Author: nishikunn

☆PCPAL代表取締役 日本アコーディオン協会理事 FMはしもとパーソナリティー  ピアノテクニシャン  なにわシャンソンコンクール審査員 市ボランティアサークル連絡協議会副会長 TOPページへnishikunnのページ

三本杉「瀧尾」弘法大師


三本杉「瀧尾」弘法大師

弘法大師が全国各地に行脚された「日光」で820年に創建したとされる瀧尾(たきのお)へ。神宮についで広い神域をもつ二荒山(ふたらさん)神社別宮の瀧尾神社。ご祭神は「田心姫命(たごりひめのみこと)」水の神様。「白糸の瀧」が流れる。

今でこそ、徳川家康の東照宮が有名だが、その元をつくった勝道上人(しょうどうしょうにん)(735-817)が766年開山。勝道上人は、役行者(634-701)以来、山岳修行の道を開いた一人。767年、最初の堂、四本龍寺(紫雲立寺 しうんりゅうじ)を築いた。これが二荒山神社の起源。現在の本宮神社(二荒山神社別宮)あたり、男体山の方角に祈っていると紫雲石から紫の4つの煙がたなびき男体山の方へ向かった事から。782年、男体山(日光山)登頂に成功、中禅寺湖を発見し、神宮寺(中禅寺=立木観音)を建てた。勝道と空海(774-835)は仲介人を通して知り合い、勝道は空海に託す。空海は、文集「勝道上人日光開山記」を記した。817年、83歳で遷化した。

瀧川が滔々と流れ、鬱蒼とした森の中で独特の湿気がある。しかし、なぜか温かみのある地。ここに来ると心が安堵する。空海がこの地にいた。恐るべき健脚である事は承知しているが、高野山から日光まで距離にして700㎞。簡単にここへ来ることはできないのだから、縁があるに違いない。御神木「三本杉」の生命にあやかりたい。

瀧尾道を輪王寺に向かい下ると開山堂【世界遺産】が。東照宮と比べ人がほとんどいない事に驚く。むしろここが拠り所になるのに。

四本龍寺、開山堂、勝道上人の墓、仏岩等と出逢う事は偶然でなく必然だったと思う。香車神社(三宮)、陰陽石、上人の墓で手を合わせた。なぜか、上人の弟子の三基の墓にパワーを感じた。そして「仏岩」にたどり着いた。元は、頭上に岩があり、そこに祀られていた。その岩は崩れ今は絶壁の窟にある六体の石像(梵天、帝釈天、四天王のうちの二体、不動明王)。風雪に打たれながら慈悲深い御顔。その中の奥にある地蔵様は特別な光を感じた。前回と同様に何かを感じ取り、じんわりと感動が滲み出た。
(ブログ友のamaさんが同じ事を感じられたので、何かあると思います。)

1200年の時空を超えた悠久の時を日光で体験できる事は、大変ありがたい事なのです。

「瀧尾」たきのお 実は、大雨で上流からの流木が滝つぼに溜まって汚れてしまった。とても残念に思う。

石碑。

左側に瀧川が流れ、鬱蒼とした森の中に運試しの鳥居が。石が穴を通れば願いが叶うそう。3回まででできるかどうか。

楼門。明治時代までは、力士像があったとか。

拝殿。

唐門の横に 良縁を願う「縁結びの笹」

「願い橋」自分の歳と同じだけ数えて渡ると願いがかなう。

最も神聖に感じられた御神木の三本杉の前にて。実は、左側に一本が横たわれています。

三本杉のすぐ西側に「稲荷神」が。弘法大師と稲荷は深い縁があります。

これは「子種石」。謂のある石だとわかる。

瀧尾道を輪王寺に向かって下がると開山堂【世界遺産】がある。

御本尊は、千手観音。

産の宮(さんのみや)別名「香車神社」

勝道上人の墓。

仏岩 左の青い岩は、青龍か。最もミステリーなゾーン。

 


勝道上人は、この仏岩の上に葬られたが、東照宮がつくられるときに移された。そして、現在は、開山堂の中にあるという。慈悲深い御姿。
言葉では表せないエネルギーがこの辺りから発せられている・・・

 


