山紅葉(やまこうよう) 百名山 大台ケ原(1695m) 大蛇嵓(だいじゃくら)の絶景。
紅葉といえば 紅葉 黄葉 褐葉 と分類され 木の高さがまちまちなのだが。自然の山全体が紅葉するその様は「綺麗」。
大台ケ原(1695m)は、日出ヶ岳を最高峰とするが、三津河落山(さんずこうちさん)や経ヶ峰(きょうがみね)の峰が連なりが台地になっている事からこう呼ばれた。
標高1600m前後だが、笹原が広がり、トウヒの立ち枯れが印象で、また標高2000mで見られるような苔があらわれる。
「日出ヶ岳」が正式名称。富士山をおがめる最遠の地ともされている。距離は約273km。車両の冬季通行止めは、12月1日~4月20日。
日出ヶ岳頂上 風が強く14時時点で気温5度。三角点のそばに展望台があり360度見渡せる。もちろん 紀伊半島最高峰の【大峯山】八経ヶ岳(1915m)も見え、尾鷲方面の太平洋をのぞむ。また、こんもりと盛り上がる山が目をひく。信仰の対象であっただろう。それは「日本神話」のはじまり、神武天皇が東征した地とされるから。
それから、大蛇嵓(だいじゃくら)が見もの。断崖絶壁の絶景。鎖場となっていてその先は1000m下の川です。多くの登山者が訪れるので岩の表面がツルツルになっています。滑落ではすまされなく転落事故でしょう。進むにつれ強風が吹き荒れ、手が冷たくかじかむくらい。霧や雨が多い大台ケ原、危険を感じたらそれ以上進まないでください。
ルート 大台ケ原ビジターセンター駐車場(1574m)→ 2km → 尾鷲辻 → 0.9km → 牛石ヶ原 → 0.6km →
大蛇嵓(1579m) → 3.4km → 尾鷲辻 → 正木ヶ原 (分岐)→
日出ヶ岳頂上展望台(1695m)→ 1.9km→(分岐)→ 大台ケ原ビジターセンター駐車場
合計時間 約4時間(休憩含む)3.5km+ 3.4km + 1.9km = 8.9km
時間のある方は 「シオカラ谷吊り橋ルート」を使うにもよい。足場の良くないところがあるので 気を付けて。
私は、「ビジターセンター」から「日出ヶ岳」へは帰りにしている。もし、最初だとかなり急な上り坂を味わうことになるから。
尾鷲辻 経由 大蛇嵓(だいじゃくら)の道は、急坂はない。
帰りの道、リスに出くわす。黒茶色で ずんぐりとしてるが可愛かった。
大蛇嵓(だいじゃくら)鎖場。凄い絶景。時間を忘れる名所。
右手に蒸篭嵓(せいろぐら)が見える。
入口はこのようになっている。ちょっとした岩のぼり。ポールは不要。ザックをデポして、大蛇嵓(だいじゃくら)の尖先に向かう。
日出ヶ岳頂上 展望台
尾鷲方面 太平洋をのぞむ
神武天皇降誕の地、牛石ヶ原。
正木ヶ原 木道から日出ヶ岳頂上展望台をみる。
癒しの道
苔 以前よりも少なくなってきているが 標高1500m前後では珍しい。
山全体の紅葉が綺麗。