Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

ドヴォルザーク/交響曲第7番ニ短調


プラハに滞在した時、ドヴォルザークの博物館に行った。チェコ語では、ドヴォジャークと言うのだ。今、「新世界より」を練習しているところだ。
24日(土)奈良市で大きなステージがある。それも「アコーディオン合同演奏」で100人、ピアノ コントラバス、ティンパニという編成。9番が今までと違う響きになってきた。
私は ある意味 勘違いしていたかも。ドヴォジャークの音楽は、多分「大地讃しょう」のように 自然を愛する。深さ 厳しさ それを音楽に託していると思う。

私の好きな 交響曲7番ニ短調は、全然違う。ブラームスの交響曲3番の1楽章を意識して 作曲されたのだから。

1楽章 憂鬱な序奏から始まる動機。悲劇的序曲の部分も活用されていると思う。終わりは、ブラ3番1楽章やメンデルスゾーンのスコットランドのように デミヌエンドで終わる。拍手を嫌ったものか。4楽章 謝肉祭のテーマで民族的なリズム。ラプソディ。圧倒的なコーダでこのような曲の終わり方はベートーヴェンとは違う響き。感動的である。

もしかすると この曲は マーラーの2番と関連があるかも。同じニ長調で書かれている。そして終わり方は、FFFの最強音の和音。同じような終わり方では。おすすめです。


モーツァルト/ソナタハ長調K330


アコーディオン用に編曲して 弾こうと思っている。

2楽章を弾くつもりである。3部形式 A-B-A’小春日和のザルツブルクの情景が浮かんでくる。
あたたかく やさしい気持ちがそこにある。が、ザルツブルクは 山間部で寒いところだ。しかも実際、モーツァルトは作曲直前 母を亡くしているのでる。
それだけに 中間部のMinorの部分は、深刻で哀しい。何か言いたいのだろうか、と思うが、嘆きになっていると思われる。
果たして どのように響くだろうか。

11月初旬、朝 気温は1度で寒かった。空気が澄んでいて、河の水も澄みわたってる。
河の畔で(京都では 鴨川の畔のようなところ)アコーディオンを弾いていたら 人が続々集まってくる。
「日本の方ですか」と声を掛けられ 英語でのコミュニケーションとなった。「ドイツ語話せないんです。だから 英語でお願い!ってね。」
ザルツブルクは、他地域からの労働者によって成り立つ世界的な観光都市なんだな。
出稼ぎでホテルで勤めている方に出会った。彼の兄弟は日本の新宿にいるとか。その後 手紙が届いた・・・

 

 

 


菜の花畑 演奏


日は、堺市役所 千の花広場(菜の花畑)にて 3ステージ演奏。
ちょっと 寒かったかな。
菜の花畑に 入日うすれ~ 「おぼろ月夜」「ふるさと」等、童謡 唱歌 他に ワルツ ポルカ シャンソン等を演奏。ありがとうございました。

わた菓子、抹茶のふるまい、てづくり盆栽(材料代はかかる)が無料、演奏の合間に抹茶をいただく。お点前は、桃山学院大学茶道部

お昼は、堺東駅前商店街にある 寄席もあるそば屋さん
店には 噺家さんの写真が たくさんあった。


イリーナ・メジューエワ


今度 3月21日(祝)14時~ イリーナ・メジューエワ(PF)ザ・シンフォニーホール。
ロシア人女性で、日本に拠点を置き10年目となった。レパートリーは、広く
ショパンを得意としているが、スクリャービン ドビューッシー等 どれを見ても
独自の解釈・間合に、はっとさせられる。歌舞伎鑑賞が趣味だとか。なるほど。

ショパンのCDは リリースされている。バラード4曲 舟歌 子守唄 を聴いた。
ショパンはリアリストであった。(事実 ポーランドから フランスに 出国して サロン音楽をたくさん書いた。一方 祖国を愛し ポーランド侵攻の際 革命のエチュード等 作曲している。激しい音楽を書いている。)とうとう 祖国には帰ることができなかった。ショパンのバラードは、起承転結があり、物語である。
ただ、きれいに弾くだけでは 生き生きしない。
序奏があり、主題がはじまる。展開され、主題が、波をうねらせる。コーダの前の 静けさ。そして コーダは、やるせなさを音楽的に爆発させ恐ろしいくらいである。
エンディングは、フィナーレに向かってACCELし、最高音から最低音に堕ちてゆく。そして どんな 激情を迸る音楽でも 節度がある。