2021.8.26(木)13:00「おきがるタイム」vol.202


2021.8.26(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】去りゆく夏 わたしは青空 ヨイトマケの歌 夏の終わり 花火 まぶしくて夏の君 真夜中の太陽 椰子の実 夏だよ海だよ音頭だよ 虹色の湖 みずいろの手紙 東京ラプソディ

【コラム】2021年 夏の終わり 記録的な豪雨が。コロナ新株による感染者の増大、今、最大の自粛が求められます。【ステイホーム】コロナ禍で昨年、園芸店からわけてもらい育てた花が開花。花が根付くまで3-4年かかると言われた高山植物「ニッコウキスゲ」と「イワカガミ」が咲き、驚いています。ニッコウキスゲは、6-7月中旬に尾瀬は霧ヶ峰などの高山で咲く花です。また、イワカガミは4-6月に咲く花で、標高2000mのところでは7月に咲くが、8月に咲くことはまずありません。平地でも、環境を整え育てれば咲くんだなと感動です。

7月中旬の苗場山(2145m)大小1000の池塘と「お花畑」


【ステイホーム】ニッコウキスゲとイワカガミ・・・


【ステイホーム】ニッコウキスゲとイワカガミ・・・

コロナ禍、家で楽しめればと昨年、園芸店からわけてもらったニッコウキスゲとイワカガミ。高地でない庭で日向はよいが南と西が塀に囲まれていている。土壌に肥料は与えてないが、毎年、時下植えの紫蘭や酔仙翁(スイセンノウ)、紫陽花、ドクダミなどが咲いている。ニッコウキスゲは最初、4株を鉢植えしその後、時下植えにした。ツボミはあったが今年は無理かなって。花が根付くには3-4年かかるらしいので気長に待とうと。イワカガミは、1株で鉢植えしそのままに。葉は咲いていたが、夏の暑さで枯れて花は咲く気配すらなかった。このところ8月9日から連続の長雨。強い雨に降られ風に煽られ、普通なら萎えてしまう。今は、前線の南側に入り涼しい。気温が23℃でも季節感が違う感じ。

今年は梅雨入りが1か月早かったが、まさか秋雨が1か月早まるとは。しかも、明瞭な秋雨前線が1週間停滞するという。秋の雨はしとしとと穏やかに降るのだが、この酷暑の暖気なので激しい雨になってしまう。強い寒気と暖気に挟まれ「秋雨前線」が発生し、南側から湿った空気が流れ、風のぶつかるところでは線状降水帯が発生し、多量の水蒸気が上昇気流にのって雨雲が断続的に発生、記録的な大雨となった。「大気の川」は、今回は東西2000㎞におよぶ。内水氾濫、浸水被害、土砂災害などつらいニュースが。7月に起きた「熱海の土石流」は他人事ではない。2018年、梅雨末期の「平成30年7月豪雨」(死者263名)や2019年「令和2年7月豪雨」「台風19号」、数十年に一度の記録的な豪雨が毎年のごとく起きている。何かおかしい。人類の急激な増加と温暖化に驚嘆を鳴らしているのか。この豪雨を乗り越えられるよう願います。

今朝、なんとニッコウキスゲの花が一輪、黄色い鮮やかな花を咲かせてくれた。本来なら標高1500mの尾瀬をはじめ冷涼な地に大群落しているイメージだが、一輪、見事なもの。そして、イワカガミ(モドキ)の薄ピンクの花も咲いた。イワカガミは、高山植物と思われているが、低山帯にも見られる。コイワカガミ、イワカガミ、オオイワカガミなど多種多様の生態で花の色が白、薄桃色、紫に近い桃色など。葉は丸くギザギザで少し光沢のある感じ。ここから「イワカガミ」の名が付いたといわれているが。もしかすると、屈まないと花弁が見られない岩場に咲く花なのでイワカガミと付いたかもしれない。一つの茎に5つほどの花をつけるが花弁はうつむいている。標高1000m前後なら4月下旬から高山帯の2000m~2500mなら6月~7月咲き、8月は気温が高くまず咲くことがないので珍しいのでは。

しかし、不思議な事があるもんだ。

オリンピックが閉会し台風が通過したら天気が不安定になりこの有様。下旬からパラリンピックが開催予定。このような状況ではたして通常のオリンピックとは違う、パラリンピック選手のサポートが無事行えるのだろうか。夏の風物詩である花火大会、盆踊り大会などのイベントが2年連続、中止されているところも多いだろう。

