Year: 2022年

軽井沢高原教会「星野遊学堂」


軽井沢高原教会「星野遊学堂」

内村鑑三らが、キリスト教を日本独自の考えに基づいて軽井沢から発信していた。それが、星野遊学堂。「芸術自由教育講習会」を原点に誕生した。「遊ぶことも善なり、遊びもまた学びなり」
信者を募る場ではなく、軽井沢の自然とキリスト教の愛のもと、心の交流の場になることを願った。

また周辺の「石の教会」は、無教会、オーガニック建築をモットーとしている。祈りたい人が信仰や制度にかかわらず自由に集える場所が教会であり、誰もが平等に触れられる、神の創り出した自然の中で祈ることこそが祈りの本質であると説いた。

アジアの先進国の日本でキリスト教の信者は192万人で1.5%。そして、外国人は300万人で人口の2.2%。日本民族の特殊性にあるが、懐の深さは日本が紀元から2000年以上培われた歴史の上に成り立っている。

毎年、秋にこの場所に来ると、ふと自分に立ち返る時がある。


法善寺「水掛不動尊」苔むしたお不動さん


法善寺「水掛不動尊」なにわの情緒溢れる『夫婦善哉』最も大阪らしいところ

「月の法善寺横丁」藤島桓夫 ~包丁一本、晒しに巻いて~

「夫婦善哉」は1883(明治16)年で、文楽の太夫である(人形浄瑠璃の語り手)の竹本琴太夫が屋号「お福」で創始した。
1940(昭和15)年に、文豪・織田作之助の代表作「夫婦善哉」で描写。また、映画化された。一人に二椀の善哉を前に「ひとりより夫婦の方がええいうことでっしゃろ」
ふたりで仲良く善哉をすする最期の場面がある。

法善寺:いつでもおまいりできて線香が絶えない。江戸時代の元和6年(1620年)琴雲法師が浄土宗天龍山法善寺を京都宇治に創建。寛永14年(1637)住職の中誉専念法師が「金毘羅天王墾伝」の故事に基づき、現在の地に移転。専念法師は「千日念仏回向」を行った事でも知られる。実は、この地が千日回法要を行うほどの「葬送の地」であり、厳しい行でお経を唱え供養をした。それで、ミナミの法善寺が「千日前」と呼ばれるようになった。

千日前法善寺には「西向不動明王」通称:水掛不動尊が祀られている。絶えないお参りの人から願掛けの水を掛けられ、緑あざやかな苔に包まれている。
法善寺のお不動さんは、すべての人に分け隔てなくご利益を与えると言われている。昭和20年(1945年)3月13日、大阪大空襲で六道伽藍(ろくどうがらん)が焼失。しかし、水掛不動尊は免れたのだった。お参りは、まず水で手を清め、真ん中のお不動さんに3回、そして右の童子さんに1回、左の童子さんに1回、最後に再びお不動さんに1回水をかける。下のバケツに水がない場合は、隣の井戸で水を汲みましょう。月28日は縁日で護摩供養が行われている。

他に「二河白道堂」(にがびゃくどうどう)は、平成21年(2009年)に完成。白い道を歩むとよい。
「金毘羅堂」「お初大神」は平成25年(2013年)に復興した。この復興には、上方の落語家、桂春団治らがたちあがった。戦後の上方落語を支えた「四天王」(六代目笑福亭松鶴・三代目桂米朝・五代目桂文枝)の1人。法善寺横丁の看板は春団治の揮毫かな。

コロナ禍の3年間だったが、2022年(令和4年)11月は、外国人観光客が少し戻ってきた。彼らは大阪の歴史に興味を持ち、ここを訪れる。また、スマホをQRコードにかざしガイドをみながら学んでいた。


「リラ・クラシック」2022.11.19(土)7:00 マーラー vol.106


2022/11/19(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】マーラー 交響曲第2番「復活」交響曲第5番 交響曲第7番「夜の歌」 交響曲第8番「千人の交響曲」から