私は そう解釈している。イリーナのバラード4番は ショパンのやるせなさを再現したのではなかろうか。素晴らしいと思う。

ピアノリサイタル行きたいなと思っていたが、用事が重なってなかなかいけなかった。コンサートホールは 聴衆の琴玉が集まったところで 崇高なロケーションだ。生演奏は、心を浄化してくれるので、本当に楽しみ。

2005-06-14 4140


「明日」


今日は、コーラスグループのコンサートのゲスト出演。アコーディオン4人 コントラバス ピアノによる うた伴奏と演奏。
曲は、「ねがい」「冬景色」「空よ」「翼をください」「ふるさと」が 伴奏。
和音を重ねたり、オブリガードをいれたりできるのが、グループのいいところ。
楽しめた。

アコ演奏のコーナーでは、アコーディオン音楽を聞いていただく。
マイクを持って 進行もつとめさせていただくので、緊張するが、逆に和らげる効果もある。ちょっと笑わせたり・・・ アットホームな雰囲気つくりをする。
200名以上の満員の観客は まちがいなく コーラスグループのお客さんだ。
「アコーディオン生演奏は久しぶりですか」と聞いてみた。70名くらいが挙手してくれた。

平原綾香の「明日」をピアノとアコーディオンで演奏する。この曲は、奥が深い。音楽に呼吸をさせ、いかに生き生きとさせるか。自分を磨いていけるよう ピアニストと練習を重ねたり、勉強して取り入れていく。これからも 弾いていくと思うし、もっと深められたらなと思う。他のアンサンブル「人生のメリーゴーランド」「シェルブールの雨傘」を演奏。

今回は 何だろう。いろいろな事が起こって・・・それによって得るものの大きい事。ふつう 起きないことが起きるのが キ・セ・キ だよ。


第6回 浜松国際ピアノコンクール 


第6回 浜松国際ピアノコンクール 本選 第1日目 3人の演奏曲目
ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番 ベートーヴェン ピアノ協奏曲3番 ラフマニノフ
ピアノ協奏曲3番 3人とも 個性があった。音色は やはり 違う。テクニックとは別物かどうか。それにしても 情熱的な演奏は、コンクールそのもの。がんばって弾くので こちらも 感動する。ピアニストという蛮族がいる。中村紘子さんの著書でもあるように ピアニストは アスリートだと。今回のピアノは ヤマハだった。
ちょっと残念なのが、ラフマニノフ3番3楽章のオーケストラが合わせられないのでは、と思った。明日 後半の演奏がある。日本人では15歳で江口門下の名古屋出身の北村トモキ君だ。すごいかも。ただ、予選プログラムの選曲ではラフマニノフを一切弾いていない。変わりに ドビュッシー、ラベル を弾いている。コンチェルト演奏では、ラベルの協奏曲を弾く。ジャズも好みらしいので どんな演奏か楽しみである。
私もいい音楽を聴いたので ぐっすり眠ることにし、明日からの練習に役立てようと思う。ベートーヴェンの3番もよかったなぁ。

今日は 朝から 浜松へ。 第6回 浜松国際ピアノコンクール 本選 を観覧するためだ。旧友ともあうため。思えば このコンクールが創設された時 浜松にいた。それからは 生涯 ご縁だと思っている。ここ浜松には 楽器博物館がある。
ピアノ中心でデータベースがたくさんある。最近は、他の楽器も増えてきてる。大衆的なサロンになっている。大音とかに博物館はあるが、一般的な楽器博物館はなかなかないと思う。ピアノがピアノになる前から 実物があるので 体感できる。
時間はあっという間だ。


古典楽器 2段鍵盤のハルモニウム


堺市にある 世界的に有名なピアノ修復師の山本宣夫さんのサロンで 「小林道夫」さんの演奏会があった。
小林氏は、チェンバロ奏者としても有名で 大阪芸大客員教授をされている。
今日のプログラムは、モーツァルトのソナタハ短調 シューベルトの即興曲等
修復されたシュタインのピアノは1820年製 木のフレームで 直線的に張弦されており、音がクリア。

驚きは 珍しい楽器「ハルモニウム」の演奏を聴けたこと。
アンコールで 小林氏が フランクのコラールを2段鍵盤のハルモニウムを演奏した。
思わず 手を合わせたくなるような 清澄された音楽だった。足踏みで強弱をつけられるそうだ。パイプオルガンと似た楽器だった。