新型コロナウィルス新株が過去最悪の感染状況で感染対策をより一層徹底することにある。ディスタンスは2m以上、滞在時間を今までの半分にできるようつとめなければ。


「リラ・クラシック」2021.8.21(土)7:00 夏に聴く音楽「北欧・ロシア」vol.86


2021/8/21(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

夏に聴く音楽「北欧・ロシア」~涼しげな音~

【曲予定】
グリーグ/ペール・ギュントより「朝」
グラズノフ/ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー/「金平糖の踊り」チェレスタの響き
シベリウス/「フィンランディア」

【コラム】2021年 令和3年 西日本は 1か月早く梅雨入りしましたが、お盆の時期に秋雨前線が活発になり、梅雨末期のような大雨に見舞われています。
どうぞ、御安全にください。自然に畏怖の念を抱きます・・・

 


「草津白根山」2160m「弓ヶ池」


「草津白根山」2160m 日本百名山で活火山の一つ。「湯釜」は、今回も見れなかったのでまたの時に。

気象庁は、草津白根山(白根山(湯釜付近))の噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)からレベル1(活火山であることに留意)へ引き下げた。
【入山規制】山頂火口の湯釜から半径500メートル以内の立ち入りが制限されている。

【志賀草津ルート(国道292号)の冬季閉鎖 2021年4月25日 午後1時 再開通】

冬期間閉鎖中の国道292号線 志賀草津高原ルートは、4月25日の午後1時に再開通した。午前8時から午後5時までの間、車輌通行が可能。
夜間(午後5時から翌朝午前8時)は、殺生ゲート~万座三叉路ゲート間 8.4㎞ が通行止め。自転車・オートバイ・オープンカーは通行不可。
※当日の火山活動の状態または天候次第で、急遽通行止め(再閉鎖)となる場合がある。防災無線アプリ等で最新情報を確認。

草津温泉から約5㎞で景色が一変する殺生河原(標高1539m)からワインディングロードでドライブに最適。観光客がよく訪れるが、天気が変わりやすくガスが出て見通しが悪くなることが多い。草津白根レストハウス第一駐車場が閉鎖。立ち入り禁止。人はほとんどいない。その反対側に「弓ヶ池」園地がある。

「弓ヶ池」は綺麗だった。鏡池で済んだ水で時期的にワタスゲ、モウセンゴケが群落していて美しい。
ここが好きなのは、地獄谷とお花畑の風景が道を挟んで同居する絶妙な景観だから。

自噴する火山ガス。もうもうと噴煙をあげている。爆発しているわけではないが、水蒸気噴火が時々起きているようだ。


湯釜へは、レストハウス駐車場からハイキングコースで行けたが、立ち入り規制で ここ何年も見れてない。
かなり広範囲での火山ガスが観測されている区域なので、異変に気づいたら避難する事。

「てんぐと かっぱと かみなりどん」弓ヶ池園地

モウセンゴケの群落が美しい。


八ヶ岳「蓼科山」2531m ビジンサマ


八ヶ岳「蓼科山」(たてしなやま)2531m 八ヶ岳を代表する山で、北八ヶ岳の独立峰。白樺湖や女神湖からみる蓼科山は雄大な裾野をひかえ「諏訪富士」と呼ばれる。八ヶ岳は、たくさんの御山という意味。夏沢峠を境に、北八ヶ岳と南八ヶ岳に分けられ、北部はなだらかな山稜で、南部は険しい岩稜帯。様子が全く違う。
主峰は、赤岳2899mで信仰の山。横岳2830m、阿弥陀岳2805mをはじめ、難易度の高い「ナイフリッジ」を超えなければならない。
登山口は、最短の七合目登山口(蓼科神社鳥居)または、大河原峠をはじめ6つあり、それぞれを楽しめる。人気の山だ。

【ルート】大河原峠(2093m)→ 赤谷分岐(2360m)→ 将軍平(2350m)→ 頂上(2531m)

標高差438m 約2時間20分 往復5.4km 将軍平からの急登で岩場が立ちはだかり「えっ、こんな急斜面登るの?」角度があり、大岩を這って進む感じ、見上げても頂上は見えず。岩場で鎖場・ロープがある。しかし、そんなに長くは続かない(40分)。最後のキツイところを登りきると、九十九折りに高度を上げて行き、あっさり蓼科山頂ヒュッテが見えた。山頂部は、かなり広い。気温13℃、頂上の標柱と蓼科神社奥宮が。草木が生えず、ゴロゴロした岩場で歩きにくい。何か無機質な感じがする。

