Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

ブラームス ピアノソナタ第3番ヘ短調作品5


ブラームスは ピアノソナタを3曲つくっているが いずれも青年の頃。シューマンとの出逢いは 彼の人生を大きく変えた。音楽評論に 紹介されたのが ブラームス。シューマンの家に招かれ クララと出会う。

ブラームスの作品には 「ラプソディ」 「インテルメッツォ」などの 性格小品が 世界をつくっている。

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このピアノソナタは作品5 交響曲を意識して書かれていると言ってもいいだろう。ソナタ形式の 1番 2番 より 成長した構成をとっている。全5楽章からなる。

ブラームスの作品は 低音部がカギである。そして重音と拡張があり 体力を要する。がっしりとした音の厚みが特徴。ブラームスは ピアノ以外には、唯一コントラバスを弾いていた。

まず 1楽章 構成は A コラール A’
ベートーヴェンのような 冒頭の勇壮な和音。運命の動機のような3連符が印象づけている。

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fest und bestimmt 決然としかも安定して

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コラールの部分 右手は 輝くような。左手を讃えて。

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トレモロはバランス良く段々と強めていく 交互の主題の応答でクライマックスを。
アクセントをつけて しかし (息の長い)ノンレガートにしろ フレーズを考えて弾く。

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第2楽章 変イ長調 おだやかなカンタービレ 重音のところはコラール的 変奏風
中声はひかえめに。

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ブラームスの情熱がこもっている。夕陽をみて 寄り添う 二人のよう・・・

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pesante 重く ずっしりとしたベースの響きを持って

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アルペジオ むすばれていく二人 この音型は ピアノ協奏曲第1番2楽章でもみられる

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第3楽章 ラプソディー アパッショナート バスの一拍目は重く。

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対比は コラール ピアノの低音 高音の音域の幅を活用した響きはブラームスならでは。

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第4楽章 インテルメッツォ 間奏曲 運命の動機の 3連符が印象的な問いかけ

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第5楽章 フィナーレ 弱起からはじまる 問いかけのように思われる。

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中間部には「讃歌」がうたわれる。

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再現 変奏し コーダに入っていく 動きをもって ここでは中音と高音を巧みに使う。

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最後は 低音と高音を効果的に 1楽章の動機が現れ 想起する。


8/7(日)13:00~全関西アコーディオン:夏のアコーディオンパーティー


全関西アコーディオン協会は 70年迎える アコーディオン愛好の組織です。
年会費 4000円で 会員相互に交流していただけます。

年に4回ある 懇親会は 1月 5月 8月 そして 好評の ユニットコンサートは3回目を迎え 11月13日に決まりました。

8月の懇親会は 7日 13時から懇親会があります。

参加費等 問い合わせは 会長の 杉村まで 090-8484-6039

愉しみましょう。

聴く人 歌う人 演奏する人 ・・・
会場:アサヒスーパードライ梅田です。

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「ちひろ」美術館


暑くなってきた今日この頃ですが、体調を整え過ごしたいものです。
未明に起きてしまうと 寝られないことがあり そんなとき 絵をみています・・・

特に好きなのが 「ワラビを持つ少女」
この絵は何度見ても 違った感覚をみせてくれる不思議な絵。実際はもっとキャンパスが大きくてもっと色彩豊かで・・・存在感のある作品です。画家は ちひろ 童画などを描いているイメージが強いが 「戦火のなかの子ども」という戦争に関する作品なども描いている。

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この少女の瞳はしっかりと何かを見つめて・・・笑顔をうかべている・・・

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「わたしがちいさかったときに」 「原爆の子」・・・を描いている。

何年か前、きっかけで ちひろの絵と関わるお仕事をさせていただいた。ちひろの絵と出逢い 絵の見え方、見せ方を研究した。
絵を後世に残してゆく技術(ピエゾグラフ)についても学ばせていただいた。魔法のような水彩画の世界。印象に残っている。

ちひろは、黒柳徹子さん「窓ぎわのトットちゃん」の画に登場している。この作品は世界35カ国で翻訳されるほどの戦後最大のベストセラーとなり 黒柳徹子さんは ユニセフ大使となった。

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安曇野にあるちひろ美術館 その素敵な空間は ほっとするものを感じてしまう。子どもたちが絵本で過ごせる美術館。

