Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

カーシャ「そばの粥」Кашу маслом не испортишь.


カーシャ「そばの粥」Кашу маслом не испортишь.

「そば」は世界中で食べられている。パスタの国のイタリアでは中部以南でデュラムセモリナの一大産地だが、北イタリアの山間部は蕎麦を食する。それは寒冷な気候と痩せた土地で小麦の栽培が難しいから。そして、パスタのはじまりは麺でなく粥からはじまった。日本では主に米と蕎麦が栽培されている。小麦は圧倒的に輸入に頼っているが、ウクライナなどの産地がダメージがあると生産もその影響を受ける。高温多湿を嫌うので本州では栽培が難しく北海道を中心としているが、近年の品種改良が行われ、本州でも強力粉関連の小麦が栽培されるようになった。日本は火山が多く酸性の土壌であるため水田にし微生物を増やし中性に近づけ米に適しやすいようにしてきた。米が栽培できないところには蕎麦が栽培されてきた。

日本では最近、ごはんよりパン、うどん、蕎麦、拉麺が代表的な食文化でうどんは製麺しやすい。一方、蕎麦はそのままではつなぎが難しい。平安時代、蕎麦を食する文化はなく、旱害の救荒食物だった。粒を粥にして食べていた。また蕎麦焼きとして食べていた。これは「戸隠そば博物館とんくるりん」で食べた事がある。五平餅の形で煎餅のような味がした。
「そば切り」とするのは江戸時代から。白米の脚気を防ぐ食材として知られた。蕎麦は山芋などのつなぎを混ぜて延ばし切ると麺状になる。産地では、将軍に献上し珍重されてきた。

Кашу маслом не испортишь.(カーシュゥ  マースラム ニ イスポルチッシュ)バターでお粥がダメになることはないという諺。(有益なものは多ければ多いほどよい)
これはロシアの発想。ポーランドでも蕎麦が食されている。ポーランド語はkaszaとする。

私は、うどんや拉麺派でなくそば派。「尾張屋」の辛めの出汁が美味で蕎麦を引き立てる。そば湯も注文する。蕎麦屋ではよく「かつ丼セット」を頼み、蕎麦の味を確かめる。
今回、信州の旅で戸隠を訪問。山口屋で戸隠そばの半生そば(新そば)と「蕎麦の粥」を買ってみた。半生そばは「年越しそば」として期待している。「蕎麦の粥」は素朴な味。出汁やわさび、ネギや七味、ショウガなどで風味も変わるだろう。味覚は五感で味わうもの。しかし、バターを載せる「禁断の食べ方」があったとは(笑)。それも雪印バターのような塩バターがよい。

これは、光永食品の「そばがゆ」。そばの香りが強烈で噛んで食べている。噛むと少量でも満腹感がある。しばらく「そばの粥」カーシャにありつけスリムになりそうだ。

 

 

カーシャ あちらの国では そば粥として食する。


クリスマス演奏23.12.17


クリスマス演奏23.12.17

定期的にうかがっている老健施設。今年のクリスマスは前回と明らかに違います。
新型コロナに怖れていた。スタッフ、入居者の一人でもかかったらおしまい。そんな状況だった。
5月の5類移行で少しづつおさまりつつある。しかし、インフルエンザが秋に流行するなど、違う傾向がみられる。
感染症対策は、まず免疫の低下を防ぐために。睡眠や食事、適度な運動などを見直す事から。

さて、マスクをするしないは任意だが、急に本格的な寒さがやってきたので予防の意味もあり、マスクをしている。
来年は、今年の状況からさらによくなる事を願って。アコーディオンとうたとエレクトーンを楽しみました。
施設長さん、スタッフの方、ありがとうございます。

 


2023.12.28(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.258


2023.12.28(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】白い冬 雪が降る プチ・パパ・ノエル ブエノスアイレスの冬 最初から今まで My Memory  お正月 冬の夜 一月一日 山のけむり 北酒場 津軽海峡冬景色

【コラム】2023年も残すところあと カウントダウンに入りました。一年をふりかえって。そして、お正月を有意義に迎えるために。

「御来光」を上空で迎える方法がある。

令和の御代の平安を。天皇家代々の唯一の菩提寺である御寺「泉涌寺」の「月輪陵」歴代天皇14代の墓などがここに。
泉涌寺仏殿の奥に「霊明殿」があり38代天智天皇と49代光仁天皇から124代昭和天皇に至るまでの歴代の天皇・皇后の御尊碑が安置。
歳神様を迎えるためにもご先祖に静かに手を合わせる・・・


「リラ・クラシック」2023.12.30(土)7:00 vol.124


2023/12/30(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125「合唱つき」
シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲 シュトラウス1世/「 ラデツキー行進曲」

【コラム】年末年始にちなむ曲をお届けします。年末はジルヴェスターコンサートでカウントダウンし、新年を迎えるのもよし、
お気に入りの音楽を気ままにかけてゆったりと過ごすのもよい。お正月らしくしたいですね。

