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朗読「すみれ島」戦争の結末


「すみれ島」を朗読。今西 祐行 松永 禎郎 (サンリオ美術賞)

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あらすじは以下 手にとっていただきたい本である。

「戦争が激しくなって 特攻隊の志願兵は 片道の燃料しか積んでいなかった。小学校の上を飛行機が飛ぶ。児童から志願兵にすみれの花が送られた。志願兵は 明日出発する前の日 大切にしているすみれの花で戯れた。そして 飛行機に乗り込み戦争に旅立った。

どこかに すみれの花で敷き詰められた島があるという。
そこは その志願兵が降り立った島である。志願兵は帰らぬ人となったが すみれがたくさん咲いている。」

作品の力がすごくて 情景が浮かんできた。
朗読の読み手が感情を込めて詠んでいた。心に沁みた。声や言葉の力を痛感した。

それは 戦争を二度としてはならないこと。志願兵の犠牲などがあって 今の日本がある。
命を大切にせず 凶悪な事件が 起こって 心を痛めています。

先日 南八ヶ岳の「フィリア美術館」にうかがってきた。オルガンのある美術館だが 平和にポリシーを持つミュージアム。
吉永小百合さんの 原爆の詩が 展示されている。

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また ホロコーストに関連の ケーテ・コルヴィッツとミエチスラフ・コシチェルニアクの作品も展示

戦争の残忍でリアルな画像を見せれば 戦争に対して何かを想起するだろう。怖い作品は見たくないという気持ちは理解できる。「平和」を無理強いすることもになるかもしれない。

人の心の中にある「平和への心」 共通の願いを集め叶えていきたい。
この作品には 自然と感情が湧いてくる・・・