Year: 2018年

フランク/前奏曲、フーガと変奏曲


フランク/前奏曲、フーガと変奏曲 Prélude, Fugue et Variation 作品18

(1860-62)頃の作品。私は、ハロルド・バウワー氏のピアノ編曲版を用い、「前奏曲」を弾く時がある。

フランク(1822-1890)は ベルギー出生の作曲家・オルガニストであったが、オルガン曲を生涯に12曲遺している。
1847年、交響詩『人、山の上で聞きしこと』を発表、実は、リストより先に交響詩の形式を設置した。
ヴァイオリン・ソナタイ長調は傑作。

この曲は、1980年頃 ドラマ「金八先生」での加藤が逮捕されたシーンで 中島みゆきの「世情」が登場。
曲中出てくる悲しげな音楽 それがフランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」だった。バッハではないとは思ったが、この曲がずっと心の中に残っていた。

世の中はいつも変わっているから
頑固者だけが悲しい思いをする

変わらないものを何かにたとえて
その度崩れちゃ そいつのせいにする

・・・・・

世の中はとても 臆病な猫だから
他愛のない嘘を いつも ついている

包帯のような 嘘を 見破ることで
学者は 世間を 見たような気になる

「シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて

時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため・・・」

単なる歌ではない。文学でシャンソンのよう、メッセージを伝えることが大切。
《変わらない人と「簡単に裏切る狡い」人・・・世は闘いのなか、自分を覚まし、自分を支えよ。》

高校の時、ラジオでフランクの「前奏曲、フーガと変奏曲」を聴き感動し 輸入楽譜屋さんで 楽譜を探しまわっていたところ
偶然 この曲を発見した。

私はこの思いを、2015年10月「ホールM」のオルガン講座で演奏をした。

こちらは ピアノ版。


蓮の花


湿地の植生 「蓮」 7月の誕生花。

蓮の花は 美しい。泥の中からきれいな花。泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴
「蓮は泥より出でて泥に染まらず」極楽には蓮の華が咲いている。

1 淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく)
2 一茎一花の徳(いっけいいっかのとく)
3 花果同時の徳(かかどうじのとく)
4 一花多果の徳(いっかたかのとく)
5 中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく)

蓮華座は 如来・菩薩・明王(の一部)が立ち、座る台座
また、墓石にも存在する。

湿地にあらわれる蓮池に蓮の葉が深緑。
蓮根は、水の上の空気が地下まで通じるように地下茎が発達し 穴が存在する。よって、水に浮きやすくなっている。
日本や中国では食用としての品種で食べられる。

蓮の花は 美しい。


2018.7.28「ぞうれっしゃ合唱団」13:00 出演


2018.7.22「ぞうれっしゃ合唱団」13:00~30出演します。

7月28日(土)「堺 平和のための戦争展2018」(※イベントは29日まであります)
会場 サンスクエア堺大ホール(収容 400名)(当日リハーサル(10:00~ 舞台 11:00~ リハーサル室 12:15~45 子どもたちと舞台で)

13:00~30 「堺ぞうれっしゃ合唱団」
合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」原作 小出隆司 作詞 清水則雄 作曲 藤村記一郎

第1曲「サーカスのうた」第3曲「雪よ降るな」第4曲「動物園へようこそ」第5曲「動物を殺せ」(一部)
第7曲「いくさの終わる日まで」第9曲「ぞうをかしてください」第10曲「ぞうれっしゃよはしれ」
第11曲「平和とぞうと子どもたち」

指揮 小池哲夫 ピアノ 中島優美 フルート 花室千佐 アコーディオン 西辻善則
園長 植田幸夫

思えば、昨年 いや もっと前から この話はあったように思います。タイミングですね。
昨年は、マーラーの「復活」合唱の出演がありました。今年は、何かあると思っていました。
13年ほど出演している「メーデー演奏」も何かのかたちで縁が成ると 改めて感じました。

演奏すると決まってからは「足りぬことを知らなければ」いい演奏はできません。
6月は、名古屋の東山動物園にうかがい 資料を拝見しました。これにより 表現したいという気持ちが
高まり 同時に音楽に対する解釈が固まってきたように思います。
限られた集中練習で 指揮者からのメッセージに耳を傾けながら どういう音が必要なのか
自分でもよく考えたいと思います。