【コラム】指揮者に注目。マーラーは、作曲家であり指揮者であった。当初、作曲家はおよそピアニストが多く初演には独奏者として自らが出演し、別に指揮者に指揮をしてもらうのが通常だった。指揮者とは、唯一音を出さない演奏家でもある。オーケストラは、指揮者、コンサートマスターによって大きく変わると言われている。もう一つ、演奏場所の音響も関係するが。現在、最高峰の指揮者といわれている「ブロムシュテット」バッハの論文を書いている。たびたび来日し熱狂させたが、御年95歳。椅子に座って指揮をする姿に楽団員は演奏できる喜びを表現し、聴衆は感動した。


2022.11.24(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.232


2022.11.24(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)全国・全世界でアプリなしで視聴できます】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】My favorite things  サンフランシスコの6枚の枯葉 涙 ママ私、恋人がほしいの ノスタルヒア 夢の種 SEASONS 旅愁 リンゴ村だより 冬が来る前に 四季の歌 美しい星

【コラム】秋の終わりと冬の初め 私たちは冬を乗り越える

浅間山(2568m)の落葉松の森。深まった秋をみている。


渋温泉「めぐり湯」


渋温泉「めぐり湯」

渋温泉といえば、歴史の館「金具屋」と外湯めぐり
温泉街の石畳の風情あふれる情緒。「九湯めぐり」ができる。別府温泉に次いで2位。奈良時代、高僧の行基が全国行脚の際に発見したのが始まり。霊泉だと悟ると、薬師如来(やくしにょらい)像を彫り守護神として安置、行基が発見した源泉が「九番湯 大湯」。渋温泉には、外湯(共同浴場)が九つ。渋の湯の恵みを楽しむ。「巡浴祈願手拭い」のスタンプラリー、宿で販売されている。苦労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれている。最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣し印受すれば満願成就。入浴時間 6時~22時

一番湯 初湯 効能:胃腸
二番湯 笹の湯 効能:湿疹
三番湯 綿の湯 効能:切り傷、おでき、子宝
四番湯 竹の湯 効能:痛風
五番湯 松の湯 効能:脊椎病
六番湯 目洗いの湯 効能:眼病
七番湯 七操の湯 効能:外傷性緒障害
八番湯 神明滝の湯 効能:婦人病
九番湯 渋大湯 効能:子宝、リュウマチ、神経痛

「ハプニング~草津白根山から志賀高原」
国道292号線《志賀草津道路》、草津白根山から万座三叉路、渋峠を経由し横手山、志賀高原におりてきた。草津白根山(2160m)は、「湯釜」見学禁止。2017年6月頃は見られたのに。エメラルドグリーンの目をひく光景。いつ解除されるのだろう。レストインや「弓池」の入口も施錠され閉鎖されている。このままだと建物がいたんで廃れてしまう。5年前は休日はレジャースポットだっただけに残念。たしかに硫化水素が多く見通しが悪い事もしょっちゅうある。夜間ゲートで通行止めをしている理由がわかる。

渋峠は標高2172m、国内の国道の最高地点の記念碑がたっている。八ヶ岳の麦草峠も標高が2120mある。車のタイヤの空気圧がふくれてしまう。車中にある、空きのペットボトルやパン(未開封)がパンパンにふくれていた。もっと凄いのが私設道路の国内最高地点で表富士周遊道路の富士宮五合目(2380m)や峠としての最高地点は大弛峠(2360m)がある。火山ガスの噴出する殺風景なところで陸の孤島のよう。昼間でも状態によって見通しが悪く運転しずらい。

万座三叉路からの万座方面は、冬期閉鎖となる。また、噴火レベルが上がると閉鎖になる。その時は、万座ハイウェイが最終的には通行できる道路として機能する(※通行時間帯、有料道路であることに注意)。横手山にはスカイゲートがあり、ハイキングもできる。このあたりは「雲海」がみられるスポットとして多くの写真家が訪れる。

