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バッハ(21/3/1685-28/7/1750) 没後、268年になる。バッハは晩年どんな事を考えていたのだろうか。
トーマス教会のオルガニスト・楽長を担い、子孫のための教育的作品に業をついやした。
が、実際には コラールやカンタータの演奏、作曲があった。葬儀における音楽もバッハの役目であった。モテットが作曲されている。
が、コラールの存在が多いと考える。
オルガン小曲集 BWV599-644 有名な「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」がおさめられている。
シュープラー・コラール BWV645-650 晩年の作品が中心。
コラール曲集 BWV651-668 ライプティヒ時代 (※ただしBWV668は、バッハの最晩年 BWV641 をもとに口伝で写譜させたものである。)
コラールプレリュード BWV669-689
フーガの技法 BWV1080 バッハの対位法の歴史的産物で生涯の集大成だとみられている。「フーガB.A.C.H に入ったところで作曲者は物故した。」
これは、死後の翌年出版された。初版には、未完フーガ「コントラプンクトゥス14 、3つの主題による4声のフーガ」の後「われ苦しみの極みにあるとき Wenn wir in höchsten Nöten sein」BWV641 が原曲の「汝の御前に我は進まん Vor deinen Thron tret ich hiermit」BWV668(同一曲だが 異なるタイトル、バージョン)のコラールがプリントされている。
BWV 641 ’Wenn wir in hochsten Noten sein’ 「われ苦しみの極みにあるとき」
詩篇 10:14 あなたは、見ておられました。悪行と苦難を。彼らを収めるために見つめておられました。不幸な人は、あなたに身をゆだねます。
あなたは助ける方です。神はすべてをご存知なのです。そして神は必ず悪行に対してさばきを行なわれるでしょう。
‘Wenn wir in hochsten Noten sein’ BWV641「われ苦しみの極みにあるとき」
そして、最晩年 アルトニコルに 口述により音を書き写すよう求めたのは 原曲がBWV641でタイトルを改めた、
“Vor deinen Thron tret ich hiermit” BWV668 「汝の御前にわれは進まん」。オルガンで演奏されることが多いが、バッハのポリフォニーは
ユニバーサルな楽器で表現可能。安らかで滋味に溢れている作品。
ピアノ編曲版
BWV 668 “Vor deinen Thron tret ich hiermit”「汝の御前にわれは進まん」これは、コラール。安らかな響きである。
バッハは、よく楽譜の結びに S.G.D. と記するのだった。
プロフィール
- ☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー ピアノテクニシャン なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