午前中なのにガスが出て視界不良。天気予報が外れる。というのも、下界からの蓼科山は晴れているのに、登ると頂上だけは雲がかかっている事がよくある。
八ヶ岳でも標高2500mクラスともなると強風がふきあれ寒い。それは、天狗岳、硫黄岳、根石岳などもそう。厳しい自然の中にある事をうかがわせる。

伝説で「ビジンサマ」がいるとされる。山に住んでいて、これが通る日は人々は山仕事を休むという。

 

縞枯れ現象。白樺の樹林帯を進む。風の音だけが聞こえる。鳥や動物は少ないだろう。厳しい自然だ。

9合目 将軍平 蓼科山荘 標高2350m

山荘からすぐに急登がはじまる。「え~、攀じ登るの」

鎖場があり、なかなか高度感がある。足場に気を付けて。

かなり登って来た。ストックは使わない。トレッキングシューズが重要だ。ミドルカットを選んでよかった。

高度を上げてきたが、道半ば。森林限界で 風が涼しいというか 寒くなってきた。

北八ヶ岳の山岳地帯。緑が広がっている一方、天狗の露地「大きな岩場」が続く。テトラポットの無機質な並びのようなところを転落に気を付けながら
ひたすら一歩一歩跳びながら進む。岩の隙間には、ペットボトルやグローブなど落し物が見えるが取る事はできない。
ガスが出て天候不良だとマーキングが見えにくく遭難の恐れあり、必ず元の道に戻る事。
東天狗から黒百合ヒュッテまでの岩場は(間違って入る人が多く)往生しますよ。

山頂に着いた。ここで一休み。蓼科山頂ヒュッテ 標高2500mにある。気温13℃。

 

頂上付近は、平場で400mにわたって続くが、草木は育たず、ゴロゴロした岩場が無機質に続く。眺望だけが頼りだったが、またも天気が外れた。

 


2021.8.12(木)13:00「おきがるタイム」vol.201


2021.8.12(木)13:00「マコルネのおきがるタイム」FM816 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

【予定曲】花火 3代目JSOULBROTHERS ぶどうの季節 青い海 エル・クンバンチェロ ラ・クカラーチャ 柔 美空ひばり 長崎の鐘 藤山一郎
妻をめとらば 美しき天然 森繁久彌 湖畔の宿 高峰三枝子 ソーラン節 三橋美智也 さとうきび畑 森山良子

【コラム】残暑お見舞い申し上げます。コロナ禍の中の東京2020 しかし、夏の風物詩「花火大会」「盆踊り大会」イベント等、2年続けて中止になったものがあり、忘れられてしまうのが残念です。そして忘れてはならない「終戦の日」。最後の緊急事態宣言となるよう願うばかりです。

 

 


玉泉院丸庭園「ライトアップ」幻想空間


金沢城公園・玉泉院丸庭園「ライトアップ」幻想空間

平成27年(2015) 玉泉院丸庭園及び休憩所からみる 滝  植栽・景石 石垣群 池泉 など

玉泉院丸庭園は、加賀藩三代藩主「前田利常」による寛永11年(1634)の作庭を始まりとし、その後五代「綱紀」や十三代「斉泰」などの歴代の藩主により手を加えられた。「兼六園」に比べ、藩主の内庭として、城内に引かれた辰巳用水を水源とする池泉回遊式の大名庭園。滝と一体となった色紙短冊積石垣などの、石垣群を庭の構成要素とし独創的である。

この日はライトアップされていて 筝曲の邦楽が流れ 贅沢な空間を演出していた。夏の暑さを忘れる。

石川県政記念しいのき迎賓館


天空の楽園「苗場山」2145m


天空の楽園「苗場山」2145m 池塘(ちとう)の絶景。

長野県、新潟県の県境にある日本百名山。山麓の苗場スキー場は、日本有数のスキーリゾート。広い山頂は、4㎞四方に湿原が広がり釧路湿原や尾瀬、立山弥陀ヶ原(みだがはら)と並ぶ大小1000におよぶ池塘。梅雨明けにワタスゲの白、紺碧の空を映し出す。まさに天空の楽園。