志賀高原の四十八池は標高は1600m~2000mだが、紅葉が早いことで知られる。大沼池は、池なのにエメラルドグリーンの色をして神秘的である。そして「平床大噴泉」がある。轟轟と音をたてる源泉。硫黄泉が汲める。志賀高原の紅葉は特別だ。木戸池、蓮池など旭山は「黄葉」が多い。霧もよく出るので幻想的。

夕方、凄い光景に出逢う。猿の大群30頭ほど。志賀高原から渋温泉におりる道。まあ、このあたりは猿が出没する。地獄谷温泉に近い野猿公苑で猿が飼育されているからだ。地獄谷温泉の露天風呂は入ったことがある。しかし、この道路沿いにちょっと驚き。多分、餌を探しにおりてきているのでは。半野生で人間を怖がることはないと思う。車で轢いてしまったら大変なので停車した。この時間だからまだよかったのかな。子猿も3匹、1匹は親の背中につかまっていた。生まれて日が経っていない。猿も生きていくために餌を探す。近くにどんぐりの木がある。今はまだ雪が降らないが、志賀高原はスキー場もあるくらい豪雪地帯であるので、厳しい冬を越さなければならないから大変だ。その山里に「渋温泉」はある。

猿の大群、30頭ほど。

渋温泉の温泉街 浴衣姿の観光客が。

噴泉。源泉は、狭い集中した区域に分けている。温泉旅館はもちろん、九つの外湯にも配分。

効能がいろいろとあり、六番湯「目洗湯」

九番目の湯「大湯」 「結願(けちがん)の湯」でしめくくり成就させる。

歴史の宿「金具屋」木造四階建て数寄屋造りの「斎月楼」

夜の温泉街はまた格別だ。


佐久奈度神社「祓戸四神」大祓詞


佐久奈度(さくなど)神社 祓戸四神(はらえどししん)大祓詞

創建:天地天皇8年(669年)天皇の勅願により中臣金が祓戸大神を祀った。
祭神:「祓戸四神」宝物:神宮からの神剣
例祭:4月16日

記紀(古事記・日本書紀)に書かれてない。卑弥呼もそうだし、不思議に満ちている。
「大祓詞」に登場する。大祓詞は、禊祓のため神事のはじめに神職が祝詞を奏上する。旧来は、6月晦日と12月大晦日に行われていたもの。

瀬織津姫 せおりつひめ もろもろの禍事・罪・穢れを川から海へ流す
速秋津姫 はやあきつひめ 口や海の底で待ち構えもろもろの禍事・罪・穢れを飲み込む
気吹戸主 いぶきどぬし 根の国・底の国に息吹を放つ
速佐須良姫 はやさすらひめ 根の国・底の国に持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れをさすらって失う

この日、日本の祝日 大祓詞奏上に立ち会えた。
袴姿の番犬「クレ」が賢こすぎる。普通、あの種類の犬なら気が付くとよく吠えるのだが、全く吠えなかった。それどころか、私の前で「おすわり」をはじめた。

 


2022.11.10(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.231


2022.11.10(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)全国・全世界でアプリなしで視聴できます】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】樹高千丈 中島みゆき 街角 ジュリエット・グレコ 枯葉 イヴ・モンタン オブリビオン 柴田奈穂 真珠採り ベーレン楽団 黒い花びら 水原弘 落葉の里 山口百恵 紅葉 落葉松 そこは青い空だった 落葉しぐれ 新ドリフのズンドコ節

【コラム】紅葉が高地におりています。また、平地でも色づいているところがあり、今年は紅葉が高地で長くみられているようです。
新穂高温泉 標高1300m 濃い色の紅葉


万座温泉「空吹」秘湯


万座温泉「空吹」秘湯

温泉は、登山後に入る事が多いが、不思議な事に山と温泉地が近い。浅間高原に登った後は、どこの温泉に入ろうか。奥座敷の万座まで。群馬県の西端に位置する。
雰囲気と濁湯の「濃い湯」がよい。標高1200mの草津よりさらに高い標高1,800mにある。岐阜県下呂市の濁河温泉と並び、自家用車で行ける日本最高所の温泉。
濁河温泉は、御嶽山の登山後、入ったことがある。厳しい自然で源泉を守り続ける事は大変。ここの特筆すべきは酸性硫黄泉(硫化水素泉)の白濁湯で硫黄成分の含有量が日本一。

