Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

楽譜


バッハの楽譜(平均律2巻)を見ると、スタッカートの表示がほとんどない。例外として 強いアクセントの表示がある。おそらく フレーズの終わりが 弱くならないようにの意味だと思うのだが。それから 主旋律がfに対し 対旋律がpになることで 掛け合いを奏でる。音の高さが上がっていくフレーズは、クレッシェンドするなど楽譜に書かれていないことを汲み取って演奏する。当時の音楽は 一度演奏されたものが再現されるのでなく 装飾を自由につけることが常時行われていた。

モーツァルトの楽譜(ピアノソナタ後期・ピアノコンチェルト)は、まずアクセントがほとんどない。スタッカートはあるが。そして 注目は sf(スフォルツァンド)軽やかで激しくないのだが 途中終始するところなどで出てくる。強さを押し捲るような音楽はないと思う。少しずつのクレッシェンドが出てくるくらい。楽器がフォルテピアノだったから。

ベートーヴェンの楽譜(ピアノソナタ前期)は、急なデクレッシェンド・オクターブ奏法・装飾音でないトリラーが出ている。この頃 楽器が発達したのか、ベートーヴェンが新時代の音楽設計をしたのだ。ピアノソナタにカデンツァを挿入した。またシンフォニックで使われている4楽章ソナタ形式を取り入れた。音域は高音が へ音まで。もう1オクターブ上がるには、ヴァルトシュタイン・熱情ソナタで実現する。神に対する敬虔さが表現記号に現れる後期ソナタ。音楽が劇的に変わった。

ショパンのソナタ1番 1828年 18歳の作品では 音域が最高音Fに近づき、頻繁に高音が出ている。リズムに絡む装飾音・連符が多い。
メトロノームの指定や運指まで記入されている。音楽を忠実に再現するための配慮が行き届き 今日に至っている。


7/16 第2回チャリティコンサート


震災から 1年経った今でも 重い日々が続いています。
私たちができること 東北に出かけること これは7月下旬に
仙台市若林区、泉区 青葉区 に実現したいと考えています。

もうひとつ 恒久的に 寄附金を送ること。
これは 7月16日(祝)大阪福祉短期大学 3F講堂 500円
第2回震災復興チャリティコンサートを開催します。
主催:泉北うたの広場実行委員会

前回は 被災され堺市に避難された方もご来場していただき音楽を聴いたり歌ったりで癒されるコンサートをしました。
私は昨年6月など 岩手県大槌町に災害ボランティアに参加、防災士協会主催(和歌山大学後援)の被災現状報告会等に参加し、それを踏まえてレポートさせていただきました。

他人のために祈ること これを続けたいと思いますね。


ピアノの歴史


Piano forte」(Klavier)⇒「ピアノ」は、1700年代 Italyのバルトロメロ クリストフォりによって ハンマーが弦を打鍵する方式で発明。それまでは、チェンバロ・ハープシコード等 弦を弾(はじ)いて発音する楽器だった。この楽器の源流は、クラビコードやツィンバロン等がある。また、「Forte piano」があるが音色が全く違う。ベートーヴェンの月光ソナタの1楽章は、フォルテピアノ用特有の記号がついている⇒Senza sordino(弱音器をはずして・・・)

「ピアノ」の特色は、硬い音色も柔らかい音色も出せること、単音から重音まで発音できること、ペダルを使うことにより響きを豊かにすることができる。楽器が大きいこともあるが、デュナーミクの迫力は、ピアノならでは。弦長が2m程度あるので 音の伸びが違う。楽器の特性上コンサートホールに向いており、演奏上、音の響きを考えることが特に重要である。

楽譜を見れば 音楽 楽器の発展が垣間見ることができる。

楽譜に細かな記号がほとんど付されていない時代。舞曲が主流だったので あまりに激しい表情の音楽はなかったと思われる。J.S.Bachの時代主旋律は管弦楽器が主であった。コントラバスがなくヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロを通奏低音として使った。当時は、宮廷音楽家になり 宮廷音楽を書くのが音楽家の夢であった。やがて 宗教曲から劇付随音楽へ時代が変わり、ヘンデルのメサイアなどオラトリオが流行った。また、オペラが流行したが、世の中を風刺した内容を取り上げることにより、支援者がいなくなるのである。音楽家は自分の音楽を理解してくれる「パトロン」が必要になった。また、一般家庭にも音楽を楽しむ風潮が広がった。F.Schubertは連弾曲が多いことでも知られる。出版社や献呈者が現れるのがこの頃である。W.A.Mozartのアリアは、声楽を発展させた。後に、シューベルトは、「リート」(ピアノ伴奏)の分野を開拓した。

