスンがはじまりました。先生とのレッスンは楽しく バッハを弾く一つのきっかけをあたえてくれました。そして 小フーガト短調 シャコンヌ 無伴奏ヴァイオリン フーガ ガボット
平均律クラヴィア曲集第2巻 いろいろな曲に接してきました。

やはり ライプツィヒ トーマス教会のバッハのお墓参りは 忘れる事ができません。ウィーンに来た時には 必ずといっていいほど ICE 高速列車でライプツィヒ トーマス教会へ立ち寄ります。

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ところで この 「bach in the subways」 ですが 2010年 チェロ奏者の Dale Henderson デール ヘンダーソンが地下鉄の駅で はじめられました。動画があります。

Dale Henderson, cellist

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印象に残るのは アコーディオン演奏。ニューヨークでは 宮岡まゆみさん& ロバートさん。
NEW YORK, 2013: Mayumi Miyaoka & Robert Duncan, accordions

当日 東京では 12時から19時まで 表参道ヒルズなど他 の会場で演奏が繰り広げられるようです。