万座は秘湯が多い。平安時代、坂上田村麻呂が、万座温泉で鬼退治をしたという伝説が残っている。江戸時代(1715年)万座薬師堂が創建。昭和時代(1960年)万座プリンスホテルが開業しスキー場もオープンする。以来、スノースポーツのメッカとしてにぎわっているが、草津温泉から20㎞わざわざ足を延ばして行く価値がある。
国道292号線草津白根山の殺生三叉路からのアクセスに強くなれば、何の問題もない。もっと早くアクセスできる方法は、軽井沢の「峰の茶屋」から「鬼押ハイウェイ」と「万座ハイウェイ」を利用すればよい。(スノータイヤ推奨の時期あるが通年走行)※草津白根山の噴火警戒レベルが上がった時には災害基本法に従う。情報はこちら

まずは「空吹」をみる。万座温泉しぜん情報館の無料駐車場にとめてすぐ。硫黄の匂いたっぷり。源泉が湧いている。これは川でなく温泉である。さて「豊国館」の湯は。
源泉は熱いが、基本は「湯もみ式」。内湯は檜湯で柔らかさがある。とても熱い白濁湯はのぼせるようでなくリラックス効果がある。一応、加水のホースはあるけれど。
露天《混浴》は広く、自然を見て風に吹かれながら少々温度が低く感じる石風呂。不思議な事に筋肉痛が一発でなおった。ぽかぽかする湯でなく、薬みたいな湯だ。
温泉の識者の意見として、標高1000m以上の高地だと平地より心拍機能が鍛えられる上に、温泉に入る事でさらに血管が拡張し、新陳代謝がより活発に行われるとの事。
そうだと思う。

万座「空吹」 噴火口の跡


これは源泉です、熱い。

万座「湯畑」

冬季通行止めのお知らせ
■(国)292号線
区間:天狗山ゲート(草津町)~長野県境(渋峠)
■(県)466号線
区間:バス停「奥万座」(万座温泉内)~(国)292号線交点
期間:2022年年11月11日(金)13:00~2023年4月26日(水)10:00(天候により変更の可能性あり)

※万座温泉へお越しの際は浅間白根火山ルート万座ハイウェーをご利用ください。
※スタッドレスタイヤ、チェーンなどのご用意をお願いいたします。


高原文庫「軽井沢タリアセン」


軽井沢高原文庫 軽井沢の歴史とともに
近・現代の文学を集めた高原文庫「軽井沢タリアセン」の紅葉はすすんでいた。冬が来る前に・・・

文明開化で産業革命がもたらされた近代化 1961年、塩沢湖は整備され1996年、Taliesinがオープンした。

富岡製糸場が開業(1872年 明治5年)
信越本線、アプト式鉄道 碓氷峠のトンネル工事 苦難を乗り越え完成。(1893年 明治26年)
宣教師カナダ人ショーが来日し軽井沢を訪れ、この地に教会堂をつくった(1895年 明治28年)
キリスト教は、すぐに布教されたわけでなく、日本独自の考えに沿って、少しづつ浸透していった。ここが日本の懐の深さである。
当時は「不敬罪」があり、批判する事は命がけであった。内村鑑三の信念は星野遊学堂や石の教会にあらわれている。

数えきれない文化人・芸術家がこの地を愛で、作品を生みだしていった。
森鴎外、正岡子規、尾崎紅葉、幸田露伴、有島武郎 堀辰雄、室生犀星、芥川龍之介、寺田寅彦、
戦後は、野上弥生子、三島由紀夫、谷川俊太郎、円地文子、加藤周一、福永武彦、遠藤周作、宮本輝、小池真理子、立松和平、と続く。