登山口は、長野県栄村側の小赤沢(こあかさわ)三合目から。片道4.6㎞ 往復9.2㎞ 登り3時間40分 下り2時間40分
新潟県側の和田小屋からのルートもあるが時間が長い。ナビは、栄村「秋山郷」へ草津温泉、奥志賀高原側からのルートを表示せずに新潟県津南町経由の国道405号ルートを推奨してくる。この3桁国道405号は、国道といえども基本は片側1車線だが、道幅が狭いところがありアップダウンを繰り返す。長野県栄村の「秋山郷」に入ると小赤沢温泉を経て切明温泉が国道の終点で、それ以降は林道で狭い。

小赤沢登山口3合目から 登りは写真撮りながらなのでほぼ標準タイム。下りは、登り返しがなければ 水飲み以外は休憩しない。標準タイムより早く終点に到着。
3合目 1310m(次815mで30分) 登山道がしっかりしており、標柱がわかりやすい。次まで何mと表示されている。
4合目 1470m(次700mで20分)
5合目 1580m(次750mで25分)
6合目 1750m(次300mで15分) 3合目から6合目までに急な坂はないが、6合目の手前で初めて鎖場があらわれるが、角度が鋭くない。
6合目から8合目までに鎖場やロープ使用が6か所ありこれがなかなかだが、3点保持で登れば大丈夫。下りは足場に気をつけて。
7合目 1810m(次265mで30分) 距離は少ないが、急坂で角度の鋭い鎖場がある。
8合目 1940m(次552mで30分) キツかった坂が緩くなり少しすると平場に出る。突然広がる平原は4㎞平方で600ha。素晴らしい景観がそこに。
9合目 2000m(次1259mで40分)「坪場」と平原。苗場神社で参拝。雪渓を通過すると苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)が見えた。
ほどなく到着。そこから5分くらいで山頂の標柱に着く。てっぺんという感じはなく、周囲より少し一段高いところのイメージ(笑)。

三合目から四合目までは、標高差150m

六合目から七合目がカギ。鎖場が5か所ある。高度感は少ないが、特に下りの足場に気を付けて。

かなり長い鎖場で高度感があるが、クライミングとまではいかない。雨の時は、滑るから気を付けて。

八合目に到達。あと少しで坪場に出られる。

突然、平場に出る。果てしなく続く平原は4㎞四方。頂上はまだまだ先で見えない。

苗場山の池塘の景観。尾瀬や志賀高原より気に入ってしまった・・・。

九合目 ツボ場 2000m 頂上まで1259m

フワフワなワタスゲの白い花、そよ風。木道。山の緑、青い空。この時期でこの天気で出逢えた。そこにいる人は笑顔。
平原綾香の「夢の種」を口ずさむ。このワタスゲは何処へとんでゆくのか。憂いあり、かわいた涙がある。自然そのもの。

一節を

はるかなその綿毛 いまはもう見あげた空に 溶けて
ふりそそぐ日差しがこころまっすぐ導いてる
いとしい土のうるおいかわいたこころ満たす
あなたは私がいつか立ちどまる大地‥‥

ああ、風よ 私はもう迷わない
憂いの森にさよなら 笑顔で告げて
ああ、風よ、風 こころにいま映るのは
光る大地に育まれ 実を結ぶ 夢の 小さな花

小さな岩が無造作に並ぶ、自然が作り出した不思議。

雪渓を発見、涼しい。雪解け水は、とても冷たく気持ちいい。これが、泉をつくり池塘をつくる。

苗場神社 奥の院

祠がたくさんある。

頂上付近 苗場山頂ヒュッテ

苗場山山頂 周囲より一段高いところのイメージ

それにしてもどこまでも続く木道

イワイチョウ

チングルマの群生かな


「リラ・クラシック」2021.7.31(土)7:00 夏に聴く音楽 vol.85


2021/7/31(土)7:00「リラ・クラシック」は、クラシック音楽でリラックスする60分。第3週・第5週 パーソナリティ マコルネがお届けします。
【ネットラジオの視聴方法がPC スマートフォン タブレット共通に】https://www.jcbasimul.com/radio/1302/

