白馬尻小屋(1560m)白馬大雪渓への入口。白馬岳(2932m)への登山者が 人気の大雪渓を通過してゆく。
猿倉荘(1250m)から登る。白馬鑓温泉(2100m)へも行ける。
前日、白馬駅の観光案内所の方と話していると 「明日の天気はよくないみたいだね、午前中は 雨が降るよ、チケット買うなら 午前5時から開いてるからお寄りください。」ご親切に。朝5時から夕方19時まで開けてくれている。ほんとうに 御苦労さまです。
夜遅く 猿倉荘近くの駐車場に入り 仮眠をとる。日の出は午前4時40分。白みかかった頃 2-3人が横切るのをみた。早いな。それを見て 準備完了次第 向かうことに。時刻は 4時50分だった。
天気は 雨は降っていないが曇っていた。登山道は、最初 土道で 木道があり それからは ザレ道が続き 少しづつ登っていく 沢渡りが 3か所以上あったが、濡れにはならなかった。これが 天気がよければ 風が少し吹いて 沢渡りが快適になるのだろう。
そして 最後の登りがあり 下山する人と出会う。ここまで 10人くらいの人とすれ違ったかな。
灯かりや茶色の建物がみえてきた。「白馬尻小屋」だ。「おっかれさん 白馬大雪渓」
6時00分に 白馬尻小屋に到着。この小屋は 期間限定らしい。雪解けの前に 土台を決め 組み立てるという。それは 広い 立派な小屋で ありがたい話である。落ち着いてみわたすと、これが雪渓なのか。急峻になっている、また、土色をした頂上 解けているのか。一方、氷河がいくつか発見されている。近年 第4氷河が発見されたとか。南極の話でなく 日本の北アルプス、長野県白馬一帯の話ですよ。氷がぶ厚い。近くにいくと クレパスがあらわにみえる。
辺りは 大粒の雨になっていった。雪渓から吹き下ろす強風のため。息が白くはみえないものの、気温は10℃前後だと思う。2時間くらいやむことがなく 強い調子でずっと降り続いていた。だんだん体が冷えてきた。豚汁をいただく。体があたたまった。食事は 10時から。これでも充分、しかしまだ 足りない。冷えが消耗をさそってくる。
防寒 防水は とても大切な事。毎年のように 落石や滑落による死者が出ている。怪我した時、そこから小屋などへ戻るまでに この低温の過酷さ故に 体を消耗させ命にかかわるのだ・・・
アドバイザーの方がいたので 状況をきく。「今日、雨がしばらくやまないと聞いていますので 無理しないでください。白馬岳や(大雪渓をみたいと言っても)悪天候時は綺麗じゃないからね。山は逃げない 温泉で楽しむ方法もあるからね 後は 登山者の判断になると思いますが。ちなみに 明日の天気もよくないみたい」と フォロー。
少しの雨なら 挑戦するのもありだが 結構強く降り続いている。この写真から見てわかるが、かなり急こう配なので。落石や雪崩は起きないともかぎらない。白馬は 3度、雨に降られた。「3日に1回くらいしか晴れないからね~」。それを聞いているので わかる。
それにしても 大迫力 もう少し先に行きたかったな。
白馬尻小屋 大雪渓への入口 ここから 30分ほどで大雪渓に到着。
その先は、登山装備が必要(アイゼン必要)また、落石、雪崩、滑落に注意。経験者と一緒に登山が望ましい。クレパス(割れ目)があり 踏みはずしのおそれがある。くれぐれも 防寒 防水の備えを。低体温症のおそれあり。雪渓は、照り返しが強いので日焼け対策をしてください。
豚汁 体があたたまる。
こんなマンガがあるんだ。
標示が・・・ 登山情報 心得を確認する。
この先「大雪渓」「白馬岳」・・・