Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

Aus Liebe「愛ゆえにイエスは死のうと」Bwv-244-58 マタイ受難曲


Aus Liebe will mein Heiland sterben「愛ゆえに・・・」バッハ/マタイ受難曲 BWV244  第2部 58曲 ソプラノ アリア
「愛ゆえにイエスは死のうとしています」

2019年3月6日~4月18日【受難節】新約聖書は「マタイによる福音書」『マルコによる福音書』『ルカによる福音書』『ヨハネによる福音書』と続く。
「マタイによる福音書」26、27章からとられた。イエスの系図、誕生、生涯 ガリラヤ、ユダヤでの活動 死と復活 を表現している。
何を持ってこの音楽に対峙するのだろう。「人生のテーマ」

イースターが迎えられるまで 謙虚に質素に 向かわなければなりませぬ。

イエスは弟子たちにワインを差し出しながら「皆、この杯から飲みなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血である」

そんなとき この歌は 慰めとなります。「愛をすべて差し出し 人のため 民のため みなが清らに喜ばれるなら 私は滅びても 魂は永遠に・・・」

 

Aus Liebe will mein Heiland sterben | J.S. Bach

 

J.S. Bach: Aria from St. Matthew’s Passion, BWV 244 (Aria Aus Liebe will mein Heiland sterben)

イエスが逋脱され 磔にされようとしている。
罪人を迎え入れ友とした・・・
「この者はどんな罪を犯したのか」
「いいえ 何も罪を犯してないのに」と歌います。

Aus Liebe will mein Heiland sterben, 愛ゆえに私のイエスは死のうとしています

Von einer Sünde weiß er nichts, 何の罪も知らないのに

Daß das ewige Verderben     永遠の滅びと

Und die Strafe des Gerichts     裁きの罰が

Nicht auf meiner Seele bliebe.     私の魂にのしかからんとするために。


2019年4月28日(日)13:00 AAA定時総会&懇親会


2019年4月28日(日)13:00 AAA定時総会&懇親会

13:00 定時総会 14:00 懇親会 を開催します。

会場:アサヒスーパードライ梅田 会費 5000円(飲み放題+食事込み) ※会員は優待価格です。
お問合せ:全関西アコーディオン協会 090-8484-6039 まで

AAA(全関西アコーディオン協会)は、創立70年のアコーディオン協会です。
戦後、帰還した藤山一郎氏などを取り上げてきました。

最近は、1年に4回(新年会、総会&懇親会、夏のビアパーティー、ユニットコンサート)を主催事業として
また、ビバ・アコーディオンを後援事業として 会員相互の交流や楽器業界の発展に寄与しています。
アサヒスーパードライ梅田は、昭和初期にできた老舗のビアホールです。

アコーディオンを演奏、伴奏しながら懐かしい歌を歌い、語らい楽しく交流しましょう。


2019.4.21 Frohe Ostern!「復活祭」


Frohe Ostern! ハッピー イースター!

4月19日は 満月でした。イースターは その次の日曜日、4月21日です。

卵から 新しい生命を。ウサギは 繁栄のシンボル。主が復活され 本格的な夏がはじまります。
質素な雰囲気から華やかに。

バッハは復活祭オラトリオを作曲(1725年に作曲 4月1日に初演)しています。

 

Bach – Easter Oratorio, BWV 249 – Gardiner


ショパン/ピアノソナタ第3番ロ短調作品58


ショパン/ピアノソナタ第3番ロ短調作品58(1844年)

円熟期の最大の傑作 精力を注いでつくられたソナタ。バラード4番 舟歌 チェロソナタと繋ぐ。ソナタの究極の完成型として他の作曲家を寄せ付けない。
霊感さえ感じる。リストがロ短調ソナタをつくっているが(1853年)影響を与えただろう。

第1楽章 4分の4 ロ短調 マエストーソ 決然たる動機が印象づける。優雅で感傷的な第2主題と対照的、美しい世界を彩る。
中間部は緊張が伴うがショパンの対位法の処理が見事に表れている。

第2楽章 4分の3 変ホ長調 スケルツォ 即興的で色彩がみえてくる。中間部は瞑想的。

第3楽章 4分の4 ロ長調 ラルゴ 夜想曲のようで悠久の時を奏でる。時間の長短をいうのではない。ショパン晩年の世界。

第4楽章 8分の6 ロ短調 プレスト 情熱的なロンドで決然たる動機が駆け巡る。1回目は 3連 2回目は 4連 3回目は 6連と
変容し強調される。コーダは長調となり高揚しレジェロなモーションが、圧倒的なテクニックを持って締めくくられる。

