Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

2025.6.12(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.293


2025.6.12(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネ【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】Rainy Days And Mondays 水に流して あじさい娘  チェ・タンゴ 碧空 ホタル  ボンネットに太陽  雨降りお月さん 絵日傘   雨の木屋町 水色のワルツ   アカシアの雨がやむとき

【コラム】2025年6月1日 第39回「ビバ・アコーディオン」が開催されました。26演目、93名のドラマあり。老いも若きも、上は90歳で下は小学生。アコーディオンならでは。ポップス、ジャズ、クラシックなど。楽器も、フリーベース、ボタンアコーディオン、鍵盤アコーディオン、コンサーティーナ、ハーモニカなどのエントリーがあり多彩な音楽が感動を呼びました。


マーラー/交響曲第6番イ短調「悲劇的」~20世紀の交響曲~


マーラー/交響曲第6番イ短調「悲劇的」~20世紀の交響曲~

グスタフ・マーラー(1860-1911)は、ウィーンフィル・ベルリンフィル・コンセルトヘボウという世界最高オーケストラを指揮した。ピアニストとして卓越していた。作曲もしていて「交響曲の大家」とされている。歌曲も作曲している。大部分が交響曲であり、10曲と「大地の歌」である。「第九のジンクス」は、交響曲第9番をつくると死ぬというベートーヴェンにあやかってそう囁かれた。マーラーは交響曲第8番「千人の交響曲」を完成、初演し、最大の成功をおさめた。これが生前で初演できた最後の交響曲だった。
ベートーヴェンにリスペクトし、第9番をつくるまえに「大地の歌」(全6楽章)を作った。これは声楽つきの「交響曲」だが連作歌曲という位置づけでもある。完成はしたが、初演の前に死去。その後、純楽器の「交響曲第9番」を作曲。4楽章で完成しているものの最終楽章は完成度が薄いと疑問が出ている。これは、後で手直しするつもりだったらしい。これも初演できなかった。第10番はスケッチが第5楽章まで済んでおり、第1楽章は浄書されていた。このため、補筆版で完成し、演奏・収録されたりしている。

マーラーのオーケストレーションは前衛的で宇宙を形成している。第1番「巨人」の第4楽章や第2番「復活」の第5楽章の響きは破壊的にもみえるが美しいファンタジーである。ベートーヴェンが19世紀の交響曲を残したとすれば、マーラーは20世紀の音楽そのものだ。それは破壊に対する抗い。第1次世界大戦がはじまる前の不穏な空気。
そのなかで第6番「悲劇的」はトラジックであり「悲愴」パセティークでない。長調→短調【運命のモチーフ】が全体を統一。珍しい楽器の使用。鐘(カウベル)、チェレスタ、シロフォン、ハンマー、鞭・・・楽曲は、動機的主題が複雑に絡み合う。娘の死、自分自身への不安。
第1楽章の行進曲風:戦闘的なリズム。第2楽章はスケルツォ:いびつで不安定。第3楽章のアンダンテ:牧歌的で素朴な旋律。音の洪水に埋もれながらも森を探す。角笛の悲壮な音と狂ったような高音部の弦、低音部のうめき。カウベルが登場。自分が何者なのか自問自答しながら自然に喜び、しかし人生は・・・ いつの間にかの静けさで人生を謳歌できたのか。第4楽章のモデラート:25分もある大規模なもの。序奏からハープが登場。2台のティンパニ。そして終わりがあるようにみえて「終わらない」(余韻を残す)。木槌(ハンマー)が登場。初演では5回登場するはずだったが、最終稿では2回とされている。音楽では一瞬なのだが、実際のライブでみるとハンマーを持ち上げ打力する迫力が凄まじい。おそらく3回目は自分自身の死ととらえ、登場させなかった。私は、この木槌がキリストが磔刑にされた場面と重なった。受難=悲劇である。アルマの不倫に苦悶したのか。最後の一撃が哀しい。

ハンマー聴き比べ ニコ動 https://www.nicovideo.jp/watch/sm8339571


第39回「ビバ・アコーディオン」の事 2025.6.1


第39回「ビバ・アコーディオン」の事 2025.6.1

~ビバ・アコーディオン実行委員会から~

私は第20回から実行委員です。売場と庶務担当。39年の価値がある。「たっぷりアコーディオン三昧」合奏・独奏・アンサンブル 26の演目と93名の参加 アコーディオン展示・修理ブース 楽譜・CDコーナーなど熱い交流が生まれました。