音楽は 12音階(平均律)とともに神の創造したものである。音楽家は建築家とは違うとベートーヴェンは言っていた。弾き手は高度なテクニックを習得すれば その音楽を奏することができる。しかし テクニックを要求しないまでも 美しい音楽はたくさんある。音楽は時間と言葉を超越したもので、空白の時間を埋めてくれ、満たしてくれる。

ピアノ音楽は 一人でできるオーケストラ。音楽が大衆化し サロン・コンサートが開かれ 芸術家と視聴者との対話が繰り広げられた。
芸術を理解できるのか それとも共感できるのか いずれにせよ 感情が大切なのである。

美術での感情とはまた違うのである。音楽は、その瞬間に消えてゆく立体的なオブジェである。美術の場合は、その創作物そのものに感動すること、または その芸術家が背景にあり感動することもある。音楽の場合は、聴覚に訴え、そのイメージが脳裏に焼き付けられる。

一方、L.V.Beethovenの楽譜は、細かい記号が付されている。ピアノは当時最も発達した楽器で モーツァルトの時代のスクエアピアノは、持ち運びに便利なものの大きな音で叩くとすぐ弦がきれ、音が著しく悪くなってしまう。ただ、野外での演奏ができたこと、馬車で引いて運搬していたという。ベートーヴェンとF.Lisztは「ピアノ壊し」で有名であった。彼らのコンサートでは、ピアノが常時3台以上運び込まれたのだ。そのベートーヴェンにも楽器が贈られ、最高音F(7オクターブ)を使った「熱情」ソナタ等、画期的なピアノ曲が生まれる。
一方、調性を達観した音楽は、民族性の音階を使用する「国民音楽派」が出現。ショパン・シューマン・ブラームス・ムソルグスキー・チャイコフスキー・サンサーンス・フランク・ドビュッシーなど、ピアノ音楽が大きく変わっていく。

 


パワースポット 紀伊半島


奈良県五條市から 和歌山県新宮市まで 紀伊半島を縦断する 国道168号線。
ここは 「世界遺産登録の地」なのだが 日本の神仏習合の源泉が この地から発祥しているというのだ。
十津川(奈良) 新宮川(和歌山) 熊野川(三重:現在の) は 筏流しがあるくらい 流量豊富でゆったり流るる川ですが自然の神さまがいるように思えてならない。このような流れを誰がつくったのか まったく不思議だ。
標高1000mの玉置神社には、樹齢3000年のオオスギが自生している。。珍しくシラカバを見ることもある。
ここにいると 木のかをりがして 体の芯から気持ちがいい。小さなことなどどうでもよくなる・・・
クスノキはカンフル剤だし ハッカはメントール やはり体にいいのですね。

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2012.7.28-29「JAA大阪 公開レッスン、チャリティコンサート」


来年は2013年、日本アコーディオン協会は国際アコーディオンコンクールを準備しております。青少年がアコーディオンを習い、演奏者が育つこと、表現できる音楽がポピュラー、演歌でなく シャンソン、タンゴ、ジャズ、クラシック、演劇の効果音など 素晴らしい音響、音楽を実現できる特性を認知すること、アコーディオンに親しめるものが増えること・・・音楽振興につとめています。

2012年は スウェーデンからアコーディオン教育者・奏者として著名なラースホルム氏を招聘し、公開レッスンやアコーディオンコンサートを開催します。

8月29日~31日 熊谷 新宿 初台 で 「アコーディオンワークショップ」が開催される。スウェーデンからアコーディオン教育・演奏で名高い「ラースホルム」氏を招聘し 3日間の熱いイベント。

8月29日は、熊谷(日本で一番暑い日を経験した町←多治見市も暑いが)さくらめいと 月のホール で 「親子コンサート」

8月30日は、新宿 芸能花伝舎で 著名講師による「公開レッスン」中上級・シニア・アンサンブルクラスとあり、本格的なレッスンを学べる。
「ラースホルムコンサート」では、(世界の様々なメロディー)を弾く。

8月31日は、初台オペラシティ 近江樂堂 で「ラースホルム公開レッスン」
ゲスト出演の「アコーディオニスト」 cobaを迎え「アコーディオンセミナー」(アコーディオンの歴史について)
詳細は、JAA(NPO法人日本アコーディオン協会)ホームページ

