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八ヶ岳「硫黄岳」の世界


八ヶ岳「硫黄岳」の世界

桜平駐車場(中)(1900) ⇒ 夏沢鉱泉(2060) ⇒ オーレン小屋(2330)
夏沢峠(2433)(ヒュッテ夏沢) ⇒ 硫黄岳頂上(2760)

駐車場は台数の多い(中)がおすすめ。
登山口から 夏沢鉱泉まで ザレ道を下り上り 進む。
これくらいの坂の角度は急ではない。体調の確認と靴やザックの紐の調整等を。

夏沢鉱泉に着いた。女性スタッフが 荷物を担いで往復しているのをみた。
4WDの車で ザレた道を走っていった。よい温泉、スタッフの対応もよいと聞いている。休憩ポイントで売店もある。

次は オーレン小屋へ このルートから 石の大きさが大きくなる。だが 坂はきつくない。
先ほどより 少し長くかかったが 汗をたらたらかくほどではない。
6月ということと 早朝で まだ気温が上がる前だから。

オーレン小屋に着く。ここは 八ケ岳の中継地点。北には 根石岳 天狗岳 南は 硫黄岳 横岳などの縦走ができる。
ここまで 1時間半くらい。スタッフの明るい声がこだまする。

次、夏沢峠に向かう。稜線上の樹林帯なのでなだらか何ともないレベル。時間も予定どおり。ここまで2時間弱。
急に視界が開ける。そこが夏沢峠。ここから八ヶ岳は南北に分かれる。北には 天狗岳 南には 目標の硫黄岳が聳える。
有史以来の大噴火で 頂上付近が吹っ飛んで変な山容をしている。

さて、硫黄岳頂上へ向う。いよいよ 最後の乗越。今までとは違う急な坂。そして、写真にもあったあの頂点まで 簡単にはいかないだろう。
ザレた大きな石、岩を気をつけて段を登る。左手に崖や爆裂火口をみながら気をつけて。
ザレた巻き道で大きな岩を通過するとケルン。そこには、森林限界の斜面が存在していた。
頂上が見えたのかと思ったが、その手前のケルンまでが見えた。
ケルンを3つ超えたのに 頂上に着かせてくれない。日差しが強く汗がふきだしてきた。ここで休憩。
アプローチは標準で70分だが、写真撮りながらなど90分かかった。
ほどほどに人がいるのが、支えになる。道をふりかえると 天狗岳がよく見える。その絶景に 心をうばわれそう。

5つ目のケルン。ようやく頂上に着いた。広い頂上だ。爆裂火口が凄まじい地獄絵図を描いている。稜線上の峰を見渡す。
北は天狗岳ほか市街を見渡す。南は最高峰「赤岳」横岳の稜線など。左手から富士山がみえたのには驚いた。

登りがいのある山 それが硫黄岳。

6月は昼が長い。これを最大限に使って日帰り登山。しかし 工程は 予定として 7時間。
この青い空。気温は 15度くらい 肌寒い 標高は1900m。出発だ。

これが登山口。ここからは 許可車のみ。硫黄岳は 美濃戸口などもあるが。今回は、夏沢鉱泉 オーレン小屋経由。

第一の通過点 夏沢鉱泉へ。ここでは 宿泊もでき 温泉もつかることができる。

ここへ来るだけでも 別世界。賑わっている。これからシーズンだと言うのに。人気の小屋。次はオーレン小屋。

オーレン小屋(2330m)

ここまで 1時間半弱。快適な山歩き。ここから 夏沢峠か 峰の松目経由 どちらかを選択。
今回は 夏沢峠経由で。

なだらかな道の時は、道の状態をよく観察する。この木の橋はいつ頃からあったのだろうか、なんて。

急に視界が開けた。夏沢峠(2433m)に着く。夏沢ヒュッテは7月から営業。
ここを境に 北側は天狗岳への北八ヶ岳への稜線上の道。南八ヶ岳は 岩稜帯の存在する切り立った山上が特徴だ。
南側に 異様なかたちの硫黄岳が聳える。

ここで 栄養・水分補給をして 小休憩。天狗岳よりも硫黄岳の山頂の景色をみたいので。写真をおさめる。

今までとは違う。急登は間違いなく 厳しい登りが。

最初のケルンを発見。もう斜面は 爆裂火口の崖がある。ふりかえれば 天狗岳。

頂上と表記のあるケルンに到着。三角点を探すが・・・ 他の人もその様子はない。
広い頂上 どこでも登頂したことに変わりはない。が 気になるので さがしあてる。

これかな。三角点。どこで 休憩しようか。そういえば 火口があった。

 

爆裂火口。東西に1km 深さ 550m

鳥も頂上の岩場に立った。

こちらが天狗岳方面。右は爆裂火口の崖。

こちらは 横岳 赤岳などの南八ヶ岳方面。

ほとんどの人は 火口付近へ寄ってはこなかった。ここまで来ると 赤岳の後ろに富士山が隠れていたのを
見逃さない。

八ヶ岳は、130万年前からあり噴火活動を繰り返す。20万年前に活動が最盛期。主峰、古阿弥陀岳(推定 3400m)があったが 大規模な山上爆発をおこし山頂が吹きとんだ。現在の赤岳(2899m)は、最高峰。その後、硫黄岳が噴火し火口が吹きとんだ。自然の醍醐味を感じる。