準備を着々とすすめています。

昨日、リハーサルがありました。曲と曲の間のナレーションの確認。
曲の一部の挿入や楽器の挿入などの確認。毎回、確実に打ち合わせをし イメージを高めていきます。
合唱団の素晴らしい声や 指揮 ソリスト バリトン ピアノ フルート ナレーション を聴きながら
高まってきました。当日まで さらに高めていきます。


2018.7.22「ぞうれっしゃ合唱団」13:45出演


2018.7.22「ぞうれっしゃ合唱団」出演します。

7月22日(日)「堺泉北うたの広場2018」
会場 サンスクエア堺大ホール(収容 400名)(当日リハーサル(11:15~)
13:45~ 堺ぞうれっしゃ合唱団 合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」原作 小出隆司 作詞 清水則雄 作曲 藤村記一郎
第3曲「雪よ降るな」第11曲「平和とぞうと子どもたち」

指揮 小池哲夫 ピアノ 中島優美 フルート 花室千佐 アコーディオン 西辻善則
園長 植田幸夫

昨日、リハーサルがありました。曲とナレーションの確認。
曲の一部の挿入や楽器の挿入などの確認。毎回、確実に打ち合わせをし イメージを高めていきます。
合唱団の素晴らしい声や 指揮 ソリスト バリトン ピアノ フルート ナレーション を聴きながら
高まってきました。当日まで さらに高めていきます。

この日は、「ミ・コンパニエーロの演奏」でのアコーディオン演奏と 「うたう会のアコーディオン伴奏」があり
出番が3回あります。体の調子を整えて準備し 当日 のぞみたいと思います。


2018.8.12「ミュージアムコンサート」14:00~ 出演


「ミュージアムコンサート」出演(入場無料)会場 奈良県立美術館
8月12日(日)14:00~
にしくん & なってぃ (アコーディオン & リコーダー)昭和歌謡 シャンソン 歌謡曲などを演奏します。
当日は よろしくお願いします。

2018.7.21~9.17「美の新風」美術展(明治150年記念企画展)

奈良と洋画 2018年 7月21日(土)~9月17日(月・祝)
観覧 一般 400円

 


「リラ・クラシック」2018.7.21(土)7:00「マーラー」 vol.38


「リラ・クラシック」第3・第5土曜 AM7:00~8:00 パーソナリティ マコルネがお届けします。

ネットラジオ(PC)http://csra.fm/asx/hasimoto.asx  設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】マーラー 交響曲第5番より第4楽章「アダージョ」 第6番「悲劇的」第4楽章より
第7番「夜の歌」第5楽章より 第8番「千人の交響曲」より

マーラー(1860~1912) ボヘミアの作曲家 ユダヤ系 彼の音楽をいち早く演奏したのは ブルーノ・ワルターである。
また、レナード・バーンスタインは マーラーの交響曲全集を完成している。

交響曲第6番イ短調「悲劇的」第4楽章 鞭 ハンマー(槌)が出てくる。

交響曲第8番「千人の交響曲」史上初 大編成のスペクタル。演奏時間は 80分以上。初演では1000人を超えている。

編成は ソプラノ3 アルト 2 テナー バリトン バス 各1 児童合唱1 混声合唱2 オーケストラだけでも150名~200名ほど。
最低でも 400~700名ほどは必要になる。(ホールの合唱隊の座席にもよる)
第2部 ゲーテの「ファウスト」が挿入されている。

これは 交響曲でないという意見がある。まず 第1楽章~第4楽章という件がない。
第1部、第2部とある。オペラではないのか。

声楽付交響曲ならベートーヴェンの第九があり 第4楽章のみ付されているが、この曲は 最初から最後まで声楽つきで演奏される。
また、ストーリーがある。歌劇「ファウストの宇宙」とでも言えようか。交響曲は音でメッセージを伝えるものが主であり、ストーリーで語るものではないだろう。
そのため、マーラーは 交響曲のジャンルを壊したと言われるのである。