夏に聴く音楽

【曲予定】夏の思い出 夏は来ぬ ヴィヴァルディ「四季」より ピアソラ「ブエノスアイレスの夏」
サン=サーンス「水族館」 ラヴェル「水の戯れ」

【コラム】夏本番を迎えました。暑中御見舞申し上げます。こまめな水分補給を。時節柄より一層ご自愛ください。

ピアソラ生誕100年の年 ブエノスアイレスの夏


「栂池自然園」標高1,900mの大自然


栂池自然園 つがいけしぜんえん 長野県北安曇郡小谷村(おたりむら)にある 栂池パノラマロープウェイ
自然園駅から 1周 5.5㎞ 3時間30分 展望湿原と雪渓 2021.7.18

小谷村へは、長野県白馬村側から または 新潟県糸魚川市側から入る。標高1900mの自然園「栂池」 絶景でゆったりするのもよし、トレッキングルートとして活用するのもよし、そして、栂池パノラマロープウェイでの企画がおすすめ。つがいけゴンドラ中間駅「イエティ内」では、恐竜ランド企画展が。

※長野県は、新型コロナウィルス第5波対策として、7月22日から8月22日までを「感染対策強化期間」としている。

【ルート】栂池ゴンドラ(栂池高原駅 839m-白樺駅-栂の森駅 1560m)乗換 栂池ロープウェイ(栂大門駅 1570m -自然園駅 1829m)→ 展望湿原(2020m)

栂池ヴィレッジ。碧い空。今日も晴れて暑い。栂池高原駅は、気温32℃。紫外線が強いので対策をしっかりする事。あと、虫対策。一気に1000m高度を上げる。
ゴンドラ「栂の森駅」に。標高1500mの高原、空気が清々しい。高山植物が目を楽しませてくれる。ロープウェイに乗るとガイドが面白い実のある話を。さすがだ。
白馬岳(しろうまだけ、はくばだけ)の事、昨年から白馬村では白馬岳(はくばだけ)と呼ぶようになった。小蓮華山は、山頂が崩れ標高が3m小さくなった。司馬遼太郎の「坂の上の雲」のテーマで登場している。自然園駅からは、白馬乗鞍岳、白馬大池方面へ3時間30分への登山道。ただ、天狗原で大きな岩場を通過する時、転落に注意。
(新潟県側、白馬岳蓮華温泉からのルートあり)

自然園入口にて 標高1800mに巨大なビジターセンター、栂池ヒュッテ、栂池山荘が印象的。白馬三山(白馬乗鞍岳、小蓮華山、白馬岳)がよく見える。
木道が多く歩きやすい。散策エリアとトレッキングエリアがあり、トレッキングエリアはそれなりに坂がある。ゆっくり歩こう。
高山植物は約60種類みられる。ワタスゲ、コバイケイソウ、イワカガミ、イワイチョウ、ニッコウキスゲ、アカモノ、チングルマ、キヌガサソウ、ミヤマキンバイ・・・

朝から日射が照り付ける。標高800mだが、昼間は平地と気温が変わらない。

ロープウェイ駅 自然園駅 標高1800m ここまでくると全然違う。

まず、この景観が素敵。

ワタスゲ湿原

コバイケイソウ

イワカガミ 涼しいからかまだ咲いている。

日向エリアから分岐で風穴エリアへ。涼しげな花が元気に咲いている。キヌガサソウ

風穴 1870m 岩の間に雪が残っている。涼しいはずだ。

風穴に氷柱が。氷を掴んでしばしの涼をとる。

 

遅まきながらのミズバショウが咲いていて驚いた。標高1600mの尾瀬では6月中旬に時期を過ぎているのに。風穴のおかげだね。

中間地点の楠川(くすかわ) 水飲み場で休息。

展望湿原方面へは、高度を上げるので 少々坂がキツイところがあるが、行きついたところで雪渓が待っていた。

展望湿原の休憩エリア。白馬三山が一番近く見えるところでもある。

ヤセ尾根 下り坂で風が気持ちよい。眼下にはエメラルドグリーンの池が。


霊峰「立山」3003mに立つ


霊峰「立山」3003m に立つ

立山は、台形の山々で 雄山 3003m  浄土山 2831m 別山 2880m を指す。古くは剣岳も含まれていたという。
雄山3003m 大汝山3015m 富士の折立2999m を立山本峰。中核は雄山で頂上には越中國一之宮 雄山神社 峰本社がある。