それは練習曲のようでもある。芸術性の高い音楽。ショパンのエチュードについてこのように謂われた事がある。
「手のねじれた人は、弾くべきでない。」そんな人に「24の前奏曲」をすすめたようである。

ドラクロワの描いたショパン像。私はむしろこのショパン像が真実だと。内面的には焔の如く燃え上がっていたがショパンの病が体を蝕んでいった。

Kate Liu – Sonata in B minor Op. 58 ケイト・リュウ シンガポール出身。

24歳 第17回ショパン国際ピアノコンクール(2015年)で第3位。マズルカ賞を受賞。米国、フィラデルフィアのカーティス音楽院で学ぶ。
カーティス音楽院といえば サミュエル・バーバー、レナード・バーンスタイン、ルドルフ・ゼルキン、ホルヘ・ボレット、アンナ・モッフォ
最近では、リチャード・グード ラン・ラン ヒラリー・ハーンなど 錚錚たる音楽家が誕生した。

 

 

第1楽章 ロ短調ではじまる。ソナタ第2番は変ロ短調の序奏が印象的だったが 3番では、直入に決然とはじまる。特徴である F♯ G B D のアルペジオが組まれている。
2番でも 半音階をスライドするアルペジオが使われていて、好まれているのだろう。変容しながら効果的に構成されている。

第2主題は コラール 穏やかで流麗なメロディ。第2番のコラールもよいが さらに装飾音などで彩りを添えている。バラード風にもとれる。

コーダ 第2番では、激しく叩き付ける連続和音だったが。第3番第1楽章は、アルペジオの流れ。それと対照的に 中間部は対旋律のみが強調されるので どう聴かせるか考えて弾かないとなんでもない音型となってしまう。ベートーヴェン的な構造的な音を追及したのであろう。

第3楽章は、ロ長調 4分の4 ノクターン風。慰めの儚いメロディー カンタービレ。
途切れるような伴奏音型が見事。きわめてピアニスティック。

左手のバスから右手に渡されるファンタジーで中間部へ。

中間部 ホ長調の 水の流るるごとく アルペジオの世界。それは 夢のようであり 幻想的に響くこと。

再現部とコーダ 左手伴奏音型は、共鳴をよく聴きながら 少しは混じりながらも 右手のアリアを汚してはいけない。
左手の半音階の下降をテヌート気味に。中間部の再起で 3連音符のバスが躊躇いながらも チェロのような雄弁に語り
右手のコラール音型とバランスをとる。静かで遠い世界、不穏な雰囲気を残しながら

フィナーレへの導入を預言している。最後の2音。
この響きは、リストのロ短調ソナタ(1853)に影響を与えただろう。

第4楽章 決然とはじまる最強音への提示。悲壮感はなく跳躍が躍動感を高めている。ベースの半音階を意識する事。
第2主題は、ダイナミックなスケールなど大胆である。右手のレジェロなモーションと低音部の躍動やオクターブ奏法がエネルギーを増大させている。

2回目は 4連符。ベースの半音階を意識する。

3回目は、6連符。波がうねるように。低音部の一打目の音で流れをつくる。ここでも、ベースの半音階を意識する事。コーダへと感情をたかめていく。

ロ長調という調性の明るさ。右手のパッセージと左手のオクターブの降下による音域の拡大がダイナミックに。
左手のバスをうたわせること。圧倒的なテクニックが輝かしくこのソナタの幕を閉じる。


2019年4月17日(水)県ボランティア連絡協議会


2019年4月17日(水)県ボランティア連絡協議会

毎年4月中旬から5月にかけては 動きがある。所属組織の総会、役員改選などがあるから。
市のボランティア連絡協議会(社会福祉協議会内組織)の副会長をおおせつかっている。総会は5月に改選が行われる。
市の社会福祉協議会のボランティア連絡協議会は県の組織と連携をしていて、さらに全国社会福祉協議会(全社協)との連携をしている。

本日は 総会と会合があった。県ボランティア連絡協議会の理事に就任、任期は2年。
組織は 会長 副会長 監事 理事は10名の一人として役割を担う。
県は100万人、様々な課題に向けて取り組みたい。