蛇腹楽器誕生200年!cobaのアコーディオンプロジェクト「Accordion Lovers Night vol.2」2025.7.5(土)17:30 東京文化会館小ホール チケットは東京音協へ https://t-onkyo.co.jp/



 



「堺泉北うたの広場2025」出演2025.7.13


「堺泉北うたの広場」出演 2025.7.13

アコーディオンをはじめた2003年12月、翌年から堺泉北うたの広場に出演、うたう会の伴奏をつとめてきた。実行委員会にも出席しています。
「サンスクエア堺ホール」で歌える事は素晴らしいステージ体験です。日本うたごえ祭典、全国大会の府大会の予選大会であり、選抜されることも目標の一つである。
選抜され、推薦された団体は、本選大会として日本うたごえ祭典全国大会に出場できる。これは持ち回りで全国の各会場で実行委員会が主体となり開催している。
日本うたごえ祭典」を参照。2028年に向け、今年の神戸・ひょうご祭典(11/24ジーアリーナ神戸)、来年の長野から次の年の大阪、そして東京へと続く。

例えば、2013年大阪城ホール、2017年ひめぎんホール、2020年フェニーチェ堺でアコーディオン合奏として出演した。それは、2000人規模の大音楽会で堪能した事だろう。

さて「堺泉北うたの広場2025」11の合唱団体と演奏団体7で構成されている。7月13日(日)13時 サンスクエア堺ホール 開催します。入場料 1000円

私どもは、①堺ぞうれっしゃ合唱団 ②ミ・コンパニエーロ ③うたう会 に出演します。


2025夏山シーズン


2025夏山シーズン

いよいよ夏山シーズンがはじまった。5月連休あけから11月中旬まで。2025の話題としては、富士山への入山の事。入山料が4000円だと。高すぎる。最近、無謀な登山者が後をたたない。国外の観光客が少なからずいるが、実は国内の意味不明の登山者がいる。自分の意思で登山を決めたのだから、基本は下山できないとね。しかし、シーズン外での滑落事故、ひどすぎるレスキュー要請に頭を痛めていて、このような体制になったのは仕方がない。午後2時をすぎての入山は、登頂する予定なら無謀な計画である。そして、1日4000人以上で規制をかけるという。トラブルが起きる恐れがある。団体などが入山する場合、途中の人数で規制に達したため 首切りみたいなことできるのかな。例年だと開山は7月10日前後で、閉山が9月中旬。山小屋のオープンとともに、一定の期間に救護所が開設される。逆に言うと、開山時期でなくても入山できるけれども。登山道が整備されてなかったり、積雪による滑落の危険が高い。トイレが閉鎖されていたり、山小屋が空いてなかったり、困ることが多い。当然、レスキューなど依頼できないと思った方がよい。

ちなみに2022年に登った事がある。開山の直前で診療所が開設してなかった。トイレは使えた。山小屋は開いていた。高度3300mの山小屋で高山病に近い動悸やのどの渇き、軽い頭痛があった。一見頑健そうなに見える人でも、ひどい高山病となれば手当を受けても、結局下山せざるを得ない。そして、五合目の2300mから3700mへの高度差への対応不足。寒さで体力を奪われることや強風。砂地で足が進まない事。装備不足など論外。富士山は他の山岳と全然違う。高度3700mでは7月の穏やかな日で昼頃、気温0℃。他の山でトレーニングしてから登るのがベター。また、特有の下山時の急坂で滑落や膝を痛める人が多い。私は、山上ヶ岳や伊吹山など片道4時間、往復7時間ほどの登山経験をしてから登った。しかし、下山の最後、膝を少し傷めた。他に何かできる事がなく、スカイライン沿いのお店でかつ丼を食べ、家に最速で帰った。酸素量は地上の3分の2しかない。気圧の変化は体にダメージを与え、戻るまで1週間くらいかかった。