 

来年はもっと多くのコンサートが開催されますように。


「リラ・クラシック」2023.12.16(土)7:00「クリスマス特集」vol.123


2023/12/16(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)で視聴可】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【曲予定】シューベルト/アヴェ・マリア(左手のピアノのための編曲版)モーツァルト/「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(まことのおからだ)
バッハ/マニフィカートニ長調、「クリスマスオラトリオ」から
ヘンデル/オラトリオ「メサイア」から「シンフォニア」「ハレルヤ」「ほふられた子羊こそは~アーメン」

【コラム】ヨーロッパでは「クリスマス」はキリストの降誕を祝う日だけでなく新年を祝う。来年こそは、もっと実りのある年であってほしいと誰もが願っている。平和が一番。

復活演奏でも第56回を迎える「全同志社メサイア」累計は優に60回を超えている。第1回は、100年前の1925年(大正15年)。大規模な合唱演奏は、1857年、ロンドンで行われた第1回万博博覧会で500人の楽団と2000人の合唱団によるメサイア演奏が行われていた。今日の「一万人の第九」の先駆けであった。


2023.12.14(木)13:00「おきがるタイム」FM816 vol.257


2023.12.14(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」シャンソン・昭和歌謡・アコーディオン FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオ(リアルタイム配信)アプリなしで視聴】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】メリークリスマスMr.ローレンス アメイジング・グレイス  We Wish you a Merry Chiristmas ファーストクリスマスイヴ Tears in Christmas Happy Xmas サイレントイヴ  いくつしみ深き ジングルベル White Christmas 雪の華 青い珊瑚礁 クリスマスイヴ

【コラム】2023年12月中旬に。年の瀬「よいお年を」はまだ早い感じがするが、あと2週間もすれば、令和5年が終わり、令和6年がはじまる。遅めの紅葉が時期で、温かい日が続いています。

 


クリスマス演奏2023.12.10


クリスマス演奏2023.12.10

本日は、クリスマス演奏でした。コロナ禍は、市からストップがかけられ開催したくてもできなかった。ここは、18年間、定期的にうかがっている老健施設。2004年12月、演奏活動をはじめた頃からの長い年月。久しぶりの所長さんと奥さん、お母さん。変わらずにおられよかったです。今日のクリスマス会を楽しみに、収容数いっぱいの人が集まってくれました。
歌ってくれるのはもちろん嬉しいが、口ずさむだけでもいいのです。アコーディオンに耳を傾けて眼をつぶる人もいていいのです。

先月のリハーサルの時よりはクリスマスらしくなったと思います。それにしても冬の日とは思えず温かいです。あと2週間でクリスマス&新年。師走の日に、クリスマス会の演奏を通し、一年の終いが来ている事を実感しました。来年もどうぞよいお年を!と言ってもまだ早いかな・・・

 


AAA第7回アコーディオン「ユニットコンサート」2023.10.29


AAA第7回アコーディオン「ユニットコンサート」2023.10.29
全関西アコーディオン協会は70年の歴史を持つアコーディオン会員相互の組織です。プロアマ問わずアコーディオンの技術向上と情報交流を目的とした団体で 関西を中心に全国各地に会員を有する。会員は100名(名誉会員含む)。現在の会長は杉村壽治、理事長は吉田親家、常任理事(事務局)は私。1月は新年会、4月は総会、懇親会、6月はビバ・アコーディオン、8月はビヤパーティー、10月はユニットコンサートを開催し年1回の機関誌を発行している。機関誌には、国民栄誉賞(歌手として美空ひばりに次ぐ)「藤山一郎」の復員の様子や、NHKのど自慢伴奏者でおなじみの横森良造の訪問記、田原俊彦の「ウィーン物語 ジェミニ・YとS」のアコーディオン記事(1982年)などが掲載されている。

「ユニットコンサート」は、アコーディオンとアコーディオン、またはアコーディオンと+αの楽器とのアンサンブルを楽しむ企画。コロナ禍で2年ほど中止されたが、2023年秋、第7回ユニットコンサートを開催した。会場は、2023年10月末で86年の歴史に幕を下す梅田新道「フェニックスタワー」の地下「アサヒスーパードライ梅田」の最後のイベント。圧倒的な存在感の160名収容のステージや中小の部屋など400名の収容を誇る老舗の「ビヤホール」で一時代を築きあげてきた。憂愁の美として会長の杉村壽治と理事長の吉田親家の「ビヤ樽ポルカ」による参加者のムカデ行進。終了間際まで繰り返され「いつ終わるんや」で笑いをさそい名残を惜しむ人で盛り上がった。ユニコンの8組のご出演の方、ありがとうございました。また、ウェルカムメロディの杉村壽治神戸教室にも感謝を。賛助出演はハーモニカの寺村安雄さん。ご来場の皆さんがAAAを支えてくださっている。会場が変わってもアコーディオン交流のイベントは定期的に開催します。私は映像スタッフとして関わった。