ラースホルムさんについては、

「10年前に来日し 埼玉 新潟等で アコーディオンのレクチャーを行った。
とても好評で 特に子供は セッションを行ったり わかりやすいレッスンで 音楽の楽しさを教えられたという」

開催内容 JAA(NPO法人日本アコーディオン協会)大阪
アコーディオン公開レッスン&東北支援コンサート
大阪市立こども文化センター 大阪市西区北堀江4-2-9
電話 06-6531-5795 千日前線・長堀鶴見緑地線 西長堀駅すぐ

●7月28日 公開レッスン 10:00~16:30 12組
聴講料:2000円 会員500円引 小中高校生無料
(公開レッスン受講案内は後ほどJAAから皆様にお知らせします)
●7月29日 東北支援コンサート 15:30~17:30
前売:2000円(会員500円引)当日:2500円(会員500円引)
出演者 ラースホルム ゲスト 松原智美・和田道雄
浜崎久美子(シャンソン歌手 メジャーデビュー)
演奏曲目:シャンソンの伴奏、ジャズ・クラシック・タンゴなどのセッション(予定)
※セット券:前売 3500円(一般のみ取扱)

ラースホルムさんとは3年ぶりだ。
スウェーデンから関西空港で迎え、空港道から高速でホテルへ車でご案内したのだが 彼はドイツ語、英語、スウェーデン語を話す。
人間性が穏やかというか、英語がやさしく伝わってくるので
すぐに打ち解ける。打ち解けると冗談も言うし、フレンドリーだ。
音楽にも人間性がよく表れている・・・

JAA2012大阪 7月28日 公開レッスン 29日東北支援コンサートで演奏される予定曲は以下のとおりです。

公開レッスン
フィガロの結婚序曲/モーツァルト/Charles Magnante/
古いロシアのワルツ/カザコフ/Charles Magnante/
バチンの少年/A.Piazzolla/中山英雄/
夏のワルツ/アレ・メッレル/
Ode To Joy(歓喜の歌) /Beethoven /
ダークアイズ変奏曲/Charles Magnaute/
Senhor Sivuca/Joe Rossi & M.Azzola/
ばあやたずねて/海沼實/山本汎昭/
SNOW TRAIN SHUFFLE/JOHN GART/
REVIRADO/Astor PIAZZOLLA/WOLMER BELTRAMI/

29日 東北支援コンサート
すてきな貴女
安来節
ブローニュの森
パリ解放のジャバマーチ
Proud MARY

ジュテーム・ア・ラ・フォリ
バラ色の人生
幸せへの言葉~嫁ぐお前に~
マイウェイ
愛の讃歌
シャン・トゥ

問い合わせは JAA関西事務局 080-4485-3939まで


日本の国のおこり


日本の国のおこりは、「古事記」「日本書紀」から、外国の記述によるもの等が遺され、謎に満ちている。先住民族はなく、北方系、南洋系、朝鮮、中国、インド、イスラム民族等が移住して「ムラ」をつくり 酋長が統治していたのだろう。「神話時代」があり紀元前660年2月11日(旧暦1月1日)が紀元節とし神武天皇以来が記述されているのだが。「後漢書」によると、弥生時代(57)光武帝が倭国の使者に金印を渡したとされ、倭国があったとされる。当時の遺跡は発掘されているが、埋葬方法は甕棺であった。その後「魏志倭人伝」には、卑弥呼(175?-248頃)が金印を授かっているとされている。卑弥呼は、神宮皇后とされている説が有力である。卑弥呼の陵墓は、奈良の箸中古墳だとされる。そこでは以西の各地から土器等の遺跡が集まっていることから、邪馬台国が九州から奈良に遷った説が有力とされている。その頃から奈良、大阪等全国的に古墳がつくられた。卑弥呼の没後は騒乱が100年程度続き、400年頃河内平野に拠点を移し、応神天皇や仁徳天皇が権力をふるっていたとされる。。大阪府堺市百舌鳥耳原陵(通称 仁徳天皇陵)は、堺市市役所展望室からその姿が望める。

私たちが学校で学んだ「歴史」は、奈良時代から近代まで克明に描かれておりました。神話時代は謎が多く、よくわかりません。また近代(明治、大正、昭和初期の歴史は 詳しく掲載されてなく知識が乏しいです。戦後も殆ど記述がなく、60年前からは日本は何を遺してきたのかと思いました。また、当時の陵墓名称の標記が変わっていることや、天皇陵に関する調査が殆ど進んでいないことも残念であります。もっと大切に扱っていかなければ。

 