マーラーは「交響曲は人生の全て」だと語っており その世界に声楽を導入するのは 第2番などで行っていた。
40台後半として 集大成するにあたり やはり テーマを持った声楽付の交響曲(?)を作曲したかった。
そのテクストはゲーテ。人類が 差別することなく 芸術の宇宙で一つになることを願ったのだろう。マーラーは 熟考していたのだ。

第九のジンクスは存在したと言えるのだろうか。
マーラーは 8番をつくる前から 9番(管弦楽のみの3楽章の曲)の交響曲を構想しており完成見込みがあった。
もうひとつ(声楽付交響曲、または連作歌曲)「大地の歌」も実質上 交響曲を構想していた。(9番目につくられているが 番号の中に含まれていない。)

最後のコーダ 圧倒的な合唱 この後 打楽器 ハープ オルガン・・・ 2番では ハ短調であったが 8番では 変ホ長調。
陽の世界。管楽器に最適な調性の変ホ長調。

Alles Vergängliche Ist nur ein Gleichnis;
Das Unzulängliche,Hier wird’s Ereignis;
Das Unbeschreibliche,
Hier ist’s getan;

Das Ewig-Weibliche
Zieht uns hinan.

すべて過ぎ去りゆくものはただの幻想にすぎない。
足らざるものも叶えられるのだ。
描けないものが、ここで成し遂げられる。

永遠の母性なるものが、我らを高め。高みへと。


2018.7.12(木)13:00「おきがるタイム」vol.127 池田さん


ティーブレイク@マコルネのおきがるたいむ(第2・第4木曜13時~15時)
シャンソン・アコーディオン・昭和歌謡(J-POP)パーソナリティ マコルネ

ネットラジオ(pc)http://816.fm/816hp.asx

設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】蜜柑色の夏休み 福山雅治 サントワマミー 越路吹雪 哀しみのシンフォニー シルヴィ・バルタン レヴィアルド デカシリモ アストル・ピアソラ ケトルのマーチ それでもアッコルディオンは唄う 鞴座 海 われは海の子

【コラム】この度の、「平成30年7月西日本豪雨」で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
また犠牲となられた方のご遺族に対し、深くお悔やみを申し上げます。皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

今回はゲストに 手風琴倶楽部の代表 池田俊男さん かく子さんです。
地域サロン 街ッチ箱を2004年にたちあげ、来年15周年を迎える。
土曜 10時30分~14時30分 食事サービスもある。しゃべり処 街ッチ箱で 会話を愉しみましょう。
また、サークルがいくつかあり。気軽に参加する事もできます。どうぞお問い合わせください。
37-1615 城山台2丁

記事はこちら 7周年の頃 http://hashimoto-news.com/news/2011/11/08/8752/

10周年の頃 http://hashimoto-news.com/news/2014/10/11/24176/

 

18.7.21 「ポルトガルギター奏者 山本真也と仲間たちのコンサート」
~ポルトガルの音楽と おみやげ話~ に出演します。

18:30~21:30 フリースペース横田(大和郡山 モスバーガー2F 横田町交差点)

15分 ソロ演奏 15分 デュオします。にしくん & なってぃ (アコーディオン & リコーダー)


夏越しの祓


夏越しの祓

気温34度 蒸し暑い。風がないと 体力を奪われてしまう。
本日は 夜から大和郡山で打ち合わせがあり その前に寄ってみた。

茅の輪くぐり ここは 杉、松、榊(さかき)でつくられた茅の輪で 木の香りが漂う。
無病息災 ・・・ 半年のしめくくりとして、また 半年を新たな命が芽生えるように。

祓戸神社 大神神社

狭井神社(さいじんじゃ)の水琴窟 滾々と 高い音が聴こえる。

 


2018.11.8~25第10回「浜松国際ピアノコンクール」


2018.11.8~25「第10回浜松国際ピアノコンクール」

国際音楽コンクール世界連盟 世界128のコンクールが連携している。

ほぼ毎回(おそらく初回のみ×)このコンクールのファイナルをみてきた。 1日目は 3人 2日目は 3人 表彰式。記者発表。
国際コンクールにふさわしく 課題曲が多彩で ピアニストが悲鳴をあげるほどの体力と精神力、もちろん 芸術力を競う。
第1次予選は、72名→24名 20分の演奏だが、インパクトがあるかどうか。大きなカギになる。
第2次予選は、24名→12名 委嘱作品の新作演奏など40分。ボリュームがあり、イメージ力・精神力をも要求する。
第3次予選は、12名→6名 弦楽四重奏曲のアンサンブルなど。繊細な表現力を要求する。
本選 6名 ピアノ協奏曲を演奏。管弦楽と対等に演奏できるヴィルトゥーゾ性を持っているか。

