渋温泉「めぐり湯」
渋温泉といえば、歴史の館「金具屋」と外湯めぐり
温泉街の石畳の風情あふれる情緒。「九湯めぐり」ができる。別府温泉に次いで2位。奈良時代、高僧の行基が全国行脚の際に発見したのが始まり。霊泉だと悟ると、薬師如来(やくしにょらい)像を彫り守護神として安置、行基が発見した源泉が「九番湯 大湯」。渋温泉には、外湯(共同浴場)が九つ。渋の湯の恵みを楽しむ。「巡浴祈願手拭い」のスタンプラリー、宿で販売されている。苦労を流し、厄除け、安産育児、不老長寿のご利益があるといわれている。最後に温泉街を見下ろす「渋高薬師」へ参詣し印受すれば満願成就。入浴時間 6時~22時
一番湯 初湯 効能:胃腸
二番湯 笹の湯 効能:湿疹
三番湯 綿の湯 効能:切り傷、おでき、子宝
四番湯 竹の湯 効能:痛風
五番湯 松の湯 効能:脊椎病
六番湯 目洗いの湯 効能:眼病
七番湯 七操の湯 効能:外傷性緒障害
八番湯 神明滝の湯 効能:婦人病
九番湯 渋大湯 効能:子宝、リュウマチ、神経痛
「ハプニング~草津白根山から志賀高原」
国道292号線《志賀草津道路》、草津白根山から万座三叉路、渋峠を経由し横手山、志賀高原におりてきた。草津白根山(2160m)は、「湯釜」見学禁止。2017年6月頃は見られたのに。エメラルドグリーンの目をひく光景。いつ解除されるのだろう。レストインや「弓池」の入口も施錠され閉鎖されている。このままだと建物がいたんで廃れてしまう。5年前は休日はレジャースポットだっただけに残念。たしかに硫化水素が多く見通しが悪い事もしょっちゅうある。夜間ゲートで通行止めをしている理由がわかる。
渋峠は標高2172m、国内の国道の最高地点の記念碑がたっている。八ヶ岳の麦草峠も標高が2120mある。車のタイヤの空気圧がふくれてしまう。車中にある、空きのペットボトルやパン(未開封)がパンパンにふくれていた。もっと凄いのが私設道路の国内最高地点で表富士周遊道路の富士宮五合目(2380m)や峠としての最高地点は大弛峠(2360m)がある。火山ガスの噴出する殺風景なところで陸の孤島のよう。昼間でも状態によって見通しが悪く運転しずらい。
万座三叉路からの万座方面は、冬期閉鎖となる。また、噴火レベルが上がると閉鎖になる。その時は、万座ハイウェイが最終的には通行できる道路として機能する(※通行時間帯、有料道路であることに注意)。横手山にはスカイゲートがあり、ハイキングもできる。このあたりは「雲海」がみられるスポットとして多くの写真家が訪れる。
志賀高原の四十八池は標高は1600m~2000mだが、紅葉が早いことで知られる。大沼池は、池なのにエメラルドグリーンの色をして神秘的である。そして「平床大噴泉」がある。轟轟と音をたてる源泉。硫黄泉が汲める。志賀高原の紅葉は特別だ。木戸池、蓮池など旭山は「黄葉」が多い。霧もよく出るので幻想的。
夕方、凄い光景に出逢う。猿の大群30頭ほど。志賀高原から渋温泉におりる道。まあ、このあたりは猿が出没する。地獄谷温泉に近い野猿公苑で猿が飼育されているからだ。地獄谷温泉の露天風呂は入ったことがある。しかし、この道路沿いにちょっと驚き。多分、餌を探しにおりてきているのでは。半野生で人間を怖がることはないと思う。車で轢いてしまったら大変なので停車した。この時間だからまだよかったのかな。子猿も3匹、1匹は親の背中につかまっていた。生まれて日が経っていない。猿も生きていくために餌を探す。近くにどんぐりの木がある。今はまだ雪が降らないが、志賀高原はスキー場もあるくらい豪雪地帯であるので、厳しい冬を越さなければならないから大変だ。その山里に「渋温泉」はある。
猿の大群、30頭ほど。
渋温泉の温泉街 浴衣姿の観光客が。
噴泉。源泉は、狭い集中した区域に分けている。温泉旅館はもちろん、九つの外湯にも配分。
効能がいろいろとあり、六番湯「目洗湯」
九番目の湯「大湯」 「結願(けちがん)の湯」でしめくくり成就させる。
歴史の宿「金具屋」木造四階建て数寄屋造りの「斎月楼」
夜の温泉街はまた格別だ。