バッハ/「シャコンヌ」無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調BWV1004 


バッハ/シャコンヌ Bach/Chaconne

バッハ(1685~1750)/無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調BWV1004 第5曲 終曲のこと。ブラームスはクララのために「左手のためのシャコンヌ」に編曲した。

チャイコフスキーコンクールのヴァイオリン部門では、よく奏される。それほど 弾き手によりかなり曲の感じが変わる。
昔、映画  無伴奏「シャコンヌ」を銀座の映画館へ観にいった。まだDVD化されてないようだ。ギドン・クレーメルの演奏が印象的だった。

ヴァイオリンは和音を鳴らすと、片方の弦の音が減衰してしまい 音を残せないのである。バロックヴァイオリンは、駒の角度がそんなに鋭くなかったので、和音は弾きやすかったのかもしれない。柔らかい音色・音域も低めだったので、メロディーより、オブリガートを奏でていたとされる。

この映画は私にとって名作。

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堀部隆次名誉会長を偲ぶ会


1月23日、アコーディオン奏者で全関西アコーディオン協会名誉会長の堀場隆次さんが90歳で逝去されました。
当協会の常任理事として、堀部先生の姿は印象に残っております。

全関西アコーディオン協会主催「堀部隆次名誉会長を偲ぶ会」
5月13日(日)午後1時~4時(終了予定)
会場 アサヒスーパードライ梅田 梅田新道交差点
同和損保フェニックスタワーB1F
会費 5000円(食事付)
内容 堀部先生の写真・CD・纏わるお話など、故人を偲びます。
※平服でお越しください。
※香典・献花はご遠慮していただき、手ぶらでお越しください。
問:全関西アコーディオン協会 杉村 090-8484-6039
URL http://www.accordion-aaa.com/

私が、2005年日本アコーディオン協会主催国際コンクールに出場した際、また翌年の理事就任の際、ご一緒させていただき
「あんた若いのに役員ご苦労さんです」と激励されたこと。
日本アコーディオン協会の顧問として東京を訪れました。
その頃、私はビバアコーディオン実行委員になり、全関西アコーディオン協会の主催行事で 堀部先生(当時AAA会長)に関わることになりました。
翌年 私は全関西アコーディオン協会の理事として就任し、月1回の役員会の際には、いろいろお話を伺いました。日本アコーディオン協会の編集部も担当しているので、機関誌に堀部先生の記事を掲載したこともありましたね。

役員会に80歳を超えても天満からフェニックスタワーまで自転車で来られました。そして、ご自身のイラストをたいそう気に入ってらして、毎年のカレンダーなどに掲載されてましたね。

昨年9月のAAAの懇親会には ソノラ・ゲリーニなどのアコーディオンで、自然なじゃばら操作でポルカなど達者な演奏を見せ、健在を示しました。


2012.3.4 第19回泉北アコサークル定期演奏会の事


年に一度の定期演奏会が今年は 3月4日 午後1時 開場 ウエルカムメロディー 1時30分 開演 に大阪狭山市文化会館サヤカホールコンベンションホール(地下1F)で、開催します。

現在、サークルは14名で 合奏・重奏・独奏を交えながら ピアノ・コントラバス・うたごえなど工夫を凝らしました。
ご来場のお客様にはお礼申し上げます。入場無料です。

主な曲目 ひょっこりひょうたん島 サセパリ すみれの花の咲く頃 別れの曲 金毘羅船々 悲愴 マンチェスターとリヴァプール
うたごえコーナー 青い山脈 しゃぼん玉 瀬戸の花嫁 カチューシャ 吉田親家先生の演奏あり 問:泉北アコーディオンサークル 西辻 080-4485-3939

先日は、第19回さわやかコンサートに来ていただきありがとうございました。今回のコンサートは、前回を工夫して発展させました。

舞台設置、会場環境(温度)音響、照明、入退場、プログラムの構成、進行、危機管理(防犯、避難時における)告知(コミュニティ・ホームタウン・うたごえ新聞・サヤカホールニュースなど)
渉外(来賓など)、厚生(お手伝いへの配慮)いろいろとあるものです。

自分の演奏について
独奏 バッハ シャコンヌ
重奏 コンチェルト 別れの曲 ショパン ピアノ伴奏
合奏 ひょっこりひょうたん島 サセパリ すみれの花咲く頃
うた 青い山脈 しゃぼん玉 瀬戸の花嫁 カチューシャ

弾ききった感覚がありましたので、清々しい気持ちでいっぱいです。この気持ちを大切に、日常にもあたりたいと思っております。