三好晃、武満徹、野上彰などの詞や音楽も生み出されている。

軽井沢と縁のある文化人、芸術家の作品は多い。
小池真理子さんや遠藤周作さんの作品など素敵な作品をこれからも楽しもうと思う。


浅間山「ガトーショコラ」三段紅葉+α


浅間山「ガトーショコラ」三段紅葉+α

浅間山の冠雪「ガトーショコラ」。空の青、冠雪の白、紅葉の黄。そして、雲海。私の三段紅葉+α この時期のみの絶景。

浅間山の寄生火山の小浅間山が気になっていた。この日、浅間山は前日の雨から時雨、冠雪した。スノーパウダーがかかった浅間山は風物詩で幻想的。軽井沢に冬が来たことを知らせる。浅間山の山容は、高峰高原側の黒斑山からみるずんぐりした山容が印象的だが、小浅間山からみる浅間山も圧倒的で素晴らしい。小さい山だからと言って軽くみてはいけない。さて、登山口の「峰の茶屋」は、鬼押し出し園、白糸の滝などの分岐点にあたり、万座ハイウェイにもつながる。駐車場は5台くらいですぐにいっぱいになる。向かいの「峰の茶屋」喫茶店が有料駐車場を提供している。この日、登山者集団が無料駐車場の前にたちはだかっていたが、よくよく聞くと「今一台出庫するから貴方も停められますよ」と言ってくれた。登山者集団は、登山道口手前まで中に入ってくれればよいのにと思う。道路にはみ出しているのは見通しが悪くなり危険。こちらも落ち着かない。それなら、向かいの駐車場に停めた方が気が楽。店は10時からOPEN。できるだけ前につめて整列し駐車。領収書をダッシュボードにおく。

はたして2時間ほどの山行でどのくらいの景色が待っているのかな。昨年は、浅間山荘から前掛山まで登ったが「ガトーショコラ」には会えなかっただけに。

「登山届」のポストがある。ルートはハイキングの感覚で登れるようだが、普通の靴ではよくないとか、ストックがあった方がよいとの情報がある。東大地震研究所の横を通り、落葉松林の中を進む。なだらかな道を30分ほど行くと、少し坂の角度がキツくなったがそこを過ぎたあたりに平なところがある。左に山が。右手に「小浅間山頂上」と標柱がでている。登っていくと背中に壮大な落葉松林が、続いて冠雪した迫力の浅間山があらわれた。青い空、白い冠雪、黄色の落葉松林、そして雲海。私の「三段紅葉」+α に目がくぎづけになった。

道路からみえる浅間山

峰の茶屋からの浅間山 ここからでも十分 その姿を堪能。

登山口から「登山届」ポストがある。

東大地震研究所

落葉松林のなだらかな登りを散歩感覚ですすむ。雨の後は、ぬかるんでいる事がある。

少し坂がキツくなったところを登りきると平らなところに出た。左手に山、右手に山頂とある。

山頂方面は右手・・・

左手にこれは何?右手に山頂の標柱が見えているのにこのピークが。右手に行くと浅間山が遠くなるではないか。
私は、このピークを先に登る事にした。溝が切ってあってそこをジグザグに登る。登りは砂地がめりこむのでストックを使いながら高度をあげていく。
下りはストックと横歩きで下りた方がよい。ちなみにこの溝から煙があがっていた。おそらく掘っていくと温泉がでるのか。
土の中に女王アリがいた。生態圏が生成されていく・・・

少し登っていくと背後に浅間山の落葉松林が、続いて冠雪の山頂があらわれた。

ピークに到達。標柱もない。岩山がただあるだけ。「トーミの頭」みたいな感じ。山頂よりも浅間山に近いので迫力がある。凄いなぁ。

どこまでも続く雲海 いつ解けるのだろう。

谷川岳の方面

「ガトーショコラ」は、浅間山の大火口と頂上に雪がかかっていて、神秘的でおよそ地球のものとは思えない。