アクセスは、立山黒部アルペンルートを利用 立山駅 →(ロープウェイ)→ 美女平 → (高原バス)→ 立山室堂
ロープウェイは角度30度以上を7分で高度500mをあげる。高原バスは、標高1000mから2400mを約30分で運行するが、弥陀ヶ原、ソーメン滝(御赦免の滝)など名所で(車内から)ビュータイムが設定され観覧できる。停車駅で、弘法【期間限定】、弥陀ヶ原、天狗平で降車する場合は、すぐに乗車する便の予約が必要。
高さ4m~9mの壁「雪の大谷」は4月~6月中旬、ツアーが企画されていて「室堂」駅から観光できる。

立山雄山神社 御祭神 天手力雄神(あめのたぢからおのかみ)災難消滅家内安全の守護神と伊邪那岐神(いざなきのかみ)職業繁栄開運招福の守護神の二柱。

文武天皇の大宝元年(西暦七〇一年)第十二代景行天皇の後裔、越中の国司佐伯宿禰有若卿の嫡男有頼公が16歳の時、白鷹と黒熊に導かれ立山の玉殿岩窟において「我、濁世の衆生を救はんがため此の山に現はる。或は鷹となり、或は熊となり、汝をここに導きしは、この霊山を開かせんがためなり。」という立山両権現の霊示を受け、文武天皇の勅命により開山された。その立山を神山と仰ぎ、山麓芦峅寺に立山雄山神(立山大宮)、剣岳の刀尾神(立山若宮)の両権現を奉斎する根本中宮をはじめ壮大なる神社仏閣が建立され、岩峅寺にも社殿が建てられた。有頼公は出家して慈興と号し、立山座主として芦峅寺に居を定めた。
以来神仏習合の一大霊場として皇室をはじめ武将名門の崇敬を受け、元明天皇・後醍醐天皇の勅願所となり、また清和天皇の貞観五年・宇多天皇の寛平元年に叙位せられた。
平安期の後白河法皇御撰の『梁塵秘抄』には「験仏の尊きは先づ東の立山」と全国著名の霊場の冒頭に記され、また鎌倉時代の安居院編纂の『神道集』に「越中国一宮」、洞院公賢が著した『拾芥抄』に「雄山神社は新川郡葦峅寺にあり」と銘記されている。
鎌倉幕府が文治元年に諸堂を造営、室町幕府足利歴代将軍、越中守護代神保長誠公、佐々成政公等々、殊のほか深く崇敬し保護造営されてきた霊場も、天正十三年八月、富山城主佐々成政征討のため越中に軍を進めた豊臣秀吉により芦峅寺が悉く焼き払われた。秀吉が藤三蔵ら五名の近畿大名に送った文書が高野山に残され、『続群書類従』にも「至リ越後界ニ、立山、剣、祖母堂、廻シ人数ヲ」と載せられている。祖母堂(うばどう)とは芦峅寺のことである。前田利家公が加賀藩主となり、明治維新の廃仏毀釈・神仏判然令により中宮寺ウバ堂は廃止され、布橋も落ち、芦峅寺は廃墟と化した。根本中宮の境内と講堂が雄山神社中宮祈願殿として残り、明治6年に県社、昭和15年に国幣小社に列せられた。

【ルート】室堂(2450m)→10分→立山室堂→80分→一乃越山荘(2700m)→60分【三乃越(2800m)】→【四乃越(2968m)】→ 雄山3003m
標高差553m コースタイム 登り 2時間30分 下り 2時間

まずは、高山病の事。めまい、はきけ、頭痛、動悸などする場合は、高山病のおそれがある。1時間くらい同じ場所にとどまってから開始するとよい。なぜなら、標高2500mを超えると酸素量が平地の3分の2しかないので、体が酸素を十分とりこめなく酸素の分子量も減るので頭痛などの症状が出てしまう。
もうひとつは熱中症の事。標高が高くなれば風が冷たいが、紫外線は猛烈に強い。日焼けで皮膚呼吸ができないと水分不足に陥りやすく熱中症のリスクが高くなる。

