大台ケ原 日本百名山 深田久弥著 紀伊半島 秘境のひとつ 奈良県上北山村と 三重県大台町にまたがる 日出ヶ岳 (一等三角点 三重県)標高1695m と 数々の峰 正木ヶ原 牛石ヶ原 大蛇嵓(標高1579m) 大杉谷 西大谷 などをさす。台地になっており 紀伊半島 本州最遠 273km で富士が見えるので 御来光の場所でもある。また 日本神話 「神武東征」で この大台ケ原がでてくる。牛石ヶ原には魔物を封じたという牛石(うしいし)そこに神武天皇の立像がある。
ここ数日 雨らしい雨が降っていない。これは 今後 雨期に 猛烈な雨が降ることを意味している。国内でも有数の豪雨地帯。雨が降った後は 石 岩にが 滑るので気をつけるが その心配はなく 幸運だ。
大蛇嵓(だいじゃぐら) 鎖場 絶景 ヤッホーがこだまする。眼前に 修験道で有名な 「大峰山」が。鎖の下は 600mの川。高度1000mの落差。断崖絶壁 または 右方には 断崖の山から木々が生えているのがわかり ダイナミック。
大台ケ原駐車場 200台は 混雑時は朝からいっぱいになってしまう。ドライブウェイだけでも19kmあるので
ゆっくり登ろう。お盆の時期 早朝から 満車ちかくで、付近の路肩にとめているのを見かける。気温は朝方20度だが 午前8時に 30度に達した。標高1500m この暑さには 閉口してしまう。日本全土 熱風が吹き荒れていると言ってよい。
関西では 数少ない「トウヒの立ち枯れ」が見られる。しかし コケは 以前ほど 見られなくなった。伊勢湾台風により 山頂の森林が 剥がされ 日光がさし 苔が衰退し ミヤコザサが群集するようになった。シカがミヤコザサを好物としており 大発生した。八ヶ岳の 白駒池(標高2155m)の苔は まもられている。
「自然環境が 守られず 残念な状況 将来に 驚嘆を鳴らす」。シカを駆除している。夏、鹿の大群は見られなかった。夏は えさが比較的みつかるから。冬はそういうわけにはいかない。昨年 冬 下の道で 大群を見た。越冬しなければならず シカも 群れをつくって 身を守りながら獲物を探すのだろう。
登山口以降 山内は 極めて清浄な状態におかれているが 100%達成されているとは 言えず 98%。
観光化されたことは よくも悪くも。登山者のごみは持ち帰ってほしい。
ルート 駐車場登山口 日出ヶ岳 尾鷲辻 正木ヶ原 牛石ヶ原 大蛇嵓(だいじゃぐら) 分岐 駐車場 休憩いれて 5時間程 約9km
大蛇嵓の手前でおにぎり一つ。登り下りの坂 登りの前に軽くこまめに水分を摂る。膝のバネを利用して 先に足首から地面につけて歩く。
朝食は食べたかったが 止めた。お腹 すいた状態で登る。しばらくすると お腹の音がしなくなった。
多分 内臓の蓄えを利用しているはず。トイレが 中間地点にない。
一等三角点 日出ヶ岳(大台ケ原)ケルン
山頂のひとつ上に展望台が。360度の展望。東側は 熊野灘 をのぞめる。避雷針が設置。
雨量観測所
神武天皇の立像 牛石ヶ原
ここから「大蛇嵓」豪快な岩盤 その先に断崖がある。
帰りは 国道309号線を使ったが 難儀した。避暑地の「みたらい渓谷」は 混雑。路肩駐車が多く ただでさえ道幅が狭い上に 車両感覚の疎い大型車が突っ込んでくると 対向が難しい・・・