ヒルズから危機管理センター


六本木ヒルズから 首相官邸 危機管理センターをのぞむ。
北朝鮮がミサイル発射訓練を行ったことに関連して 日本も警備を強化。
日本は、防衛力を強化するのか。(自衛権)
日米同盟 の意味とは。アメリカ 国連 の抑止力 とは。
北朝鮮は、アジアにとっては脅威となる。ミサイル1発が 誤って 犠牲を生むことになったら 中東と同じような 厳戒態勢が必要になる。

平和で自由 そして 無宗教 こんな国こそ、経済だけでなく 思想でも一歩先をいってるのだから 世界平和に貢献していると思う。


高知に巡礼


2日から 高知に 行ってきました。ルートは、2通りあるのだが。今回は、和歌山フェリーで徳島へ渡り、沿岸を走り、室戸岬へ。それから、安芸市、高知市へ。帰りは、山間部を通って 大歩危・小歩危 大杉村 池田 経由 徳島港 和歌山のルートです。走った距離は、400km。

この写真。恐れ多い。弘法大師の巨像である。室戸岬の程近くに 御厨人窟(みろくどう)という洞窟があり、青年時 真魚(まお=本名)が修行していた。記憶を司る 虚空蔵求聞持法 (こくうぞうぐもんじほう;虚空蔵菩薩=記憶の仏様)を唱えた。この洞窟から 空と海が見える=空海の称号を思いついたとか。

この洞の周辺。確かに、激しい波しぶき、風も強い。植物も育ちにくい環境だ。魚は、岩場なので そんなに取れないと思う。
洞窟の中は、結構広かった。水滴が滴り落ちる。
そして、寒くもなければ、暑くもない。風もない。不思議なところだ。

高野山、東寺、御厨人窟を3大聖地と呼ぶ。

徳島から 室戸岬へ 第24番霊場 最御崎寺(ほつみさきでら)でお参り、安芸市へ。安芸市は、阪神タイガースの球場があることで有名。鯉のぼりの山渡しが復活したらしい。他に 珍しいが、書道美術館がある。
書 は 自由な世界らしい。キーワードは、「水」「清」が多かった。安芸城址など見てまわり、高知市へ

高知市に入り、はりまや橋 路面電車 竜馬 キーワードがたくさん。橋本大二郎が大きくした。高知県である。
県立美術館がありますが、ここは、シャガール美術館としても有名である。ファンは一度ならずとも訪れるべきである。

ちなみに、「月夜の恋人」は、幻想的な絵で気に入って家にある。
今回は、ポエム(詩)から 全24点が 展示されていた。
他のシリーズ(たとえば「聖書」)は100点にのぼるため、一度に展示できないという
シャガールは、幻想的だと言われるけれど、実は、リアリストだったのかもしれない。ロバや、飛んでいる人、鳥、妻のこと。など、巡りめぐってることをそのまま描いているのだと。ユダヤ人が迫害を受けることへの 怒り、悲しみをも表しているという。ポエム(詩)を見ると、詩が添えられているので、絵が強烈に何かを訴えているように思える。

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六甲オリエンタルホテル「クリスマス・ディナー」


クリスマス演奏が終わった。課題がでている。この経験が生かされますように。

六甲山は雪が残っていた。標高900mだと 気候が全然違う。しかし、不思議だ。
吹雪になっても、ホテルからは 霞がとれて、夜景が見える。素敵で、言葉では表せない。(☆o☆)キラキラ 来年 神戸空港が開港するそうだ。

尼崎の献花台に。今年は4月に JR福知山線 尼崎で事件がおきた。
このクリスマスの遅く寒い夜に夜警が4人。丁寧な対応だった。
私は、お水を供えた。「どんなに苦しくて お水が欲しかったことか」とつぶやいた。夜警の人も 親身になってくれて 一緒に 泣いてくれた。
マンション周辺から レールを見ると確かに急なカーブだ。「危険だ」と思う。
人智を出し合って、二度と起きないようにしなくてはならない。

クリスマスイブに開催の「同志社メサイア」は、今回は、悲しみが極まっただろうと思う。多くの通学生に犠牲者や負傷者がでていたから。
光と影。私たちは 生かされているのだろうか、と思う。

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