神宮「特別参拝」


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神宮「特別参拝」

約2000年前に第11代垂仁天皇の皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が紀元前8年頃から40年かけて各地14カ所をまわり、最終的に伊勢に創祀されたという。皇室の祖神である天照大御神《内宮》と豊受大御神《外宮》を祀る

外宮 正宮(しょうぐう)豊受⼤神宮 雄略22年(西暦478年)高倉山に鎮座
別宮 土宮 風宮 多賀宮
勾玉池
御厩 神馬 晴れを祈願する白い馬「桜澤号」

内宮 正宮(しょうぐう)皇大神宮 垂仁天皇26年(紀元前4年)神路山、島路山に鎮座
別宮 荒祭宮 風日祈宮
四⾄神(みやのめぐりのかみ)

その前、まず先に「二見興玉社」を参ること。

あるアンケートによると、内宮しかお参りしない人が多いとききます。半数は外宮をお参りしない。おかげ横丁があるから(笑)。天照大神は内宮にあるから。
これは、日本神話を義務教育で積極的に取り上げる事をやめているからです。まあ、混沌としている部分があり謎めいてますね。もうちょっと知ってくれたらと思っている人がいるかもしれない。
中学の社会の授業では、神話時代や邪馬台国はおぼろげだった。古墳時代の仁徳天皇と飛鳥時代の聖徳太子以降ですね。教科書は戦後の事は薄っぺらく。教諭によるが、プリント授業は近代が多かった。戦後、GHQによる皇室の解体と新憲法で「政教分離」を唱えました。タブーとされてきたように思う。2000年代に入り第一次安部内閣では、教育基本法を改正し「愛国心」を養うことが盛り込まれました。日本よ、日本人よ。世界の真ん中ではばたけ!しかし、よく知らない。例えば、日仏協会の会合では、フランス人留学生や日本企業に勤務されている方がおられます。話をすると、自分の国ではこうだが、日本ではあなたはどう思いますかと意見を求めてきます。その時に、うまく答えらない。また、高校で社会の授業がありますけど。一年次は現代社会、二年次は世界史か日本史、三年次は地理か倫理政経のいずれかを選択で、日本史を学ばなくてもよい。事実、私は日本史の授業を受けておらず大学受験に使用しなかった。今はどうなっているだろうか。

いつからか、特別参拝をしている。外宮の土宮の唯一神明造の威容を感じてはじまり、神宮にきたんだと。内宮は、宇治橋の手前で気持ちがひきしまる。受付を済ませ、内宮の正宮の帳がみえる左側で待機し、案内していただく。楫をし、塩で清め。御垣内の左側をまわって聖域に入る。石が大きく歩きにくいが音を感じた。そして、中央よりに案内される。ひときわ大きい中重鳥居の前で。二礼二拍手一礼 深々と低頭。ありがとうございます。感謝を祈願するところであり、賽銭箱はない。個人的な祈願は、荒祭宮で。

正宮の巨大な古殿地が清浄に保たれているのをみると、これが日本なんだなと。遷宮という神宮では20年に一度、出雲では60年に一度。未来に引き継ぐ準備ができていて、それが2000年近く行われてきた事に驚く。(途中、戦国時代頃には資金がなく荒廃してしまったが、復活している)

二見興玉神社 「かえる」が印象的

火除け橋 駐車場から少し遠回りするが、表参道からまずは、この橋を渡って。

外宮の正宮 大きな社殿。

神宮の外宮 御厩 神馬を祀る

内宮へ おかげ横丁手前の駐車場から入るが直前の駐車場も空いていた。宇治橋からシラサギの姿。

私は、内宮では、五十鈴川の御手洗場で手を洗う禊。別宮「瀧原宮」では、そうすることになっているから。水のパワーを感じる。小魚が泳いでいた。

内宮 正宮 ここから上は撮影禁止。鳥居をくぐって左側に特別参拝の案内がある。

内宮 正宮を参拝した後、荒祭宮を参拝し、一番最後に参拝する「風日祈宮」へ

お気にいりの風日祈宮(かざひのみのみや)

正宮の帳から参拝すれば終わりではない。内宮は正宮を中心にお参りしますが、祈願は感謝のみである。そこで個人的な祈願は、荒祭宮に。少し道がジグザグしていますが、ここをたどる道が
御稲御倉(みしねのみくら)神宮神田で収穫された抜穂を保管する倉庫で「御稲御倉神」として祀り、高床式社殿。外幣殿(げへいでん)神宝をおさめる高床式社殿。そして、一段高いところにある荒祭宮(あらまつりのみや)「荒御魂」荒々しい力を持つ神でものすごいパワー。天変地異や人智を越えた事が起きてしまう。もしか大祓詞の「瀬織津姫」か。ここで真剣に祈願する。

そして、風日祈宮。授与所から「帰り道」するのか人が少ない。橋のたもとでは、心地よい風が吹き、島路川の流れ。何しろ、神風を吹かせた神なのだから。

プロフィール

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nishikunn
☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