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長野県北安曇郡松川村西原3358-24 ちひろ美術館

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第41回「西日本アコ仲間の集い」ビッグアイ 16.910-11


もう40年も前から続いている 親睦・学びのイベント「西日本アコ仲間の集い」です。
その昔は 家族ぐるみで 親睦を深め 2泊3日等もあったようです。参加者は100名の時もありました。
今の「西アコ」(略称)は、時代にあった形で1年に一度 実行委員会が組織し事務局が専任され 役割を担っています。年に数回 実行委員会が行われるのですが。先日ありました。

第41回 西アコは 泉北アコが事務局となり 先日 泉北アコでは 改選があり 私が代表となったのですが、西アコの事務局長をつとめることになりました。かなり重い役目ですが 事務局をはじめ 実行委員の方の協力を得ながら 会の成功にむけて進めていきたいと考えております。

2016年9月10日(土)11日(日)にかけて 1泊2日で 第41回西アコが国際障害者交流センター(通称 ビッグアイ)で開催される事。各団体からの実行委員は 実行委員会への参加を通し 団体へ通知すること。個人参加ができますが、6月5日(日)第30回 ビバ・アコーディオン(堺・サンスクエアホール開催)で応募要項を配布する。その他参加希望を募り、郵送・FAX・メール等で対応するとなっています。

毎年 関西はもとより 名古屋 広島 九州 東京等 60名以上が参加され 大変な盛り上がりをみせています。講座で学んだり 懇親会で親睦する事や モーニングコンサートで演奏を披露する事等 一年に一度愉しみにされている人も多いとききます。ご参加をお待ちしております。申し込み・お問い合わせはこちらまで。

ゲストは 大田智美さん オーケストラとの共演も果たし 演奏活動・講師活動を精力的にされています。
さまざまなジャンルをアコーディオン演奏でお聴きいただきます。

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奥蓼科 自然は芸術


朝方 蓼科に到着 ナビが 番地指定と違うところで 「案内終了」というので。
そこで やすんでいた。私の停車したところは 奥蓼科の公園だったのか・・・

日の出とともに スズランの花が 車からみえた。白い無垢の花 朝霧にはえた。

あたりを見渡すと それは 何やら 湖畔の公園のすぐ近くだった。
おりていくと 池が 鏡のようになっている。きれいだ!

すすめると 左手に 「彫刻公園」 どうぞ お入りください。
緑の芝生と オブジェの数々 広い空間 空気が澄んでいた。ここで しばらく 呼吸をしよう。

水の音がしきりに。流れているのは湧水 それとも 瀧
人工的かと思ったが 次の瞬間 感動モードに入った。

何と 自然の苔むした 森林がそこにあった・・・
「これは 凄い~」 何ともいえない 緑の匂い 自然園だった。うまく調和している。

嗅覚がよいとされている(笑)

つい先日 画家の先生に「貴方は 随分 嗅覚がいいのね (勘がいいのね。)」

「は~ 他の事 考えないようにして 集中するんです そうすると 大切なものだけが 手のひらに残っているんです」
「調和しないものを一旦手放しても 大事なものは残るんです」先生は ほっこり笑っていた。

「縁を大切にしたいんです。お話しできたことは偶然じゃない。また、先生の展覧会 よせてください」と話した。

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目の当たりにした時 凄くいい匂いが 感動モード。苔 シダ 岩 林 ・・・
人が水にふれると 息をふきかえすような そんな感覚だった・・・素晴らしい自然。

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こんな素敵なところ「芸術」この後 北八ヶ岳 ロープウェイで 北横岳に向けて 出発。
霧ヶ峰 車山高原もみられる いい一日であってほしい。そう願っていた。


「リラ・クラシック」2016.8.20(土)6:30【再】2016.8.21(日)8:00 リスト vol.7


リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。ネットラジオ(PC) http://csra.fm/asx/hasimoto.asx スマホ タブレットはアプリ(TuneIn Radio)。 設定 http://816.fm/?page_id=71

【曲予定】 リスト 演奏会用練習曲 「ため息」
ピアノ協奏曲第1番 交響詩「レ・プレリュード」
巡礼の年 「イタリア」より ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」
※ ショパン 子犬のワルツ 中村紘子
パガニーニによる超絶技巧練習曲 第3番変イ短調 「ラ・カンパネラ」をさらに難しくした曲 かつて4名しかレコーディングを遺していない。