出演

《ウェルカムメロディ》 杉村壽治神戸教室 アコーディオン五重奏
1 おとんとおかん Acc. 田中幸男 Acc.二村郁子 Acc.芝房子
2 PiPPi Acc.佐藤りか Pf.西浦政枝 Fl.牛尾ゆかり
3 アルマトリオ Acc.杉村壽治 Acc.伊吹知江子 Fl.兵藤眞規子
4 YMO Acc.吉田親家 Acc.小野寺彩香 Acc.丸尾知子
5 461モンブラン Acc.森裕介 コンサーティナ 山下カナ
6 チームぞうさんセンセ Acc.たけしぃ― Gt.ハル
7 CHANPRU-CHAMBRE Acc.森健太郎 唱と三線 西山朝子
8 すすきのぶこ&Franco Acc.すずきのぶこ Gt.& Per.Franco
《賛助出演》 寺村安雄(Hmc.)& 佐藤りか(Pf.)

 

2023年10月末で幕を下す「アサヒスーパードライ梅田」ありがとう!アコーディオンイベントでたくさんお世話になりました。憂愁の美で「ビヤ樽ポルカ」がはじまると「ムカデ行進」がはじまり列の輪ができだんだん大きくなった。終了間際まで繰り返され「いつ終わるんや」の笑いをさそう。名残惜しいビアホールでの光景。来場された方は、多分忘れないだろう。素敵なコンサートでした。


落葉姫「小野郷」源氏物語


落葉姫「小野郷」源氏物語

北山三村「小野郷」は清滝川の上流で、平安京の調木地として賀茂別雷神社の神領であった。紅葉の名所「高雄」のさらに奥にある。4本の樹齢350年の巨樹「イチョウ」が次々に落葉する岩戸落葉神社。

平安時代の延喜式神名帳に列する。源氏物語第39帖「夕霧」の「落葉姫命」として登場。「山里のあはれをそふる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」並ぶ宮は、岩戸神社と落葉神社。

御祭神:天御衣織女稚姫神(あめのみそおりめわかひめのかみ)、弥都波能売神(みづはのめのかみ)、瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)。
摂社は御霊社(本殿右)落葉姫命(おちばひめのみこと)。

旧京北町(現在の京都市右京区)、旧周山町(現在の京都市右京区)を通る周山街道「西の鯖街道」沿いにある。京都は三方を山に囲まれた地で、日本海からの海の幸を運んだ道から。この日、かなり冷え込んだが、色づきが深く紅葉狩りには最適。

 

 


岩屋山志明院「空海」もののけ


岩屋山「金光峯寺」(きんこうほうじ)志明院(しみょういん)「空海」創建(829年)

志明院の山号「岩屋山」は標高500mに位置し洛北「雲ヶ畑」にある古刹。魑魅魍魎の棲める魔物の寺院。司馬遼太郎は「石楠花妖話(しゃくなげようわ)」を著し、宮崎駿監督に話した。それで映画「もののけ姫」の舞台となった。今年は司馬遼太郎生誕100年。本尊は「不動明王」淳和天皇の勅願により弘法大師の作。天長6年(829年)弘法大師が、淳和天皇(第53代天皇)の御叡願により創建。境内に『飛竜ノ滝』『護摩の岩屋』『根本中院』などがある。

御所から四里離れ、下界と隔絶した感がある。ところどころ集落があり、ホッとする。北山杉が生い茂る川沿いの道で横たわる木を何度もみかける。北大路駅からここまでバスが運行していて手前にバス停がある。1日2本。そこから入口までの3㎞は片道1車線で街灯のない心細い道が続く。静溢な果無で「どんつき」。桟敷ヶ岳(標高895m)への登山道がある。天上に続くと言ってもいい。

奥の「根本中院」は「岩屋清水」の前にお堂をつくるため高さ20mの鉄骨の舞台をどうやって組んだのか驚く。お堂へは急坂の段で登山のよう。「お滝」を横切る道の右手に険しい谷があり加茂川の源流だとわかるが倒木で荒れていてその先へは進めない。薬師如来の岩屋があるが、その奥の「鳴神岩屋」が立派でここで空海は行をされたのだと思う。

お寺と神社と日本庭園と洞窟と登山の精神修養の行場で、宇宙にいるような不思議な感じ。日本神話では、まず宇宙があり神があらわれたとある。今年は、映画「坂の上の雲」の背景「船越の頭」に登ったし、志明院にお参りできた。四季彩々が豊かなので又、来ようと思う。

 

寺務所の前で説明を受ける。山門から先は「写真撮影を控える」。足元の悪いところを気をつけて。植物は採る事なかれ。洞窟など傷をつけないで。1時間あればゆっくり廻れる。この日は、私が2日目、先日は20人ほどの団体さんが来られたという。googleの口コミには色々な事が書かれているが、実際は、加茂川の源流を1200年にわたって守ってきた自負が感じられ、それは誰もができる事ではない。お不動さんに守られているのを感じた。