準備がいることも確かだ。そのため「3年」という期間は丁度よいかもしれない。出場に関しての年齢制限がある。

日本では、以下のコンクールが世界連盟に該当する。なお、コンクールの種類として、
仙台のみ ヴァイオリンとピアノの2部門である。
ピアノは 2 オルガンが 1 フルート 1 オーボエ 1 室内楽 1  オペラ 1
(次回開催予定時期により表示)

国際オーボエコンクール(東京都千代田区)前回 2015年9月 3年毎
浜松国際ピアノコンクール(静岡県浜松市)前回 2015年11月 3年毎

仙台国際音楽コンクール(宮城県仙台市)前回 2016年5月 3年毎

大阪国際室内楽コンクール(大阪府大阪市)前回 2017年5月  3年毎
静岡国際オペラコンクール(静岡県浜松市)前回 2017年10月 3年毎

神戸国際フルートコンクール(兵庫県神戸市)前回 2017年5月 4年毎
武蔵野市国際オルガンコンクール(東京都武蔵野市)前回 2017年9月 4年毎
高松国際ピアノコンクール(香川県高松市)前回 2018年3月 4年毎

国際的には、三大コンクールを主軸として たくさんのコンクールが行われています。

ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド・ワルシャワ)5年毎 ※ピアノ部門
チャイコフスキー国際コンクール(ロシア・モスクワ)4年毎 ※ピアノ、ヴァイオリン部門
エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー、ブリュッセル) 毎年 ※ヴァイオリン、ピアノ、声楽、チェロ部門(2017年から)を交互に開催(作曲部門は2013年に中止)

ロン=ティボー国際コンクール(フランス・パリ)ヴァイオリン、ピアノ、声楽部門を交互に 次回 2018年10月 ヴァイオリン 2019年 ピアノ 2020年 声楽

ミュンヘン国際音楽コンクール(ドイツ、ミュンヘン) 鍵盤(ピアノ、ピアノ・デュオ、オルガン、ハープシコード)声楽、
弦楽器(ヴァイオリン、ヴァイオリン&ピアノ、ヴィオラ、チェロ、チェロ&ピアノ、コントラバス)
管楽器(フルート、オーボエ、バスーン、クラリネット、トランペット、ホルン、トロンボーン)
アンサンブル(弦楽3重奏、弦楽4重奏、ピアノ3重奏、管楽4重奏)打楽器他(パーカッション、ハープ、ギター、リコーダー、サックス、ピアノ読譜)
このコンクールの凄いところは 多彩な部門での審査。

ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア、ボルツァーノ)前回 2016年予選、2017年セミファイナル 次回 2018年予選 2019年セミファイナル
リーズ国際ピアノコンクール(イギリス、リーズ)前回 2015年9月 3年毎
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ フォートワース)前回 2017年5月 4年毎

など・・・

今回の審査委員長は 小川典子氏 愉しみである。

 


湿原の植物「モウセンゴケ」


愛知県森林公園(標高86m) 名古屋市と尾張旭市とに跨る 428ヘクタールに及ぶ 巨大な公園施設。ゴルフ場もある。
植物園があり さまざまな植物が育成 群落している。

例えば、志賀高原でないと見られない食虫植物など ここでは環境を整え、植生されている。

「モウセンゴケ」「トウカイモウセンゴケ」
湿原は、泥炭地が長い間に積み重ねつくられた土壌。モウセンゴケは、自ら光合成をしているが それだけでなく捕食する事で
生きている植物。朝早く 雨上がり 触毛がきらきら光っている。実は粘液なのだ。
蜻蛉などの虫が近づいて触れると触毛から粘液が出て捕り込み動けなくする。
全く不思議な風景だ。彼らも生きながらえるには 養分が必要でその生態系が循環している。