さて、2024は、金剛山からはじめて 6月 尾瀬 八ヶ岳(天狗岳、根石岳)上高地 7月 居里谷湿原 白馬大池「船越の頭」 立山「天狗平」 8月 木曽駒ヶ岳 9月 御嶽山 御巣鷹の尾根 10月 浅間山 上高地岳沢 11月大台ヶ原
2023は、浄土平、車山湿原、八島ヶ原湿原、池之平湿原、平標山、三本瀧、米子大瀑布、野沢温泉、戸隠山、白馬大池、志賀高原、浅間山
2022は、藤原岳、伊吹山、山上ヶ岳、富士山、御嶽山、高見石、宝登山、西穂独標、焼岳、小浅間山
2021は、蓼科山、尾瀬、苗場山、草津白根山、赤兎山、立山、白馬大池、湯ノ丸山、飯縄山、浅間山・・・

2025年はどのようにしようか。登った事のないところにも行きたい。好きなお山にはやはり登りたい。

 


AAA2025総会2025.5.25「新会長」に


AAA2025総会2025.5.25「新会長」に

全関西アコーディオン協会(AAA)は 1947年発足したアコーディオン交流を図る団体です。かの藤山一郎氏も名誉会員でありました。記事をお寄せいただいた事があります。
岡晴夫の懐メロ歌唱会の方も加入されています。サンテレビに出演されていますね。

さて、本日は年に一度の総会・懇親会。曇り空で蒸し暑くなく、涼しいくらいでした。日本橋の界隈は、インバウンドの人が多い。ナムコビル4Fの会場。アコーディオンも演奏でき、フード・ドリンクもあります。さらにリーズナブルなのが嬉しい。
総会では、議事が審議されます。それで、新しく決まった事ですが、いくつかあります。詳しくは AAA(全関西アコーディオン協会)All Kansai Accordion Association のHPをご覧ください。

私は、AAAの副会長をおおせつかっていたのですが、このたび「新会長に」選任されました。責任が重たいですが、私のビジョンとしてAAAで共有できる事を増やしていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

旧の吉田会長には、顧問になっていただきました。また、新理事など体制をはじめます。
藤林理事 尼崎アコーディオンサークル講師、大阪新音アコーディオン研究会講師、元JAA理事で相談役。
池田理事 金剛アコーディオン教室代表、かがやきフェスタ実行委員長、地域サロン「街ッち箱」オーナー。

定例行事は、10月交流会(元は夏のアコーディオンビアパーティー 熱中症の危険あり涼しい頃に)、12月初旬ミニライブ(クリスマスコンサート)、1月新年会、5月総会で日程を決め案内をします。
今年は、出向いていき、アコーディオンを共有したいと考えております。7月は北海道、9月21日は関東アコ、11月8日(土)岡山など。

 

 


2025.5.22(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.292


2025.5.22(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネ【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】陽はまた昇る 5月のパリが好き バラ色の人生 サバの女王 ブエノスアイレスの夏 太陽がくれた季節 丘を越えて 野中のバラ 夏の思い出 くちなしの花 バラが咲いた 翼をください

【コラム】日中など蒸し暑くなりました。紫蘭の花が咲きました。また、ツルニチニチソウが咲いています。ヨーロッパでは、常緑で冬でも枯れないことから「不死のシンボル」。また、身に付けると繁栄と幸福をもたらしてくれる、という古くからの言い伝えがある。美しい花には毒が。草とりには、手袋での作業が必要です。

 

 

ツルニチニチソウ 強い草花


リラ・クラシック 2025.5.31(土)7:00 「マーラー」vol.147


2025.5.31(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】マーラー/交響曲第1番「巨人」第4楽章、第2番「復活」第5楽章、第5番第4楽章「アダージェット」、第6番「悲劇的」第4楽章

【コラム】グスタフ・マーラーはボヘミア出身でウィーンで活躍した作曲家。ベートーヴェン以降の作曲家では「交響曲の大家」として知られる。その長大な交響曲は評価が分かれるところだが、おおむね理解されている。それは「人生の苦難」「戦争」がテーマになっているから。自身がボヘミアンでユダヤ系で出自がわからずさまよい、そのまま放出され混沌とした。これがマーラーの宇宙観。それが共感を呼ぶ。
すぐれた指揮者であったために、編成や演出について新たな試みを考案し、現代にも多大な影響を与えた。楽隊を場外で演奏させたり、ソロで演奏するホルンに離れた位置を指定したり、左側に集められているヴァイオリンを左右に対向配置するなど。少し変わったところでは、珍しい楽器を使用した。例えば、チェレスタ、鐘、木槌、鞭・・・それを揶揄する絵画が残っている。シューベルトのファンタジーは慰めの域だったが、時代は混沌とし厭世的になった。ドイツ、オーストリア、フランス、イギリス、ロシアなどはが対立し戦争を意識するようになった。ベートーヴェンが「ウェリントンの勝利」を作曲したり、チャイコフスキーが序曲「1812年」を作曲したように、マーラーも交響曲に戦闘的な楽想を登場させ、かつてない楽器が用いられた。ちなみにハンマーは初稿では5回だったが、実際の初演で2回使われたのだとか。3回目は「マーラー自身の死」を意味し、実際では使用されなかったらしい。