八ヶ岳 北横岳 2480


「横岳」は標高 2480m 北八ヶ岳に属する。南八ヶ岳にも 横岳 2829mがあるので 区別するため北横岳と謂われている。

北八ヶ岳 蓼科山 2,531m 縞枯山 2403m 雨池山 2325m 三ッ岳 2360m 他 茶臼山 天狗岳・・・ そして 横岳。
蓼科山は 山頂の頭が こんもりと膨らんでいるような。太古の昔 大爆発を起こしたのだろう。山頂の ごろごろした岩と 山の形状が何ともいえない。

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このロープウェイ駅 山麓駅までも 急坂を登る。霧がかかっていて これは だめかなと思っていたら 山頂駅で 晴れてくれた。100名乗車できる ロープウェイ 日曜とあって 老若男女 子どもから お年寄りまで 人気の高い山だと思った。

北八ヶ岳ロープウェイで 山麓 山頂 1771m~2237m たった7分で 高度を500m程度あげる。山頂駅涼しい。もし 雨が降り 風がでてくれば 体感温度はさらにさがる。

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この時期は 朝 8時30分すぎから ロープウェイを利用できる。なお 割引券をプリントして持っていくと 適用される。

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雲の上 「坪庭」といって 高山植物園を回廊するコース 散策でもよい。登山整備は不要。足場は ところどころザレテいるので スニーカーは最低いるでしょう。

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坪庭の第1休憩所はすぐ しばらくいくと第2休憩所。ここまでは 10分程度かな。
分岐の標識があり 横岳へは 登山道となる。

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30分前後で 分岐の標識が。

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登山道のルートは整備され 通常 道に迷うことはない。足首をひねらない様 リズムよく 歩幅を考えて 一番大切なのは ひざを上げすぎないこと。当然 3点補強で 歩行する。

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さらに 30分で 横岳ヒュッテにたどり着く。
そして 急坂を登る 20分で 北横岳南峰
さらに3分で 北横岳北峰に到達。

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日曜 朝 横岳へは 年長者の方も結構登られている。蓼科山が 眼前にそびえる。

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下山して 耳は大した事ないが 気圧の加減か 体が重い 頭が若干重い。そこで 高濃度「酸素水」を飲む。頭痛がひいていった。効果あるかな。


白駒池と高見石 北八ヶ岳


名古屋から環状線をとおり 小牧東IC ここから中央道  伊那ICまで 180km 2時間くらい 伊那から茅野にはいる。茅野市は 諏訪大社 縄文遺跡 八ヶ岳 の高山都市 標高 800mから1200mが定住地域。

北八ヶ岳 は2000m級の山々 蓼科山 麦草峠 夏沢峠まで連なる。国道299号線「メルヘン街道」で 「麦草峠」に入っていく。 標高2200m。霧で、風は冷たい 白樺も濡れていた。気温17度、上着が必要。

「白駒池」は白駒岳が噴火して堆積してできた湖で 高度2000m級では最も高い位置にある。10月は紅葉の季節で 多くの観光客が訪れる。11月からは湖面が凍り スケート場としても利用されている。シラビソ コメツガ、コケが自生し、しかも 日本の約4分の1の500種類のコケ類が ここで見られる。 「北八ヶ岳苔の会」があり生態を学ぶことができる。コケ・菌類の学者としては 南方熊楠がいる。

 

白駒池の散策 高見石への登山は ここからはじまる(標高2200m)

 

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高見石に登って(2300m) 白駒池が眼下に。大パノラマと 風が気持ちいい。ここは素晴らしいところ。

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シラカバ林 霧に濡れて

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コケの森 木に 岩に 土に はりついている。キノコも生えていて 水分が豊富なのがわかる。

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山道。初級者クラス。アイゼンつけなくても 約1時間程度で登れる。足場は悪いので 靴やズボン、汚れてもいい装備は必要。木場と石、ところどころ 泥があり気をつけて。

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「高見石小屋」。宿泊できる。2Fは70人程度収容できる。ここは 街の光がほとんどないので 天体観測に最も適していて、望遠鏡も設置されている。冬は-20度になる時もあるという。ここは、約60年前に建てられた。当時は、道の便などはよくなかったが 環境がよく、小屋を建てることができた。

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白駒池の小屋 宿泊ができる。朝や夕方の光がさす湖畔は美しい。秋は紅葉で訪れる人が多い。

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案内表示 10分くらい入ったところで分岐 植物と鳥の声。

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白駒池 標高2000m級では 最大の湖。避暑地でもあり、紅葉の季節 スケートなども楽しめる。

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高見石小屋から 突然 岩場が頂上に向かって続いている。古代 火山があり溶岩が噴出した痕跡が。かなりの落差があるが コツがあり登れる。

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高見石に登って 白駒池をのぞむ。言葉はいらない。自然がつくりだす、この景色はいつからあったのか 自然の知恵に感謝。

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