鶏足寺(けいそくじ) 紅葉の名所として知られる。シーズンには 「臨時駐車場」を整備し対応している。
与志漏神社(よしろじんじゃ) 己高閣(ここうかく) 鶏足寺 石道寺(しゃくどうじ) を巡回するルートだと 2kmくらいはある。己高山(こだかみやま)標高 923mが山岳信仰の場。
ちなみに 石道寺の駐車場につけて 石道寺から 鶏足寺に行く方が 距離は近い。
この日 朝早く 車を走らせる 旧市街から 湖北町の道路を。北東に 白い山がみえる。
白山かな。左手には賤ヶ岳。白山への篤い信仰が歴史を育んできた。
鶏足寺(けいそくじ) 現在、寺院そのものはなく 「旧飯福寺(きゅうはんぷくじ)」となっている。うーん 「鶏足寺跡」ではだめなのか。そのあたり 歴史が深くかかわっている。鶏足寺は 大規模な寺院群であり その中の飯福寺の場所が 紅葉の名所となっている。飯福寺も廃寺で 参道のみが残るとか。本尊 「十一面観音立像」が 己高閣に安置されている。他に 薬師堂 大日堂 観音堂 等がある。
臨時駐車場からは 古橋地区 与志漏神社 鳥居から入る。紅葉の赤が濃く しんみりと浸ることができる。しばらくすると 旧戸岩寺(薬師堂)がみえてきた。イチョウの黄色が目立つ。少し奥に 与志漏神社 拝殿がある。
右手に 己高閣がみえ にぎやかに 観光ボランティアなどが受付に。ここは 十一面観音像等が安置され 拝観できる場所。地区の住民たちによって管理されている。県が建てた施設だそうだ。
進むと 石仏群があり 石塔や石仏のたたずまい 妙に感動する。どこのものともわからないが
どれくらいの年月 ここにあるのだろうと思うと ジーンと。
右手には 伊香具坂神社がある。(十所権現) これは 鳥居と本殿のみ 不思議な社。詳細はわかっていない。こういうのに 惹かれます。
左手奥に通じるのが 観音堂への石段 これが 素晴らしい。わび さび の極地。
石段には 紅葉の葉がびっしりと敷き詰められていた。
吉野の西行堂とは また違うが よく似た感触を得た。山里で精神修養されたのだろうところ。
今年みた紅葉のなかで 最も感動した風景。
もちろん 旧飯福寺 の付近一帯も わびさびの情緒で 満喫できる。
旧戸岩寺(薬師堂)
無数の石塔、石仏群 何だか 憂いを帯びている
伊香具坂神社
観音堂へ わび さび の極地 素晴らしい バランス。言葉にならない感動。
細い古道を歩く
ここが 紅葉の名所 旧飯福寺
至高という言葉があう