 

ベートーヴェンの「第九」以降、声楽つき交響曲として、マーラーの交響曲第2番「復活」は聴いてほしい音楽。


ヴィターリ/シャコンヌ(ヴァイオリン&オルガン)


ヴィターリ/シャコンヌ(ヴァイオリン&オルガン)

(1663.3.7 – 1745.5.9)は、イタリアのヴァイオリニストにして作曲家。1674年に父がモデナのエステ家の宮廷副楽長に就任すると、ヴィターリも同行し、翌年には宮廷楽団のメンバーとなった。アントニオ・マリア・パッキオーニから作曲法を学び、1707年には宮廷楽長に昇進した。バッハ(1685.3.21-1750.7.28)より20年先に生まれているが、亡くなる時はほぼ同じ。シャコンヌといえば、バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調の終楽章で異彩を放つ大曲。ヴァイオリニストは、この曲を弾くことを目標にしていると言ってもよい。
シャコンヌは4分の3の舞踏リズムの変奏曲。バロック時代には組曲形式が音楽の主体であり、バロックダンスがあった。その後、ソナタ形式が規範とされ一定の形式が使われた。第1楽章、アレグロ、第2楽章、アダージョ、第3楽章、スケルツォ、第4楽章、ロンドなど。組曲もあるが、ソナタ形式と比べると寄せ集め的で、統一感に欠ける。しかし、ソナタ形式に対し自由な形式を求める楽曲が性格的小品や組曲で、ロマン派以降でも使用されてきた。サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」は有名である。
この曲は、バロック時代に作曲されているのに、チェンバロで簡素に通奏低音でなく和声が充実し情緒的である。というのも、メンデルスゾーンと親交のあったヴァイオリニストで作曲家のフェルディナント・ダヴィット(1810.1.20 – 1873.7.19)が校訂を行った。オリジナルのパラフレーズでないかとみられている。つまり、ダヴィットが「編曲」したのであれば納得がいくかもしれない。そして、暗い情熱が炎のごとくめらめらと煌めいている。編成は、ヴァイオリン独奏とオルガン伴奏で演奏されることがある。

ヤッシャ・ハイフェッツ(1901.2.2 – 1987.12.10)の演奏 20世紀のヴァイオリンの神様、ミルシティン、ハイフェツ、オイストラフ。ミルシティンは、ウクライナ出身。ハイフェツは、リトアニア出身。オイストラフは、オデッサの出身。サラサーテ、クライスラーなど名手はたくさんいたが、特にずばぬけて優秀である。完璧な技術は、70年経った今でも「神」がかり。録音は1950年頃。

 

(Vn) Heifetz(Or)Richard Ellsasser


AAA2025機関誌&JAA機関誌62号【入稿】2025.5.20


AAA2025機関誌&JAA機関誌62号 入稿 2025.5.20

AAA(全関西アコーディオン協会)機関誌74号の校正に入りました。今月25日の総会に間に合うかたちで仕上げたいと思います。無事、入稿しました。会員、名誉会員、賛助会員、広告主に頒布させていただきます。
一般でも500円で購入することができます。

そういえば、JAA(NPO法人日本アコーディオン協会)機関誌62号も今月30日に発刊予定。
こちらでは、編集長をおおせつかってます。校正作業に入っています。30日に発刊し発送させていただきます。
こちらも一般での販売をしており、JAA事務局か私まで申しつけください。

昨年は、AAAの機関誌73号は3月末に発刊し、4月7日偲ぶ会・総会に間に合わせました。今回も、執筆者様の多大な協力により充実した内容になるようつとめました。