「ダンテを読んで」 13~14世紀に 詩人 ダンテが「神曲」を発表した叙事詩 3部にわかれており 地獄編 煉獄編 天国編 であり 「ダンテソナタ」は、ダンテの「神曲」から霊感を得て作曲。リストと同時代のギュスターヴ・ドレが 「神曲」の挿入画をあらわした。

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ダンテの神曲 天国編 画 ギュスターヴ・ドレ

Liszt, Piano Concerto No. 1 Martha Argerich, von Dohnanyi 1981 アルゲリッチ 余裕の演奏


ピアニスト 蛮族 中村紘子 女史


ピアニストは精神力だけでなく体力を維持しなければならない 優雅に弾いているように見えても腕力が必要・・・という。「わたくしのような モミジのように小さな手でも 10本の指で ピアノが弾けるのよ」超難曲 ラフマニノフ3番を演奏した・・・
浜松国際ピアノアカデミーの音楽監督 世界のピアニストが来日 レクチャし 日本のピアニスト志望者を鼓舞した。浜松国際ピアノコンクール うかがっている一ファンとして・・・哀悼の誠を捧げます。

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追悼番組が放送されます。

BSプレミアム「クラシック倶楽部」
「中村紘子ピアノリサイタル」(2013年収録・アンコール放送)
8月1日(月)午前5:00~5:55

Eテレ「魂に響くピアノを ~中村紘子さんの残したもの」
8月7日(日)<土曜深夜> 午前0:00~1:30

http://www.nhk.or.jp/classic-blog/200/250037.html


フィリア美術館 オルガン 


南八ヶ岳 小淵沢 (山梨県北杜市)にある 美術館。緑のなかにあり テラスからは畑がのぞめ のどかで静かな時が過ぎていく。パイプオルガン リードオルガンが設置されている。

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パイプオルガン 草刈オルガン工房の製造 天井が高く 響きがよい。ここで 時々 コンサートが行われている。

 

女優 吉永小百合さんが ここで 原爆の詩を朗読された・・・(たしか NHK番組で放映)

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常設展示はケーテ・コルヴィッツとミエチスラフ・コシチェルニアク

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「ホロコースト」の関連本が 並べられていた。それは 第二次世界大戦 ドイツ ヒトラー政権下 ゲルマン民族優遇政策として ユダヤ人迫害 絶滅作戦 特にポーランドにいる ユダヤ人の大量殺戮 600万人以上。強制収容所に送り込み 強制労働 人体実験 性的暴力 至近距離からの銃殺 ガス室・・・

彼らは列車に運ばれ 収容所に着いた。そして 刺青を 全員 麻酔なしで 彫られた。
それは 一人ひとりに番号をつけたのだ。その後 裸になり 金属品等 身につけているものを全て没収され 働けるものと働けないものとに選別する。働けないものは 銃殺されてしまう。

本当にあった話。私は ポーランド周遊で オシフエンチウム(ドイツ語 アウシュヴィッツ)強制収容所を訪問した。その時の事がよみがえってきた。博物館では かばん メガネ 髪の毛 義足の数々をみた。ドイツでは 戦争でなく「政策をした」との見方をしている・・・

フィリア美術館では ホロコーストについて 本を紹介している。

この美術館では 「平和」というテーマ 一環した ポリシーが感じられ また 訪れたいと思った。

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瀬辺 佳子 彫刻展 「アジールの門」 彫刻家 15年におよぶ大作の展示。現在 「新制作会員」

元は ブロンズ彫刻が主であった ・・・この色 かたち 躍動感 ・・・
ご本人がいらして お話をうかがった。彫刻は 見る角度により 全く違ったものになる。多くの事を感じ取っていただければとの事。

元のデッサンを拝見させていただいたが その色あいは ミラクルそのもの。
フィリア美術館に ぴったりあうものだと感じた。

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山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3476−76

オフィシャルブログ http://www.philia-museum.jp/blog/


身曾岐神社 神池 「八ヶ岳薪能」


身曾岐神社 古神道の奥義「みそぎ」の行法並びに徳を伝える1985年創建

神道にも派があり 井上 正鉄 の流れをくむ。

南八ヶ岳に 能舞台 薪能 等 みそぎの考えを分けあたえているとされる・・・

静かな地に 能舞台 神池 御神鳥の鳥骨鶏 水拝殿 火拝殿 本殿

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山梨県北杜市小淵沢町上笹尾