7月後半、梅雨明けの快晴で早朝から照り返しがキツイ。すでに森林限界で、強い紫外線にさらされ、強風にあおられる。サングラスが役に立った。雪渓を通過するところが6か所もあった。例年だと1つで、これだけでも登山道の状態は変わっている。3つ目か、長い雪渓道で坂が急で何度か滑った。軽アイゼン必要かと思ったがそこまでは長くない。
一乃越山荘に着いたが、強風がものすごい。見上げると雄山のザレた登山道の先が上まで続いているが、山頂までは見えない。実は、崩落箇所があり、登山道が上下で一方通行になっている。ゆっくりでいいから登ろう。四の越を過ぎると、山頂が見えてきた。もうひと頑張り。着くとそこは平場だった。休憩所で談笑したり憩いの場。そして「峰本社」頂上へ。ここでは「正式参拝」する事で宮司がお祓いを行ってくれる。ここからみえる景色は最高。

帰りのバスでカーブがキツく吐き気がしてきた。水を飲んでくればよかったのだが、トイレが心配だったので十分とれない。高原バス、ロープウェイの車中は、マスク着用で飲食を控えるようにされている。空気が薄い上に、日焼けで皮膚呼吸ができない状態で、さらに車中でマスク着用はキツい。ロープウェイをおりてから、水をたくさん飲みアイスを食べてじっとしていると頭痛はなくなった。暑さには水分補給を忘れず気をつけて。

立山連峰の朝日 常願寺川沿いの道。ロープウェイの立山駅から美女平駅まで、美女平停留所から室堂バスターミナルまで高原バス。トータル6300円也。
高原バスは輸送のみではなく、ドライバーがガイドも兼ねてスポットで停車し、バスの中からではあるが撮影したり観覧できる。

立山室堂 2450m いきなりこの景色に思わず息をのむ。しかし頭が重いというか息苦しい。標高2500mだから高山病に注意。ここから雄山(3003m)へ2時間30分かけて登拝。標高差553m、一乃越(2700m)から山頂までは急登だった。紫外線がキツく、半日で真っ赤に日焼けし、体力が消耗した。

チングルマの群落

雪渓が6か所。ストックで氷を砕きながら。

今年は、いつもなら雪渓が1か所なのに、6か所残っている。地元の人も珍しいと言っていた。

1か所、長い雪渓で坂のキツイところが滑る。軽アイゼンあった方がよかったかな。

雪渓の深さ 5mはあるかな。

最後の雪渓を渡ってポイントの一ノ越山荘が見えてきた。距離が長く坂の角度もあり、何度も滑った。

一ノ越山荘(2700m)ここで休憩。雄山、浄土山への分岐でもある。ここまでは、なだらかな登り。斜面反対側が崖下で強風が吹き荒れ寒い。

浄土山方面。雄山方面へ少し登ってきたが、この高度感。一乃越から急登のザレた道を九十九折に登っていく。以前、崩落があったので、登山道を双方向でなく一方通行にしたのは正解。前穂高などの登山道の階段は双方向。狭いのは仕方がないが、人が多いと渋滞する。眼下から見上げると岩山のとんでもないところにあるように見えるが、一歩一歩ずつ。

雄山方面頂上は見えない。

山頂が少し見えたが、かなり角度がある。ザレた道で胸突八丁のごとく登りがいがある。

こんな岩場に咲いている花、生命力が凄いもんだ。

高度をあげ「三乃越」(2880m)

三乃越(2880m)の祠

四乃越(2968m)の祠

室堂平「立山曼荼羅」奥大日岳と大日岳。中央が「みくりが池」「雷鳥平」浄土絵図。隣に「血の池」と「地獄谷」。

山頂が見えてきた。

あと20m高度をあげる。

山頂の一等三角点(2991m)に着いた、絶景。黒部湖方面、後立山連峰。

雄山神社社務所があり、休憩所、売店がある。けっこう広い平場

山頂部はかなり広い。

健脚な方は、大汝山 別山 雷鳥沢で下りて室堂へ 周回ルートがある。

五乃越(2992m)の祠

 

雄山頂上に到達 標高3003m

立山最高峰 大汝山(3015m)へ登り返し20分 富士の折立山(2999m)を経て周回ルート

峯本社にて祈願。立山は暴風がいつも吹いている。帽子など飛ばされないように。そのため、このように瓦に石が積まれている。創建から1300年以上、
標高3000mは、非日常の世界。まさしく浄土の世。機会があれば、一乃越山荘に宿泊し、頂上から夕陽を見てみたい。
【立山アルペンロードの高原バスは、6時~16時の運行】

丸い石(常願寺川等の石)を拾って、登頂の際に「願掛け」をするそうだ。