これは 災害ボランティアについての報告会、交流会。


2019年4月16日新しい一年が・・・


2019年4月16日・・・

熊本地震から3年。ノートルダム寺院(大聖堂)の火災が気になります。とても残念な事でした・・・

全長127mのゴシック建築、パリの象徴です。国王ルイ7世臨席のもと、ローマ教皇アレクサンドル3世が礎石を据え1163年に着工がはじまる。
1250年に完成したが 完全な竣工は1345年。1789年 フランス革命で破損した。1804年、ナポレオンの戴冠式が行われた。
1914年からの世界大戦でドイツからの襲撃を受けた。終戦後、復興し状態を維持してきた。
しかし、あっという間に尖塔が崩落するなんて誰が思ったでしょうか。復興するには 10年~30年かかると言われている。

この一年を思い起こします。それは、誕生日を迎えた事に感謝することです。

2017年4月16日 イースター からの一年は とにかく動きました。
2018年4月1日 イースター からの一年は 慎重にしました。セーブしたつもりですが・・・直観に基づいて動きました。
2019年4月21日 イースターです。

自分から動く、与える事ができなければ 自分が受け取ることもできなくなります・・・
自然体で無理なくがモットー。その時その時をきちっと決めすすめる・・・


八ヶ岳 硫黄岳 2760m


白山 2702m


大瀬海岸


乗鞍岳 3026m

御嶽山 3067m

山の頂は登るまで 巻道と直登 どちらでもいける が 戻ってこないとならない いわゆるニュートラルである。
登った後 新しい頂がみえた。それに向け決めてすすめていく。

今年の抱負・・・ あらゆる事を想定し叡智をめぐらし画くこと。じっとしていても 夜明けはやってくるから。
最終的には、自らを律すること・・・


2019.4.24(木)13:00「おきがるタイム」vol.146


2019年4月25日(木)13:00~15:00「マコルネのおきがるタイム」サイマルラジオ対応 FM816
(インターネット放送)(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx
※ スマホは、アプリの設定をご覧ください。 http://816.fm/?page_id=71 

【予定曲】ハナミズキ パリ変わらぬパリ 青色のジャヴァ タンゴ ロマンスアンダルシア 追憶のバルセロナ キセキノハナ 鯉のぼり 5月のこもりうた 赤い靴のタンゴ 湖畔の宿 明日は咲こう花咲こう

【コラム】「昭和歌謡」はまた一つの歴史を刻みます。また「J-POP」も古くなっていくのでしょうか。時代は青春 変わらずにいたいものです。


嵐山の山桜


保津川下りの名所 桂川(大堰川)をながめる嵐山

写真の左側 渡月橋の松尾側で 右側が嵯峨、太秦側。松尾側の山は「嵐山」山櫻が麗しい。
嵯峨側は「亀山」がありハイキングコースとして憩いの場になっている。

木の文化、桜と紅葉、繊細な色使いは 京都ならではの色彩感。渡月橋から上流は、保津川の川下りでにぎわう。また、観光電車「トロッコ列車」が走る。

人力車 ネイティブで安心、丁寧。嵯峨嵐山文華館(旧小倉百人一首殿堂 時雨殿)はこちらから。

水が澄んでいる。新緑の緑が反射してとてもきれい。

展望台付近。あずまやがあり休憩できる。夏は、蒸し暑いかも。

保津川。松尾側、道のどんつきに「星のや」などがある。


2019.4.20「リラ・クラシック」(土)7:00「スクリャービン」 vol.49


リラ・クラシックは、クラシック音楽でリラックスする60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホアプリ(TuneIn Radio)。 設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】スクリャービン「24の前奏曲」作品11から 幻想曲ロ短調作品28  練習曲嬰ハ短調作品42-5 ホロヴィッツ
ピアノソナタ第3番嬰ヘ短調「心理状態」作品23 交響曲第4番「法悦の詩」作品54 Le Poème de l’extase

ショパンを敬愛し作曲もはじめモスクワ音楽院に入学する。同級生はラフマニノフ。
繊細なピアニスムと左手のコサックとしての音型に特徴があり、演奏の難しい作品がある。
前期は、ショパンのような調性音楽で人気が高い。しかし、スクリャービンの本領は「神秘和音」などを使った独特の世界観。
幻想曲作品28、交響曲第2番作品29を終え、そしてピアノソナタ4番作品30以降からは神秘和音があらわれ調性のない音楽を描いてゆく。

交響曲第4番「法悦の詩」は、単一楽章の交響曲(交響詩?)で ハープ、チェレスタ、オルガンや弦楽4部を使用した大規模な作品。最後をみてほしい。

Scriabin: The Poem of Ecstasy / Salonen · The Philharmonia Orchestra

Tsotne Tsotskhalashvili plays Scriabin Sonata No.1 in F minor Op. 6

小山実稚恵のスクリャービン